カワサキチャンピオンヨーヨー(Kawasaki Champion Yo-Yo)とは、川崎重工業が販売するバイク用純正アクセサリーである。公式で本当にそう言っているのである。
川崎重工業が販売している木製ヨーヨー。
いわゆる競技ヨーヨーではなく、スリープに対応せず上げ下げしかできない。
また、バイクの純正アクセサリーなので、一般のヨーヨーショップやおもちゃ屋さんには売っておらず、バイクショップなどで販売されている。
「カワサキ・Ninja」などに使われているのと同じ色のウレタン塗装がなされており、表面はとてもなめらか。よく見ると塗装のデコボコや木目が見えるのがわかる程度。
側面には「21」と大書されたエンブレムが描かれているが、これは「カワサキ・Z1000R ローソンレプリカ」の由来となった、エディ・ローソンのゼッケンから。周りの月桂樹は、AMAスーパーバイク選手権のチャンピオンステッカーを元にしているようである。
内側はクリア塗装すらされていないためざらざらしており、「グラビティ・プル」をするとストリングが引っかかる。そのため上げ下げだけのヨーヨーとしても少し使い勝手が悪い。
価格は1800円と、おもちゃのヨーヨーしか知らなければ高価に見える。
競技ヨーヨーを知る目から見ても、「ヨメガ・ファイヤーボール」よりは安いが、上げ下げしかできないことを考えれば、同様の木製機種「ヨーヨーファクトリー・レジェンド」「ダンカン・トーナメント(復刻版)」などより少し高価なのは気になるところである。
とはいえ、かのNinjaと同じ色で美しい塗装がされているのだから、「レジェンド(1500円)」+塗装代+ブランド代と考えれば決して高くはないヨーヨーである。
バイクメーカーのヨーヨー業界参入は、バイク業界の側からは珍しいこととされ、奇異の目で見られたが、ヨーヨー界ではさほど突飛なことではない。
例えば、大手ヨーヨーショップのスピンギアは、レーシンググッズ販売店・レーシングギアを経営していた株式会社ディップスのスキルトイ部門としてスタートし、のちに独立したものである。また、ラジコンメーカーのチーム・ロッシや、扇風機メーカーの社長が始めたヨーヨージャム、歯医者が始めたトム・クーンというブランドもあるぐらいなので、回るものを扱っているならばあらゆる分野から参入する可能性がある。ピアノ屋がバイクを作るのと同じぐらいよくあることである。
カワサキからは、他にもベーゴマ、竹とんぼ、だるまや招き猫など、あのライムグリーンに染め上げられた純正アクセサリーが販売されている。バイクファンなら、スズキの聖杯などと同様、ぜひそろえたい1機。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/23(火) 18:00
最終更新:2025/12/23(火) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。