シュマリ 単語

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シュマリ

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シュマリとは、『ビッグコミック』にて1974年6月号から1976年4月号まで連載された手塚治虫マンガである。

概要

19世紀の未開の北海道舞台とする大ロマン漫画

連載はそこそこ長く続いたものの手塚作品の中ではマイナーな部類と言って差支えないだろう。

シュマリとは、アイヌ語の意味。

あらすじ

1869年 

北海道原野をさすらうシュマリという右手包帯を巻いた男がいた。

妻を間男に奪われたことでこの地へと渡ったシュマリは、その剛腕で敵を増やしながらも未開地を開拓してゆく。

登場キャラクター

シュマリ
主人公。妻を寝取られたことで東京から北海道に渡って来た強情で凄腕の野生児。粗野だが人を惹きつける何かを持つ。和人だがアイヌの族長からアイヌ語名前を授けられて以来、シュマリと名乗る。右手包帯を巻いているのは殺人衝動を抑えるため。五稜郭の軍用金を巡る騒動で大な金を得るが、後にそれが火種となる。

お妙
シュマリの寝取られた元女房。

太財峯
弥十と弥七の。妙と二つな跳ねっ返り。様々な苦悩の後シュマリの二番の妻となり、彼との間に子を設ける。

ポン・ション
アイヌ語で「小さなウンコ」と呼ばれる捨て子。赤ん坊のころからが大好き。わけあってシュマリと暮らすようになり彼をと慕う。

太財弥七
太財のクレバーな次男。太財の中では一出会った当初からシュマリを気に入っていた。後にが起こした炭鉱会社を継ぐ。裏主人公的な存在。

太財弥十
太財長男。気が短く愚鈍。シュマリに返り討ちにされたこともあり彼を逆恨みしている。

兵衛
シュマリが集治監で出会った、ならぬ殺気囚人天然理心流の使い手であり、人りとして恐れられていた。料理裁縫大工仕事など数多くの技を持つ有能。正体は新選組土方歳三だとされる。

みだれ
疫病神と恐れられる南部。実は日本脳炎っており数々のや人を不幸に追いやって来た。

本要
書記官の職に就く男爵。敬虔なキリスト教徒。亭を失くしてもなお災害に負けず懸命に生きるお妙に惹かれ彼女結婚する。基本的には物穏やかな紳士だが、アメリカへ留学していたころに受けた人種差別トラウマとなっており、時折り錯乱してしまうなどナイーブな一面も。西海で見聞を広めたこともあり、お妙が今まで出会った男達とはべようもないほどの教養の持ちだが同時にかなりの西洋かぶれ。

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