ジュゼッペ・タルティーニ(1692~1770)とは、18世紀に活躍したヴァイオリニスト、作曲家である。
「悪魔のトリル」、この一言でどのような人物か察しが付く人も多いかもしれない。
タルティーニの夢の中に出てきた悪魔が演奏した曲を、必死に書き起こそうとしたという伝説に彩られたあの曲である。タルティーニのヴァイオリン・ソナタにして、特に第3楽章のその超絶技巧っぷりからバロック時代の作品でありながらいまだなお一流のヴァイオリニストを目指すうえで登竜門と化している。『闇の末裔』や『黒執事』などのサウンド・トラックでトリルの部分だけでも聞き覚えのある人も多いだろう。
しかし決してこの「悪魔のトリル」1作だけが彼の残した業績ではない。重音奏法の開発や近代的運弓法を確立して多くの理論書を残し、ナルディーニをはじめとした弟子をとったりと、後進育成に力を入れた人物でもあるのだ。
彼の楽曲の多くはヴァイオリンが関わっており150曲に及ぶ協奏曲、100曲に及ぶソナタを残し、ドゥニアス番号によって管理されているが、ヴァイオリン以外の協奏曲なども作っているので、その辺もうちょっと触れてくれないかなあと思いもする。
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最終更新:2024/05/10(金) 08:00
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