トリプルアクセルとは、フィギュアスケートにおけるジャンプのひとつ。
前進滑走から片足で踏み切って跳び上がり、回転してから逆の足で後ろ向きに着氷する「アクセルジャンプ」の一種。空中で3回転した後に着氷するアクセルジャンプで、着氷時に半回転するアクセルジャンプの特性から「3回転半ジャンプ」とも言われる。
1978年の世界フィギュアスケート選手権(カナダ・オタワ)にて、ヴァーン・テイラー(カナダ)が世界で初めて成功させた。
ちなみに、「アクセル」はアクセルジャンプの考案者「アクセル・パウルゼン」(ノルウェー)が由来である。
アクセルジャンプはISUが認定する6種類のジャンプでは唯一の前方踏み切りで、他5種のジャンプより半回転多く回らねばならないことから、最も難易度が高いジャンプとされている。
ルール上、ショート・プログラムではダブルアクセルもしくはトリプルアクセルが必須要素とされ、フリー・スケーティングでも最低1回はアクセルジャンプを入れなければならない。
そのため、男子選手にとってトリプルアクセルは上位に食い込むための重要な鍵になる。
女子ではクワドラプルジャンプ(4回転ジャンプ)を飛べる選手が殆どいないことから、実質的に最高難易度のジャンプとなる。トリプルアクセルを公認試合で成功させた女子選手は数少なく、2018年2月15日現在までに世界でも8人しかいない。
1988年のNHK杯にて、伊藤みどりが女子選手として世界で初めてトリプルアクセルを成功。 世界初の成功者となったことから「トリプルアクセル」は伊藤みどりの代名詞となり、日本でも「トリプルアクセル」の知名度が一気に高まった。
さらに伊藤は1992年、アルベールビルオリンピックで五輪女子史上初のトリプルアクセルを成功させている。
2010年のバンクーバーオリンピックでは、浅田真央が1つの大会で女子最多となる計3回(SP1回、FS2回)のトリプルアクセルを成功させ、ギネス世界記録に認定された。
ペアでは2006年、トリノオリンピックで井上玲&ジョン・ボルドウィン組が史上初のスロートリプルアクセルを成功させている。
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最終更新:2024/12/11(水) 04:00
最終更新:2024/12/11(水) 03:00
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