ドロマイト(dolomite)とは無水炭酸塩鉱物の一つである。苦灰石。
化学式はCaMg(CO3)2で表される。フランスの鉱物学者デオダ・ド・ドロミュー(Déodat de Gratet de Dolomieu; 1750-1801)の名を取って付けられた。
地質学的に見るとドロマイトは炭酸塩岩の数割を占めているが、成因については部分的にしか解明されていない。
ドロマイトは食品素材としても用いられ、必須ミネラルであるカルシウム・マグネシウムをバランス良く含んでいる事から健康食品やサプリメントに使われている。
2009年6月にユネスコ世界自然遺産に登録されたドロミテ山塊(Dolomiti)は、ここから採取された岩石からドロマイトが発見されたことに因んで付けられた。但し同地の山々の全てがドロマイトを豊富に含んでいる訳ではなく、主に石灰岩や火成岩により構成されているものも多い。
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最終更新:2024/04/28(日) 02:00
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