クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714~1787)とは、クラシック音楽のうちバロック時代に属するオペラを中心とした作曲家である。
バイエルン・オーバープファルツのエラスバッハ出身だが、すぐにボヘミアに移る。ミラノでジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニに学び、イタリアでオペラ作曲家として認められ、続いてロンドンで活躍し、さらにドイツ各地で自作のオペラを上演してウィーンに定住した。
1755年からフランス語のオペラを手掛ける一方で、従来のオペラ・ブッファの様式を捨て、ドラマと音楽的表現の一致を目指す新しいオペラの創造に取り組み、1761年から台本家のカルツァビージとともにオペラ・セリアの改革に取り組んだ。要するに劇に直接関係ない装飾やコロラトゥーラを抑える、というものである。そこでパリに進出し1773年オペラ改革の宣言を発表、活躍の舞台をパリに移した。そのため彼のオペラにはウィーン版とパリ版の2種類が存在することも多い。その一方でこうした活動は、ニコロ・ピッチンニを師事するイタリア派との間に激しい対立を生み出した。
代表曲としては「オルフェオとエウリディーチェ」、「アルチェステ」などがあり、特に前者の「精霊の踊り」が有名である。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 11:00
最終更新:2025/12/10(水) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。