ハブとは、
日本では琉球列島に住んでいる毒ヘビで、ハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、トカラハブ、外来種のタイワンハブが生息している。
全長100~200cmほどで、オスはメスより大きくなる。頭部は大きく、他のクサリヘビと同様に三角形をなし、眼と鼻の間にはピット器官がある。黄褐色の地に黒褐色の斑紋が入るが、体色や斑紋は地域ごとに差があり、島ごとに色彩形も知られる。
夜行性で、昼間は穴の中などで休むが、雨天や曇天のときには昼間に活動することがある。森林や草原、水辺や農地に生息し、地表や樹上にも活動する。主にクマネズミ属などの小型の哺乳類の他、鳥類、爬虫類、両生類などを食べる。また、アマミノクロウサギやヤンバルクイナなどの貴重な動物も襲うことがある。
とはいえ、農家にとっては作物を荒らす動物であるネズミを狩る存在であるため、非常に重要な存在でもある。
ハブのいる島といない島は1つおきになっている、という俗説は誤り。
毒はニホンマムシよりも弱いが、毒牙が大型で注入量が多い。成分は出血毒で、細胞を破壊して焼けるような痛みを与える。症状としては、患部の腫脹や疼痛、腫れることによる圧迫からの壊死や機能障害、血圧低下や下痢、意識障害などがある。血清もあるとはいえ、一度咬まれたことがある場合はアナフィラキシーショックを起こすこともある。
ハブを蒸留酒に漬け込んだのがハブ酒で、泡盛や芋焼酎、黒糖焼酎などにハブを漬け込んで作られている。薬酒の一種とされているが、科学的根拠はない。
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最終更新:2024/10/10(木) 08:00
最終更新:2024/10/10(木) 08:00
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