『ゼルダの伝説 夢をみる島』(英:The Legend of Zelda: Link's Awakening)とは、任天堂から発売されたゲームボーイ用コンピュータゲームソフトである。略称は「夢をみる島」「夢島」(ゆめしま)など。
ちなみに、「夢を見る島」とタイトルを間違われやすいが、正式名称は「夢をみる島」である。検索などの際は注意されたし。
ゼルダの伝説 夢をみる島 | |
基本情報 | |
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ジャンル | アクションアドベンチャー |
対応機種 | ゲームボーイ ゲームボーイカラー ニンテンドー3DS(VC) Nintendo Switch |
開発元 | 任天堂 グレッゾ(Switch) |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 1993年6月6日(GB) 1998年12月12日(GBC) 2019年9月20日(Switch) |
価格 | Switch:5980円(税抜) |
対象年齢 | CERO:B |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
日本国内未発売のゲーム&ウォッチ版を除けば、携帯ゲーム機では初の「ゼルダの伝説シリーズ」である。日本では1993年6月6日に初代ゲームボーイ(白黒)用ソフトとして発売された。
さらに1998年12月12日に、ゲームボーイカラー対応の『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』が発売。後述。
そして2011年6月8日から、3DSのバーチャルコンソールで『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』がダウンロード配信されている。
2019年9月20日には、ニンテンドースイッチでリメイク版が発売される。
また、ゼルダの伝説シリーズではトワイライトプリンセスに次いでCERO:B認定された作品でもある。
物語の位置としては「神々のトライフォース」の直接の続編に当たり、シナリオは「神々~」の後日譚に当たる外伝的ストーリーとなっている。
ちなみにCMは、主人公(リンク)らゲームキャラクターの人形がゲーム内容を表す歌に合わせて踊る人形劇風のもの。
ゲームボーイカラー対応版であり、通常のゲームボーイでも一部要素に支障が出るがプレイ可能。
ゲーム内容はほとんど同じだが、カラーになった以外にも追加要素がいくつかある。
カラーならではの仕掛けのある追加ダンジョンの「ふくのダンジョン」。クリアすることで常時効果が出るアイテムが手に入る。
コホリント島の特定の行動や場所に行くことで写真を撮ってくれる写真屋さん。全部で12枚の写真があるが、2つパターンがある写真、時期限定の写真やアレをする必要がある。ゲームボーイ周辺機器のポケットプリンタがあれば印刷することも可能。(当然ながらVC版は対応していない)
ダンジョン内でヒントをくれる石版がフクロウの像に変化。対応アイテムが石版のかけらから石像のくちばしになった他、手に入る宝箱の位置が入れ替わっていたり、一部宝箱の中身が変化している。
他にもうるりら爺さんのヒントが増えたりバグの修正などの細かい変更点がある。
2019年2月14日のNintendo Directにて、本作のリメイクが発表された。2019年9月20日発売。
近年の主人公は右利きであることが多いが、今作はリメイク故か原作通り左利きである。
また、キャラクターのデザインが変更され、「風のタクト」のようなトゥーン調ともまた違った感じにデフォルメされている。
新要素としてオリジナルダンジョンを作成出来る「パネルダンジョン」も追加され、ニワトリの逆襲要素も健在。
主人公(リンク)は異国へ武者修業に出た帰りの船旅の途中、突然の嵐に巻き込まれて船が難破。やがて船は雷に打たれ、波に飲まれた主人公も気を失ってしまう。
深い闇の奥深く、ふと懐かしい声に導かれて目を覚ませば、そこは見知らぬ家の中。目の前には主人公の無事を喜ぶ"ゼルダ姫にとてもよく似た少女"、マリンの姿があった。どうやら海岸で倒れていた主人公を彼女が見つけ、父親であるタリンと一緒に家で介抱してくれたらしい。
マリンの話によると、流れ着いたこの島の名は「コホリント」。島の中央にある山の頂(いただき)には巨大な卵があり、その中には『風のさかな』という存在が眠っているという、不思議な言い伝えの残る島だという。
何はともあれ島を出る方法を探そうと、まずは無くした剣を探しに海岸まで向かう主人公。
するとそこに不思議なフクロウが現れ、謎めいた言葉を残して去っていく。
どうやら風のさかなを目覚めさせなければ、島からは出られないらしい。
主人公はフクロウの言葉を信じ、島の各所のダンジョンにあるという「セイレーンの楽器」を目指して冒険を開始するのであった。
この冒険が、後に重大な決断を迫られることになるとも知らずに・・・。
ゲームとしての評価は概ね高めで、「名作」「心に残った」という声も多い。
ネタバレ防止のため詳しい内容は伏せるが、特にクリアした、終盤まで進んだプレイヤーからは「他の作品とは決定的に違う」と高評価されることが多く、「実によくゼルダしてる」とも評されている。
外伝作品だけに主要キャラは出てこない(ゼルダの伝説なのにゼルダ姫が出ない。そのため、名前の小技もあって主人公を「ゼルダ」と思った人もけっこういたとか)が、その代わりキャラクターやシステム面に他作品のパロディがふんだんに散りばめられており、ゲーム中にはたくさんの小技やサブイベント、ギャグ要素などが盛り込まれている。
そして作中では楽器や歌がキーワードとなるなど、音楽がストーリーに深く関わってくるのも特徴の1つ。
(また余談だが画面スクロールを利用した良い意味で「面白いバグ」が存在しており、それを利用して"バグワールド探検"や"剣無しプレイ"などの特殊な冒険もできた。ただしバグなので無差別に利用すると即座に詰む可能性が高い)
ちなみに「神々のトライフォース」の続編なだけに、システムは前作の各所が強化されており、前作を遊んだプレイヤーはより遊びやすいシステムとなっている。
ストーリーやそれ以外の場所もよく作り込まれており、外伝でありながら前作を正当に進化させた作品と言える。
しかしゲーム自体としての難易度は少々高め。
死んで覚えるゲームのような面もあり、遊びやすいという人もいれば(「シリーズ内ではそこまで高い難易度ではない」との意見もある)、アクションや謎解きが苦手な人からは難しくてクリアできず、挫折してしまったという声もよく聞かれる。
フクロウなどからヒントやアドバイスはもらえるが、それを活かして答えや攻略法を導き出せるかどうかも結局はプレイヤー次第なので、思いつけず(辿りつけず)に諦めてしまった人も多いと思われる。
だが未だに「またやりたい」という声が多いのも事実であり、変わらずプレイヤーから根強い人気を得ている作品なのは確かだろう。
ゲームに存在するいろんな裏技や小ネタを、ネタバレしない程度にザックリ紹介。
その他、バグ技を含めるとかなりの数の裏技・小ネタが存在している。
剣探し | |
剣取得時 | |
メーベのむら | |
リチャードの別荘 | |
タルタル山脈 | |
かぜのさかな | |
マンボウのマンボ | |
ニワトリを持ち上げた時の効果音 | |
レベル1 テールのほらあな | |
レベル2 つぼのどうくつ | |
レベル3 カギのあなぐら | |
レベル4 アングラーのたきつぼ | |
アングラーのたきつぼ(demake) | |
レベル5 ナマズのおおぐち | |
レベル6 かおのしんでん | |
レベル7 オオワシのとう | |
レベル8 カメイワ | |
ふくのダンジョン |
掲示板
883 ななしのよっしん
2024/02/11(日) 12:53:19 ID: kMYctHsAv+
ラスボスが「我々こそが神なのだ!!」とか言ってくるの、後から見返したら強がりや虚勢にしか見えなくて悲しかった
884 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 08:56:11 ID: cdpQX+pHUq
カービィとかクリボーとかマムーとかリチャードとか、客演キャラを多く出せたのは夢だからって事なんだろうな
夢なら本来いないはずのキャラも出せるし
885 ななしのよっしん
2024/09/08(日) 23:18:06 ID: g4PPIhl0U4
中学時代にオオワシのダンジョンで詰み、更に紛失してクリアできてなかったが、ようやく雪辱を果たせた…。
今やっても、謎解きもアクションもかなりハイレベルでバランスの取れた神作だと思う。
ゼルダ初心者に安心してオススメできる一品
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最終更新:2024/12/22(日) 20:00
最終更新:2024/12/22(日) 20:00
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