ヨーヨージャム・ハリケーンカマイタチ 単語

ハリケーンカマイタチ

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ハリケーンカマイタチ(Hurricane Kamaitachi)とは、ヨーヨージャムが販売していたヨーヨーの名である。

概要

2003年発売。
名称は当初「カマイタチ」の予定だったが、すでに商標登録されていたため、「ヨーヨージャムハリケーン」から名を取って「ハリケーンカマイタチ」としている。

史上一の外付け金属リム搭載ルーピングヨーヨー
外側のキャップ外周部に、アルミリムが組み込んである。

軸周りはBサイズベアリング+Oリング。これにより、改造で十分戻りのよいセッティングとなっている。
サイドキャップには着脱式のドームキャップが採用されている。

金属リムにより、従来のルーピングヨーヨーとはべものにならないスリープ力を誇る。
そのため、スリープトリックを多用したロングコンボに向く。
その代わり、回転速度が遅い。
2A部門速度が命なのでこれは致命的だが、ラップやタングラー練習には適している。
実戦でも、スリープ系を体とし、1トリックで大量得点を狙うフリースタイルであれば戦える。

江幡究はまさにそのようなスタイルプレイヤーだったため、本機の用者として有名だった。
彼以外では中級者に用者が多かったヨーヨーである。

しかし、金属リムの傾きにくいという性質は、ルーピングヨーヨーには邪魔だった。
ループでは、手元で一度ヨーヨー反転するためである。

そのため、プレイヤーが上達して行くにつれ、「ナイスペレイダー」か「サンセットトラジェクトリー」でいいという結論にならざるを得ず、生産終了となった。

後継機は、ヘヴィグラヴィティになった「ヨーヨージャムレリック」だが、これもまた別の理由で短命に終わった。

メンテナンス

用者だった江幡究より、「ストリングの先端にロウを塗ることで、当たりを柔らかくする」というメンテが提案された。
木製軸ヨーヨーではよく行われているものだが、ボールベアリング機でもある程度有効であることが示された。

独特な構造のためかキャップの組み付けが悪く、ヨーヨー同士ぶつかると外れることがあるので注意。
公式戦では、キャップが外れると5点(切断・分解)という痛い減点を取られる。

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最終更新:2025/12/08(月) 17:00

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