キャッスルヴァニアとは、
なお、「Castlevania」という名称は「Castle(城)」と「Transylvania」(トランシルヴァニア:ルーマニアの地名で小説『ドラキュラ(吸血鬼ドラキュラ)』の舞台)を組み合わせたものである。
2003年発売。シリーズ名を「キャッスルヴァニア」と改めた3作目であり、この第1次キャッスルヴァニアシリーズ(仮)最終作。
ジャンルは「MUCHI ACTION GAME」とされている。『悪魔城ドラキュラ黙示録』シリーズに続く2度目の3D悪魔城。
PS3のPS2アーカイブスでも購入可能。ただし『闇の呪印』(PS2)とのセーブデータ連動がPS3版ではできない。
11世紀末、ベルモンド家の先祖であるレオン・ベルモンドの戦いを描く3Dアクションゲーム。
ステージクリア型と探索型の中間のようなゲームで、『月下の夜想曲』のように複雑で広大なヴァルター城を探索するが、メトロイドのように新装備で移動範囲を広げていくのではなく、ロックマンのように好きな順番でステージを選ぶ方式を取っている。
『黙示録』と比べると戦闘の比重が大きく、落下死がなく、マップ機能があるがアドベンチャー要素は控えめになった(少しある)。カメラが不自由になっている。
武器はムチ(複数種類)とサブウェポンのみで、ムチのコンボとガードで地道に戦う場面が多い。経験値もないが、敵が落とすレアアイテムは多め。
パワーアップアイテムはあるが、成長幅も控えめ。メトロイドのように移動範囲を広げるアイテムもあるのだが、行けるようになる範囲は少なく、どれもゲームクリアに必須ではない。
全体的にストイックな雰囲気があるが、ボスを倒すと手に入るオーブでサブウェポンが超強化されるため、なんだかんだで派手である。
1094年、魔物が世に現れる中、吸血鬼ヴァルター・ベルンハルトに許嫁のサラをさらわれたレオン。
ヴァルターの支配する森に乗り込んだところ、リナルド・ガンドルフィーという錬金術師と出会い、魔物に有効な「錬金術の鞭」を授けられる。
あとはリナルドの協力を受けながら、ひたすらヴァルターの城を探索することになる。
ベルモンドと鞭、そしてドラキュラのルーツに迫る最重要エピソードなのだが、そのストーリー構成のバランスがちょっと悪い。
何をするにもまずリナルドから状況を説明され、リナルドから設定を聞かされ、リナルドの過去を聞かされ、とストーリーの大半がリナルドとレオンの会話で出来ている。
登場人物は多いのだが、ワンシーンしか出ないものも多く、ダンジョン内での会話は非常に少ない。終盤まで全く登場しない重要人物も複数。セリフでの設定の説明も多い。
しかし個々の会話シーン自体は長めで、キャラクターの掘り下げはよくできている。リナルド(柴田秀勝)とレオン(神奈延年)の熱演もあり、説明的な内容が多いのに聞いていて飽きさせない。
この配分のため、本作のストーリーが薄いという評価もあれば、優れたシナリオとの声も多いという二面性となって表れている。
非常にIGAらしさのあるシナリオなのは間違いない。
主人公。驚異的な強さの騎士だったが、教会の方針に従えず、爵位を捨てヴァルターの城に挑む。
剣は教会に返却したが、リナルドのくれた「錬金術の鞭」を完全に使いこなし、またリナルドの協力で魔導器も使えるようになった。
あと魔導器なしで最初から二段ジャンプできる。
ヴァルターの森に住まい、ヴァルターに挑戦する物好きに協力している錬金術師。このゲームのショップ店員でもある。
ゲーム冒頭から長セリフでレオンを圧倒してくるが、さらにゲームを進めると彼の過去が明かされていく。レオンよりも森の現状に詳しく、ストーリー上の存在は非常に重い。
リナルド登場シーン、すなわち本作のストーリーそのものなので注意。
2002年、GBA悪魔城2作目である『白夜の協奏曲』より、悪魔城ドラキュラは『キャッスルヴァニア』とシリーズ名を改めた。
こうして発売されたのが『白夜の協奏曲』『暁月の円舞曲』、そして『キャッスルヴァニア』の3作であった。
なおGBA1作目『悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン』はキャッスルヴァニアではない。
が、このブランド変更は従来のユーザーに名前を認識されにくくなったとのことで、失敗だったとみなされ、『蒼月の十字架』より悪魔城ドラキュラに戻る。これで『蒼月』は『暁月』の直接の続編なのにシリーズタイトルが変わることになった。
もっとも、このブランド復元も、売上等にどの程度影響したかは定かでない。
もともと過去にも「ドラキュラ伝説」「悪魔城伝説」「VAMPIRE KILLER」が存在しており、あまり重要ではなかった感じもする。
これ以降も日本展開『キャッスルヴァニア』は登場する。
2010年発売『キャッスルヴァニア ロードオブシャドウ』より二回目のキャッスルヴァニアが開始される。
本作は従来の悪魔城シリーズと完全にパラレルな内容であるため、日本版はブランド名を変えて区別する意図もあるかと推測される。
またゲーム内容もベルモンドのルーツ、名前しか出てこないのにやたら重要なリナルド・ガンドルフィとベルンハルト、カメラ固定のムチとガード主体のアクションと、パラレルながらPS2『キャッスルヴァニア』へのリスペクトが強めである。
ただしシリーズ3作目『ロードオブシャドウ2』で悪魔城ドラキュラに戻った。こちらはモロに「キャッスルヴァニア市」を舞台としているのだが、タイトルが戻っているのはゲーム内容に月下や蒼月などのリスペクトが強めなせいもあるかもしれない。
またパチスロ版は1の内容なのに「悪魔城ドラキュラ ロードオブシャドウ」である。
2017年よりNetflixで配信されているアニメシリーズの日本版タイトルがまさに『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』である。原題は単に『CASTLEVANIA』。
2018年、国内アーケードアーカイブスで『VS. キャッスルヴァニア』が配信されている。日本では未展開だったNES版の任天堂VSシステム移植版で、アーケード仕様のためファミコン版より難易度が上がっている。
掲示板
3 ななしのよっしん
2021/05/18(火) 14:21:30 ID: 4EmIROhFMM
4 ななしのよっしん
2022/07/30(土) 20:03:31 ID: naKZ3WI5hQ
>Transylvania(トランシルヴァニア:ルーマニアの地名で小説『ドラキュラ』のモデルとなったブラン城がある)
違います。
トランシルヴァニアは小説『ドラキュラ(吸血鬼ドラキュラ)』の舞台で、悪魔城ドラキュラの舞台でもあるけどブラン城については違う。
ブラン城はドラキュラの知名度が上がった後からモデルということになった城で、実際の城のモデルはイギリスにあるスレインズ城だと言われてる。
小説の記述しているトランシルヴァニアの城は実在しない
5 ななしのよっしん
2024/05/27(月) 23:43:02 ID: fxb3rNs59n
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最終更新:2025/03/14(金) 04:00
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