些とは、すこしばかりという意味の漢字である。
漢字として
- 意味
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- 少しだけ、少しばかり、少ない、細かいこと、つまらないもの
- (呰と通じ)詠嘆を表す語末の助字
- 〔説文解字・巻二・新附〕には「語辭なり。楚辭に見ゆる」とあり、〔楚辞・招魂〕に助字としての用例がある。楚の方言かもしれない。些末、の意味は唐宋のころから用いられるようになった。
- 字形
- 此声の形声説、此+二の会意説がある。〔説文〕には「此に從ひ二に從ふ。其の義未詳」とある。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合シャ(漢音)、サ(慣用音)、2.の場合、サ(漢音)。訓読みは、いささか、すこし。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 些許・些些・些細・些事・些少・些須・些微
異体字
- 𡭟は、〔集韻〕に些と同じとある異体字。
- 𡭶は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 㱔は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
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最終更新:2023/12/09(土) 14:00
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