千代田桜とは、漫画『まちカドまぞく』に登場する魔法少女である。
千代田桃の義理の姉であり、桃やミカンにとっての師匠にあたる存在。とある事情で現在は行方不明となっている。
魔法少女としての能力は作中でもトップクラス。魔力の操作が得意で、結界や呪いに干渉することもできる。極太レーザーを放つ大技「サクラメントキャノン」の使い手でもある。
「まぞくと魔法少女が一緒に暮らせる町」としてせいいき桜ヶ丘を整備し、町を守る活動をしていた。失踪後も彼女の施したシステムは町を守り続けているが、暗黒役所など一部の機能は綻びを見せている。彼女の世話になったまぞくや魔法少女は多いようで、作中でもミカンの呪いを薄めたり、白澤店長が喫茶あすらを開業するのを手伝ったりといった描写がある。
このように多くの人と親交があったように思われる彼女だが、中でもシャミ子と千代田桃の二人に関しては運命とかそういったものを超えるレベルで深い関係にある。
魔法少女として輝かしい実績を残している一方で、ズボラで大雑把な言動があったり、私有地に趣味で罠を仕掛けたりと多少お茶目な一面も見せている。
過去にせいいき桜ヶ丘を襲ったとされる謎の事件。具体的な内容は現時点では明らかになっていない(念のために言っておくと、例の魔法少女と桃が戦ったのはこの一件より後の話である)。
激しい戦いになることは桜も分かっていたらしく、事前に近隣のまぞくには2, 3日間の戸締まりと外出禁止を要請し、幼い桃も元の施設に避難させていた。
シャミ子の父ヨシュアとの共闘によって天災を抑えることには成功したようだが、その際にヨシュアを封印してしまい、魔力を失った桜自身もコアであるネコの姿と化してしまった。
そしてこの際、ヨシュアを封印したことであるものを大量に手に入れることになるのだが……
事件後しばらく経って桃が町に戻ってきた際には当時の関係者がほとんどいなくなってしまっていたようだが、これが天災によるものなのか別の要因によるものなのかは不明。
優子が一族の呪いを強く受け継いだため瀕死状態になっていたところ、事態を重く見たヨシュアによって相談を持ちかけられた。桜は一族の呪いに介入し、金運などを犠牲にして優子がギリギリ生きていける程度に運命のリソースをやりくりした(一ヵ月4万円生活の呪いはこれに由来する)。流石の桜でも古代の封印に抗うのは難しかったらしく、代償に魔力を大きく失ってしまう。魔力の低下により町を守るのが難しくなったと感じた桜は、ヨシュアと協力して町を守ることを選択。そんな中で上述の天災が起こる。
コア化した桜が向かったのは入院中の優子のもと。呪いを調整してもなお命の危機にあった優子のことを、自身のコアを優子に埋め込むことで魔力を補い、命を守ったのである。当時幼かったためかシャミ子は一連の出来事をほとんど覚えていなかったようだが、現在シャミ子が元気に生活できていられるのは他でもなく桜のおかげということになる。
その後はシャミ子からヘソクリと称して魔力を日々少しずつかすめとっており、一定量たまると夢の中でシャミ子と出会うことができる。初めて夢の中で会った際にはシャミ子の記憶の奥底から上述のコアを埋め込むシーンを見せ、桃と町を守るようシャミ子に願いを託して消え去った。
こういう経緯のためコアをシャミ子から取り出すのは現在は厳しいが、シャミ子が呪いを克服できるぐらい強くなった暁には取り出すことも不可能ではない、と桜は述べている。
もともと桃は孤児として施設で育っていたのだが、桃の魔法少女としての素質を見抜いた桜によって引き取られ、義理の姉妹として二人暮らしを始める。当初は人見知りしていた桃に気を使ってか色々なところに連れて行ってくれたらしい。
例の天災の直前に桜から戦力外と言われ施設に戻されてしまうが、その後桜を探すために町に戻ってきた。その際桃が「勝手に施設を抜け出したことがバレたら町の外までぶっとばされる」と言うあたり、割とバイオレンスな師弟関係だったようである。しかし、いくら探しても桜を見つけることができず、桃はシャミ子と出会うまで無気力状態が続いていた。
桜のコアの所在をシャミ子から聞かされた際には桜の居場所が分かって安心していた。そして町を守ってほしいという桜の約束を果たすべく、シャミ子と協力することを決意。二人の絆はより深まったのであった。
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以下に記すのはある大まぞくによって封じられた、桃の幼少期の記憶である。 単行本を6巻まで読んだ者にのみ、その記憶を授けよう。 ここから先で目にしたことは、桃にも、何人にも話すな。 ――約束できるか。 |
スイカ「かわいそうだったねぇ。これからは辛いことがないといいねぇ」
桜「……ねぇ君、名前は?」
メタ子「Як тебе звати?」
「Мене звуть Операція 27」
メタ子「……無いそうだ」
桜「じゃあ~『モモ』って名前で呼んでもいいかな」
「Мон-мо?」
上述したような施設で育てられていたところを桜に拾われたという桃の記憶は後に植え付けられた架空の記憶であり、実際に桃が桜と出会ったのはとある雪降る国での戦場という実におぞましい場面での出会いだった。
桃はシェルターの中でただ一人生き残っていたところを桜・メタ子・スイカに助けられ、桜とともに日本に連れて来られる。日本に来てからはせいいき桜ヶ丘で二人幸せに暮らしていた。
天災が目前に育ったとき、桜は桃を町の外へ逃がそうとするが、桜に対する愛着が強く育った桃はそれを拒否。桃には普通の人生を生きてほしいと願う桜はヨシュアに相談し、「桃が保護されるまでの記憶を上書きすること」「桃の桜に対する過度な愛着を消すこと」を要求。真実の愛の記憶を消すのが難しいことを理由に渋るヨシュアであったが、最終的に納得しまぞくの力で桃の記憶を操作。……そして、現在に至る。
ヨシュア「桃さん……ごめんなさい
新しい町で、僕が貴方から奪う桜さんとの思い出を塗り替えられるような
生きる理由になる素敵なだれかに出会えますように」
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掲示板
21 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 13:44:53 ID: oFal0rAXO9
アニメ2期見返しててふと気づいてしまったけど、過去の一連の事件、10年前のことだから
復活したとしてもう年齢的に魔法少女名乗るにはきつい歳だよね、この人…
まあ冬眠してるようなもんだし、身体はエーテル体だから
闇の眷属みたいに実年齢より若々しく見えるかもしれないけど
光の一族の巫女って、魔法「少女」と呼ばれてるけど
必ずしも辞典的な意味で少女である必要はないのだろうか
22 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 23:26:12 ID: uHJKTvImZN
誰何も魔法少女として出てくるし多分あまり年は関係ないのだろう
あっちはコアが割れてしまって魔法少女ですらなくなってしまった感もあるが…
23 ななしのよっしん
2025/01/22(水) 09:49:03 ID: XmOQmUWUZw
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最終更新:2025/04/10(木) 20:00
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