マリアナ海溝から回収された文書 (Document Recovered From The Marianas Trench)とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』のFoundation Tales (財団Tales)のひとつである。なお、上記のパンくずリストは本記事を辿れるようにこの配置にしているが、実際にはとある問題を抱えている (後述)。
マリアナ海溝から回収された文書 - SCP財団,2022/07/25閲覧
2010年2月19日にDr Gearsによって執筆されたTale。財団世界においてしばしば描かれる世界の終わり (K-クラスシナリオ)を、一般人の視点から描く。
基本的に一般人が、誰かが読んでくれることを期待して備忘録的に綴った形式で書かれており、かつK-クラスシナリオの進行はかなり進んでしまっており、あちらこちらにバケモノやゾンビ、カルトが溢れてしまい、更に世界が途中で切り取られたかのように存在しなくなるなどどうにもならない状況のようである。そんななか、彼が助けた、『財団』で働いているという男が語る。奇妙なモノを探し出して、それをしまい込む仕事をしていたが、ある日それが一度に解き放たれてしまったのだ、という。GH-0"デッド・グリーンハウス"シナリオに陥ったために、上記のようなことが起きたのだ。
その男は、「再起動」せねばならない、と語り、人類を作り、世界を再生すると語る。文書の筆者はこれを隠し通すことなどできない、忘れる人などいないと指摘するのだが――。
最後は文書を蝋で固めて谷底に投げ込もうとするところで終わる。谷底はやがて、マリアナ海溝になったのだろう。
現在では多くの読者がSCP-2000を知った状態でこのTaleを読むことが多いため、このTaleにおける再生装置がSCP-2000であるとする解釈が一般的である。実際、SCP-2000の種々の特性は本Tale内の描写やその状況下を解決するのにはピッタリにも思える。
しかしSCP-2000が本Taleの事態に対処できるのは当たり前といえば当たり前で、そもそもSCP-2000が本Taleの後に執筆されたからである。SCP-2000は本Taleへのアンサーとして書かれているので、SCP-2000が都合のいい特性を有するのはいわば必然である。
故に、本Taleの中で描かれている再生装置がSCP-2000を指すかどうかは不明である。財団のエージェントが向かっている先もイエローストーンかどうかも不明である。書いていたDr Gears氏の頭の中にさえ、SCP-2000という概念が存在しなかったのだから。
また、登場する多くのバケモノなどに関しても、考察は行われているが、これらも本Taleで正解は示されていない (最も、文書の筆者は一般人であるため、正体などわかるはずもないのだが)。
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最終更新:2024/03/19(火) 13:00
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