ゼルダの伝説(ゼルダのでんせつ 英: The Legend of Zelda) とは、
任天堂から発売されているゲームシリーズのひとつで、頭をひねる謎解きや数々のアイテムを駆使したアクションが特徴。
1986年の第一作誕生以降数多くの新作が発売され、マリオシリーズと双璧を成す任天堂を代表する作品となっている。特に日本以上に欧米を中心に高い人気を誇り、北米ではアニメ化もされた。
ジャンルはメーカー公称「アクションアドベンチャー」となっているが、雑誌などでは「アクションRPG」にまとめられることも多い。さらに第1作の発売当時は「アクションRPG」という言葉が存在しなかったため、「RPG」として紹介されていた。それゆえ「アクションRPG」の元祖であり最大のヒット作という評価もされる。『ブレス オブ ザ ワイルド』では「オープンエアアドベンチャー」に変わっている。
初期作品はアクションがメインだったものの、『時のオカリナ』あたりから「ゼルダといえば謎解き」と言われるようになっていく。生みの親である任天堂の宮本茂曰く「マリオとゼルダは自分の中では同じもので、配分的にアクション重視がマリオ、謎解き重視がゼルダになっている」とのこと。
タイトルが『ゼルダの伝説』のためよく勘違いされるが、ゼルダというのは多くシリーズの物語の鍵を握る姫君の名前であり、主人公は緑色の服を着たリンクである。
基本的には任天堂企画制作本部(旧:任天堂情報開発本部)で開発されるが、一部の携帯機用外伝作品や移植作品ではカプコンなどの他社が開発を請け負うこともある。『4つの剣+』以降は、宮本から引き継いだ青沼英二が総合プロデューサーとしてほぼ全作品をまとめている。
2023年6月末時点の世界累計販売最多作品は、『ブレス オブ ザ ワイルド』の約3,234万本(Wii U・Switch合算)。2021年でシリーズ35周年を迎え、シリーズ世界累計販売本数は2023年3月末時点で約1億3,000万本。
2023年11月には実写映画化へ向けての計画が始動したとのアナウンス。出資の大半を任天堂が請け負い、配給はソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントが担当。
記事のある人物のみ記載。それぞれの人物の詳細は各記事を参照。
その他のキャラクターの記事などの項目はゼルダの伝説関連項目一覧の記事を参照。
これからゼルダをプレイしたいという方は、3Dゼルダの基盤となり、3Dアクションゲームにも影響を与えた『時のオカリナ』、リアルなキャラデザ・ダークな雰囲気が魅力で十数年シリーズ最高売上を誇った 『トワイライトプリンセス』、”ゼルダのアタリマエを見直す”というコンセプトで開発され数々の賞を受賞したオープンワールド『ブレス オブ ザ ワイルド』とその続編にあたる『ティアーズ オブ ザ キングダム』が特におすすめ。
2Dゼルダなら、Switchのリメイク作や3DSバーチャルコンソールで遊べる『夢をみる島』、先述の”ゼルダのアタリマエを見直す”コンセプトの先駆けとして開発された『神々のトライフォース2』がおすすめ。
ちなみにシリーズ全体をつなぐ時系列は一応存在しているが、シリーズ間の年月には長い隔たりがあり各作品が独立していると言ってよく、基本的に過去の年代の出来事が直接つながってくるようなことはほぼないため、どの作品からプレイしても特に支障はない。
例外的に初代と『リンクの冒険』、『神々のトライフォース』と『夢をみる島』、『時のオカリナ』と『ムジュラの仮面』、『風のタクト』と『夢幻の砂時計』、『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』 これらの各二作品のリンクは同一人物であり、後ろの作品は後日談にあたる。
サテラビュー作品はその性質ゆえ、現状プレイ手段が存在しない。
ハード | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
サテラビュー | BSゼルダの伝説 | 1995年8月 |
サテラビュー | BSゼルダの伝説 MAP2 | 1995年年末 |
サテラビュー | BSゼルダの伝説 古代の石盤 | 1997年4月 |
DS | もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド 公式 | 2006年9月2日 |
DS | チンクルのバルーンファイトDS (※景品用の非売品) | 2007年4月 |
Wii | リンクのボウガントレーニング 公式 | 2008年5月1日 |
DSiウェア | できすぎチンクルパック 公式 | 2009年6月24日 |
DS | いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 公式 | 2009年8月6日 |
WiiU | ゼルダ無双 公式 | 2014年8月14日 |
3DS | ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ 公式 | 2016年1月21日 |
Switch | ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX 公式 | 2018年3月22日 |
Switch | ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説 公式 | 2019年6月14日 |
Switch | ゼルダ無双 厄災の黙示録 公式 | 2020年11月20日 |
ハード | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
G&W | ZELDA | 1989年8月 |
CD-i(※) | Link : The Faces of Evils | 1993年10月10日 |
CD-i(※) | Zelda : The Wand of Gamelon | 1993年10月10日 |
CD-i(※) | Zelda's Adventure | 1994年6月5日 |
※CD-i用ゼルダ3部作はフィリップスが欧州限定販売した非任天堂製ゼルダであるが、あまりのクソさ故にバーチャルボーイが赤ん坊に見えるほどのどす黒さである。「糞々のトライフォース」という言葉がよく似合うこの3作は、もはや黒歴史を通り越して闇歴史と言うべきかもしれない…。
時の歌 | |
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時の歌 | |
ゼルダの伝説 | |
嵐の歌 | |
GB ゼルダの伝説 (夢をみる島 剣取得時) |
『スマブラX』では名作トライアルとして『ゼルダの伝説』(初代)と『時のオカリナ』が体験プレイでき、ニコニコ動画では森の神殿のRTAがある(スマブラ内で時間をカウントされており、時オカなら5分経つと自動で終了する)。
スマブラWiiUには「初代」と『リンクの冒険』の時限つき体験プレイが収録。
ゼルダの伝説シリーズは時系列ごとにつながりがある。詳細はゼルダ史の記事も参照。
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最終更新:2024/11/26(火) 02:00
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