クロスファイヤー(Crossfire)とは、ヨメガが販売するヨーヨーの名である。
2005年版と2010年版が存在するが、名前が同じだけで別物である。
どちらも、深刻なストリング機不足にあえぐヨメガが状況を打開すべく送り出したヨーヨーだが、反響今ひとつでしばらく迷走を続けることになった。
「ステルスレイダー」の退場以降、ヨメガストリングトリック機は全く売れない暗黒時代に突入していた。
「ヨメガ・エクソダス」はそこそこ評価されたものの、ダンカン・ヨーヨージャムの足下にも及ばない状態であった。
そんな中投入された、新機軸のヨーヨー。
ハブ部分とリム部分がゴム製の部品でつながっており、内側のゴム部分はそのままレスポンスシステムを兼ねる。
このことにより、ボディを掴むとクネクネ曲がるという奇妙な動きを見せる。
すなわち、うっかり踏んづけたとしても壊れにくいのだが、ヨーヨーにそこまで衝撃が加わることはほとんどなく、「だから何だ」と思われてしまった。
ベアリングサイズは、これまでのヨーヨーより大きいサイズの「サイズJ」ベアリングを使っている。
直径の割にトラピーズ有効幅が狭く、80gという超重量。
すなわち、ヨメガの悪い癖がここでも抜けきれず、性能面では問題ないのにものすごく使いづらいといういつもの評価で終わってしまった。
しかし、大きめのベアリングや、摩擦力低めのパッドレスポンスという新機軸を打ち出したヨーヨーでもある。
その後、直径とトラピーズ有効幅をスタンダードサイズにした「ヨメガ・ランサー」に交代することで、ひとまず「有効幅を狭くしがち」という癖からは脱却することになる。
「クロスファイヤー」は短命に終わるものの、「ランサー」「ランサーⅡ」は、「ヨメガ・ヨーモッズ」シリーズのリリースまでヨメガストリング機の主流であり続けた。
「ステルスレイダー」の退場以降、ヨメガストリングトリック機の暗黒時代はまだまだまだまだ続いていた。
この頃のヨメガストリング機は、「ヨーモッズ」シリーズのような組み替えて楽しいヨーヨーをリリースする路線になっており、脇を他社OEMで固めて品数を増やしていた。
本機は、「シンウー・テクノ2」のOEM。
元が安くて使いやすいヨーヨーとして評判であり、初心者用機種を求めていたヨメガと、米国市場を開拓したいシンウー(韓国のメーカー)はWin-Winの関係にある。
シンウーの常として精度に問題があり、ブレまくるが、初心者向けならさほど気にする必要はない。
性能は元の機種に準ずるが、パッドだけはスリムサイズに変更されている。
ハイパーヨーヨーとして再OEMされ、「フリーズワイバーン」となった。
ヨメガブランドで発売されているが、レスポンスパッドが「クロスファイヤー」ではなく「テクノ2」版のままになっている。
現在は、シンウーが事実上活動を終了しているため、本機も生産が終了している。
とはいえ、フリーズワイバーンはおもちゃ屋さんを回ればまだ買える。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 13:00
最終更新:2025/12/10(水) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。