コログ族

コログ族とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する種族である。

概要

森の島に生息する種族で生みの親でもあるデクの樹サマを慕っている。
樹皮のような体表を持ち体自体も小さい。手足や頭部の突起は枝のよう。
顔に付けた仮面のような木の葉が唯一の衣装であり、身につけている葉っぱにはそれぞれの個性がある。
とても軽いようでローターのようなデクの葉で海上を飛ぶこともできるようで、森の樹と呼ばれる特別な木のタネを大海原の島々に届けて自然を回復させる儀式を年に一度行なっている。
また、風のタクトで登場するマコレを含め10人のコログ族の名前は全員樹の名前から取られている。

実は時のオカリナに登場するコキリ族が海の世界に適応した姿である。ハイリア人の子供似の見た目から樹にも似た姿へと変化したため人々から恐れられているようである。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドにも登場する。
各地の変わった場所などに隠れており、隠れ場所を見つけたりちょっとしたお題をクリアすることで現れて、「コログのミ」という収集アイテムをくれる。コログの人数は広大なマップに見合うほどとんでもなく多く、その数900人。
これをボックリンという大きなコログに返すことで武器・盾・弓のポーチを大きくすることができる。なお、大きくするのに必要なミの数はポーチごとにどんどん増えていく。全てのポーチを最大まで拡張するには441人見つけるだけでよい。
見た目は風のタクトのコログとほとんど変わらず、風のタクトのマコレ以外のコログがつけていたものと同じ葉っぱのどれかを身につけている。

コログが隠れている場所、姿を現す条件は多岐にわたり、例としては以下のようなものがある。

• 山などの高いもののてっぺんや何かの下敷きなど変わった場所に置かれた石を持ち上げる
• [の]に似た模様の小さなブロックをお手本の通りに置く
• 触ると消える黄色い花を追いかける
• 正しい順に花に触れる
• 高いところから水草でできた輪にダイブ
• 地面を駆け回る光を追いかける
• 風ぐるまにの近くに現れる風船のような的や物陰から飛び出す木製のツボを弓矢で射抜く
  あるいは最初から隠れて置かれているそれらを壊す
• 葉っぱが描かれた切株のような台から特定の場所までタイムアタック
• 石のミステリーサークルを完成させる
• ゴルフのように大岩を転がして穴にはめる
• 氷を溶かす
• きれいに並んだ3本の木のフルーツの位置を揃える
• 石像にその場に合ったお供えをする
• 旗や針葉樹などの細長いものの先端など

とにかくゲーム的になにかしらの違和感を感じたら調べてみると隠れているコログが出てくるだろう。

風のタクトに登場するコログ達

コログ族の名前は全て木に関係している。木の名前ではあるが木材として使われているものも多い。その為、樹そのものはマイナーな植物もある。
なお、名前の由来と仮面の葉の形に関係はない。

• マコレ
  • ストーリーに大きく関わるコログ族。他のコログと比べてかなり丸っこい体型をしていて、禁断の森に落ちてしまったマコレをリンクが助けに行くことになる。
  • バイオリンを持っていて、儀式の際に伴奏者として演奏する。なお、体が小さいのでチェロのように弾く。
  • 後に風の賢者として覚醒し、リンクと共に風の神殿に挑む。その際にはマコレを操作することができ、デクの葉で飛んだり種を植えて木を生やしたりできる。
  • 名前はチェリーマホガニーやアフリカンチェリーとも呼ばれるアカテツ科の植物から。
• ニヤト
  • 薬を調合してくれるコログ族。横向きの枯葉を仮面にしている。他のコログ達が儀式の後に旅立っていっても森の島に残っている。全員が植樹に行くのではないらしい。
  • ボコババのタネを4つ渡すと青いクスリを作ってくれる。
  • 名前はアカテツ科の植物ニヤトーから。
• アルダ
  • 濃い緑でハート形の葉のコログ。儀式後はとび岩の島にいる。
  • 名前はカバノキ科ハンノキ属アルダーから。
• ウォルナ
  • アサガオなどのツル植物の葉のコログ。儀式後はダレの島にいる。
  • 名前は英語でクルミを表すWalnutからと思われる。
• エルム
  • まん丸の葉の仮面のコログ。儀式後は針岩にいる
  • 名前はニレ科の総称から。日本ではハルニレだけをさすこともある。
• オーク
  • 南国的な幅広の葉の仮面のコログ。儀式後は星島にいる。
  • 名前はブナ科コナラ属の楢、樫の総称。特にヨーロッパナラがオークと呼ばれる。
• セルチ
  • 紅く尖った葉のコログ。儀式後は東の妖精島にいる。
  • 名前はアサ科エノキ属の榎木の英語名Celtis sinensisから。
• バーチ
  • 長細い楕円の葉のコログ。儀式後はさめ島にいる。
  • 名前はカバノキ科カバノキ属の総称から。
• ラブラ
  • マコレが禁断の森に落ちたことを伝えてくるコログ。蝶のようなシルエットの葉の仮面をしていて、マコレと同じくいつも遅刻しているらしい。儀式後は魚の島にいる。
  • 名前は東南アジアのアカネ科の木から。カランパヤンとも。
• ラミン
  • カエデ科のような葉のコログ。儀式後は親子島にいる。
  • 名前はゴニスチラ科（ジンチョウゲ科）？の植物から。（樹の正確な情報求む。）

ブレス オブ ザ ワイルドに登場する主なコログ達

迷いの森のデクの樹サマの周辺を拠点にしており、森の中で話しかけられるコログには全員名前が付いている。森の外にいる隠れコログは「コログ」とだけ表示される。

• ボックリン
  • ゴロン並みの巨体を持つコログ。巨大すぎて葉っぱがお面の役割を果たしていない。なお巨大でも一般人にはそもそも見えないらしい。
  • カカリコ村付近で魔物に赤いマラカスを盗られて困っており、取り返すと「コログのミ」と交換で武器・盾、弓のポーチを大きくしてくれる。少しポーチを大きくした後は迷いの森に帰るために移動するが、リバーサイド馬宿で道に迷っているのでまたポーチを拡張すると道を思い出して、やっと迷いの森に移動する。
    ちなみにこの「コログのミ」は元々マラカスの中に入っていた物だが、正体はなにやら秘密があるようで…？
  • ポーチを大きくする時にハイテンションなダンスを披露してくれる。
    「イヤッハー！」テンテテンテ♪└( ´´U``)┘♪└(´´U`` )┘♪「ウ〜ッハ〜！」♫＼(´´U``)／ パーン「タン タララ ラ〜〜〜〜〜〜ン♪」
• スダジイ
  • コログの老人。イチョウの葉をお面にしている。
  • リンクを待ちすぎてキノコが生えてしまったじゃも。
  • 名前はそのままブナ科シイ属ののスダジイ。

ティアーズ オブ ザ キングダムにおけるコログ族

ブレスオブザワイルドの続編であるティアーズオブザキングダムでも続投。姿、役割そのままで各地に点在し、前作と同じく隠れ場所発見やお題のクリアにより「コログのミ」を貰う事が出来る。
数も前作から100人増えて、なんと1000人(！)。

そしてそのお題の一つとして「疲れて動けなくなったコログを友達の所に送り届ける」というものが存在する。無事に友達のコログの場所まで届ければコログのミを2つ貰える。コログの背負ったバッグはウルトラハンドで持ち上げたり何かにくっつけることができるので、様々な方法を駆使して友達のところまで運ぶのが普通の攻略法になる。

・・・しかしながら自由度がさらに上がった今作では、高難易度でわかりにくいお題を出すコログたちに対して溜まった鬱憤を晴らすように、「もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…」などと宣う怠惰なコログに対して拷問のような方法で運ぶか普通に虐待じみた行動をとるリンクが急増することとなった。（前作では岩の下にいたコログを見つけてそのまま岩を落とすぐらいしかなかった）

具体的には

• 空島からそのまま地上に突き落とす
• トロッコの先端に貼り付けて障害物に激突させる
• ロケットのゾナウギアに取り付けてそのまま発射する
• 十字架をつけた車を作成し、その十字架に磔にする
• 車を作成し、その車輪にコログを貼りつけて轢きながら運ぶ
• 各地からコログを集めてきてまとめて火あぶりにする
• ウマのハーネスに貼り付けてそのまま引きずり回す（なおこの方法は無駄のない真っ当な運び方の一つになる）

など枚挙に暇がなく、SNSでは「コロ虐」という言葉が流行した。なおこのような方法をとってもコログは何もダメージを負うことはなく、ペナルティもないので安心してほしい。

関連動画、関連静画

関連項目

• ゼルダの伝説
• ゼルダの伝説 風のタクト
• ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
• ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
• ゼルダの伝説関連項目一覧
• デクの樹サマ
• コキリ族
• もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…