ロバート・エマーソン・ボブ・ルーカス・ジュニア

ロバート・ルーカス(1937〜2023)とはアメリカの経済学者である。フルネームはロバート・エマーソン・ルーカス・ジュニア(Robert Emerson Lucas Jr.)、通称ボブ・ルーカス("Bob" Lucas)。
新しい古典派（ニュークラシカル）。1995年ノーベル経済学賞受賞。シカゴ大学に約40年以上在籍していた。

概要

合理的期待仮説を発展・応用し、それによるマクロ経済分析を変質させ、経済政策に対する国民の理解を深めた人物である。

政府や中央銀行の経済政策は人々が政策効果に対する合理的期待を持って行動する為に必ずしも有効に機能せず、例えばインフレ許容策は雇用を維持する訳ではないと説いた。

さらにケインズ的な経済モデルは政策による人々の行動を考慮に入れていないために有効ではないとした（ルーカス批判）。

妻と離婚するとき「7年以内にルーカスがノーベル賞を取ったら賞金の半分を妻に与える」と約束し、ちょうど7年目に受賞。妻に賞金の半分（約5000万円）を与えたことでも有名。

2023年5月15日に死去。85歳だった。

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関連リンク

• ロバート・ルーカス氏死去　95年にノーベル経済学賞 (日本経済新聞, 2023年5月21日)
• Robert E. Lucas Jr., Nobel laureate and pioneering economist, 1937-2023 (シカゴ大学, 2023年5月16日)

関連項目

• 経済学
• 経済学者