『悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン』はGBAの『悪魔城ドラキュラ』シリーズ第1作。
GBA本体同時発売ソフトでもある。そして『月下の夜想曲』に続く探索型ドラキュラ第2作。
通称として「月輪」「サークル」「CotM」が用いられている。
『月下』のスタイルを踏襲した、能力を強化しながら広大な悪魔城を探索するアクションRPG形式の作品。
ハード性能の差があるため表現で劣る部分はあるが、それを補うように月下から改善した点も多くある。
1作目にして、かなりの意欲作となっており、以降の探索シリーズにもいくつか影響が見える。
しかし、実は『月下』と開発部署が異なる。
月下に強く影響を受けながらも、ところどころノウハウが受け継がれていない感もある。
難易度も高めで、後発シリーズに比べて比較的ハードルの高めの作品。
なお、GBA第1作でありながらおそろしく音質が良い。この点では後発の『白夜』『暁月』、そして他社のGBA作品の数々を上回っている。
1830年、オーストリアの古城で吸血鬼カーミラの手によりドラキュラが復活した。
直ちにかけつけたのが10年前ドラキュラを封印したバンパイアキラーのモーリス・ボールドウィンと、弟子のヒューとネイサンであった。だが罠にかかったネイサンとヒューは地下に落とされてしまう。
ゲームシステム最大の特徴はDSS(デュアルセットアップシステム)。
城内で倒したモンスターがカードを落とすことがある。
ネイサンは「属性カード」と「動作カード」の2種類のカードを組み合わせることで、MPを消費する特殊能力を発動することができる。
属性カードと動作カードは各10種あり、コンプリートすれば10×10=100種類もの能力を習得できるのである。
効果もムチの強化、移動速度上昇、使い魔召喚などなど、後期の作品にも負けないバラエティ豊かなものが用意されている。
アルカードと違いネイサンの武器はムチで固定だが、このDSSでムチそのものを変形させることでバリエーションを増やすことに成功している。後のシリーズで猛威を振るう大剣(縦斬り)も既に登場している。
なお本作の最重要システムにもかかわらず、設定上このカードが何なのかゲーム内にも説明書にも全く説明がない。
モーリスが伝えた技術なのか、ネイサンが独自に編み出したものなのか、城にあったものを有効利用しているだけなのだろうか?
『月下』同様にアイテムが重要な作品だが、城内に設置されているのはシナリオ進行に必要な重要アイテムのみ、ショップも存在しない。
その他の回復アイテム、防具、そしてDSSのカードは全てザコ敵からランダムで入手する。
どの敵が何を落とすか、ヒントは一切ない。
特にカードを落とす敵は完全に決まっている。
簡単に手に入るものもあるが、かなり狭いエリアにしか出ない敵がランダムで落とすものもあり、全て見逃さずに入手するのは困難。
全部で100種もあるDSSだが、普通にやっているとラスボス到着時点で4×4=16種類くらいしか使えないなんてこともありえる。
またカードを入手しても、DSSの効果は実際に発動するまで「???」となっていて開示されない。
ムチが変化するDSSならムチを振った時点で判明するが、「特定の属性攻撃で回復する」だと実際にその攻撃を受けるまで発動しない。「コマンド入力する」とかは無理。※コマンド技があるというヒント自体は説明書に書いてある。
DSSは活用すると超強力なのでハードルを高めに設定しているのかもしれない。
だがこのゲーム、明らかにDSSをフル活用したほうが面白い。うまく集めてプレイしていきたいところだが…
ネタみたいな効果だが、反撃を受けない状況では無類の効果を発揮する。
だが必要なカードの入手はゲーム終盤で、ぶっちゃけラスボス(めちゃくちゃ強い)の打倒より難しい。
下記の2周目で解禁されるモードなら最初から使えるが…まともな1周目のプレイで使うことは不可能と言い切っていい。
だからホネイサンはバランスブレイカーとなるものではないし、使う機会も残っていない。
はずだったが、本作には持ってないカードのDSSを使えるバグがあり、また悪いことに別のワープバグ(ジャキンジャキンジャキン)と組み合わせると、「一方的に骨を投げる状況」がゲーム開始直後に簡単に作れてしまう。
バグの制御も難しくなく、手動でも余裕で可能である。
シリーズでは非常に珍しく、本作はベルモンドの名が一切登場しない。
年代だけ見ると月下の夜想曲の33年後であるが、ストーリー面での接点もない。
これについて、「開発中は年老いたリヒター・ベルモンドが登場する予定だったが、途中でモーリスに変更された」という情報があるのだが、典拠不明である。
年代設定の一致と、ネイサンの挙動がリヒターと似ていること、「ハンターのムチ」という謎の武器の由来が気になることなど、信憑性自体はある気がするが、現状ではソースのない話として扱うべきである。
コナミマガジン(かつてゲーム屋で配布されていたフリーペーパー)がソースであるという日本語での情報もあるが、そのコナミマガジンまで調査している海外サイトでこの件に一切言及がなかったことをここに記しておく。
『Castlevania Advance Collection』として、他作品とセットで各ハードに移植されている。上記不親切な部分を解消するアレンジがされており、説明書も完全収録。
もちろん開幕ホネイサンも可能。
WiiUのバーチャルコンソールにもラインナップ。こちらも説明書完全収録。
掲示板
19 ななしのよっしん
2024/10/04(金) 15:06:27 ID: VWGEWBqpiC
最近アドコレ版を通常モードでクリアしたが面白かったな
スレでも言われてるようにレアアイテム&カードドロップ粘るのがダルかったのとワープが少ないのは少々不便だったが
各エリアのボス部屋の後ろ辺りにも配置して欲しかった
カードのドロップ粘るために一番最初や機械搭のボスの部屋まで戻るの面倒だったし
それと地下墓地に出る地下保管庫の出口はスライディングで出る一方通行じゃなくてスイッチ押したら開く門とかにして戻れるようにして欲しかった
20 ななしのよっしん
2024/10/15(火) 00:27:48 ID: VWGEWBqpiC
今マジシャンモードで2週目やってるが
TASやRTAみたいに召喚技使ったホァイでドラキュラの部屋までワープしてホネイサンで第一形態倒してレベルアップ→倒したら第二形態には行かずに引き返して最初の穴にまた落ちて以降は通常通り
ってやると最初から高レベル&カード全部揃ってるから強くてニューゲームっぽくなってサクサク進めるな
21 ななしのよっしん
2025/07/07(月) 17:06:45 ID: lSocygvdmz
炎の鞭は至近距離で当てると威力がアップすることはあまり知られていないようだ
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最終更新:2025/12/10(水) 15:00
最終更新:2025/12/10(水) 15:00
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