休憩とは、作業などの合間に入れる休みのことである。
休憩の過ごし方は人それぞれである。お茶を飲んだり、トイレに行ったり、食事をしたり、仮眠をとったり、スマホを見たり…といった形で、(法に反しなければ)何をしてもよい。ただし、その時間が終わるときには、仕事に戻らなければならない。
適切なタイミングで休憩を入れると作業効率が上がる。その「適切なタイミング」は人や状況によって異なるが、基本的に休憩時間をとらなければ作業効率は下がるので、長い作業の合間には休憩を当然入れるべきである。特に、長時間の車の運転など、人の命にかかわるものならば、休憩を必ず取った方がよい。
ただし、休憩が長すぎてもかえって効率を下げる。例えば、大正時代の日本ですでに通信作業を使った実験が行われている。その実験から、「通信作業は休憩割合の大なる方が比較的有効であるが、その割合には定限度ありて、之れ以上に過ぐる時は反つて能率を害するに至る」[1]という結論が導き出されている。
労働の場合、労働基準法第34条で休憩時間が定められている。労働時間が6時間~8時間の場合は45分以上、8時間以上の場合は1時間以上の休憩時間が与えられる。これらの基準はパートやアルバイトにも適用される。また、上司からの指示を待つ「手待時間」や、休憩時間中の電話応対・接客の時間、またはそのために待機する時間は休憩時間には含まれない。基本的に休憩時間外の業務に支障が出なければ、勤務地を離れて休憩しても問題ない。
ちなみにホテルに「休憩○時間 ××円」と書かれている場合があるが、休憩目的で利用しようとすると派手な内装の部屋で休憩することになる場合があるので注意。
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最終更新:2024/12/04(水) 02:00
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