千代田桃とは、漫画およびTVアニメ「まちカドまぞく」に登場するキャラクターである。
シャミ子こと吉田優子と同じ桜ヶ丘高等学校に通っている魔法少女。なんでも6年前に世界を救ったらしい。
3月25日生まれのA型で左利き。好きなものは筋肉・有酸素運動・修行・猫・うどん・たまさくらちゃん。
物語の開始時点では長らく魔法少女としての活動をしていない状態であったが、ダンプカーに轢かれそうになったシャミ子を助けるため咄嗟に変身、片手でダンプを止め窮地を救う。
これを切っ掛けにシャミ子とは宿敵という間柄となり、多魔市を舞台に繰り広げられる様々な騒動に彼女と共に関わっていく事となった。
街での出来事を通して自身や周りの人物についての謎も明らかにされていく様になるのだが、それに伴いシャミ子との関係もまた……
基本的にはクールながらも真面目で面倒見の良い性格をしている。ロマンチストなシャミ子とは対照的に合理的な思考で動く事が多い。ただかつての魔法少女生活による世間擦れが故か、能力の様々な悪用法を思いついたり、勉強できるから学校の宿題を放っておいたりと、妙に狡っ辛い所がある。
上記の様な考え方のためか、癖の強い町の住人たちにはどちらかというと振り回されがち。ただ自分の好きな事(筋トレやたまさくらちゃんやシャミ子等)が関わると恐ろしくのめり込む性質であり、近しい人たちからはちょくちょくドン引きされている。
殊更コミュ障という訳ではないのだが、シャミ子とは生活環境やセンスの違いなどから会話でズレが生じる事が多々あり、地雷を踏み抜く場合もしばしば。また、話がややこしくなると肉体言語に訴える悪癖を持つ。
身体能力がズバ抜けているだけでなく学業においても成績優秀であり、更にはパソコン操作やお裁縫も得意など全体的に卒なくこなす器用な人物。
但し料理に関しては非常に不得手としており、彼女が卵を割れば怪物質が生まれ、手づから握ったおむすび(ピンク色をしたウニ)を食した者は自己防衛として己の記憶を封印するといった愉快な結果を残す事になる。そのせいか普段の食事も雑に済ましていたのだが、栄養バランスを危惧したシャミ子が通い妻宿敵として世話を焼き始めてからは充実した食生活を送れる様になった。「シャミ子?今日のご飯何?」
剛いもの堅いもの雄々しいもの。それは千代田桃が纏う筋肉の鎧である。
桃の趣味であり、最早ライフワークと化している修行によって鍛え上げられたそれは、握力測定器を振り切り50mを3秒で走破し鉱山車両用タイヤすら軽く持ち上げるなど、他の魔法少女からしてもドン引き驚愕するまでの領域に達している。
本人は「トレーニングは魔力を上げるため」「あくまで干渉するのは魔力で、気合と筋肉は補助的なもの」と頑なに弁明しているが、周囲からの疑念は絶えない。
トレーニング内容としては(見た目30kg以上の)ダンベルを使ったエクササイズや朝フル(朝からフルマラソン)といった基礎的なものから、柔道や詠春拳やカンフーといった格闘技を修めるまで多岐に渡る。
また自分だけでなく他者を鍛えるのも好みであるようで、作中ではシャミ子が自分自身を守れるよう鍛錬を施している。
基本的にはシャミ子の体調とスペックを慮ったメニューを課しているのだが、時たま限界の向こう側まで達しようとする事があり、その度にシャミ子はガン逃げする羽目に陥っている。
桃が魔法少女に変身した姿。ピンク色を基調としたフリフリでヒラヒラな如何にもな魔法少女らしいコスチュームになる。
この状態になるとただでさえ凄まじい身体能力が更に強化され、突進してきたダンプカーを片手で止めたり鉄の扉を容易くひしゃげさせたりする程の膂力を発揮できる様になる。物理少女の間違いでは?
力によるゴリ押しが主体であるのは本人も認める所であり、にわかには信じがたいがこれでも「魔法少女としては弱いほう」であるとの事。
実際には暴力以外にもフレッシュピーチハートシャワーというビーム的な攻撃や、ハートフルピーチモーフィングステッキというアイテムによって色んな職業の人に変身できるなど、魔法少女らしい能力も習得している。
変身状態はある程度調節できるようで、作中ではプチ変身(髪型とアクセが変わる程度)とでも言うべき状態を披露した事もあった。このフォームだと集中力が上がり、眠る必要もなくなるので便利らしい。
高1となった今では色々キツいと本人は感じ始めているのだが、小学校の頃は変身の際にクルッと回ったりウインクしたりと、それはもう魔法少女の鑑というべき可愛らしさであったそうな。
知己であるミカン曰く大天使だったとの事だが、桃にとってはその辺りも黒歴史になっており多くは語られないままである。
桃が闇堕ちし、シャミ子の眷属となった姿。別名闇堕ちフォーム。
ピンクピンクしたコスチュームから一転、黒ミニスカにハートをあしらった黒ニーソ、破れたマントを羽織り得物は黒い刀と、可愛らしさを残しつつもスマートかつスタイリッシュに纏まった装いへとチェンジした。あとお腹丸出し。頭の謎パーツは黒い球に蝙蝠の羽が生えたものになる。
この状態ではシャミ子と共に夢に潜り込む事が可能となっている。魔力・体力共にポンコツなシャミ子は夢の中でも妨害を受ける事が多いため、専らその露払いが役割。また、シャミ子と同様に相手を説得して意識を操作する事も一応可能である。
作中では一時的なもので完全に闇堕ちしきっている訳ではなく、肉体自体は魔法少女のまま光属性、しかし精神面は眷属になる事を受け入れてシャミ子にゾッコンでいるため闇属性と、両者を兼ね備えたダブル属性として存在している。つまりこの状態では光でも闇でも半分不自由な毎日を送る羽目になる(魔力リンク先が貧弱なシャミ子になるため弱体化、しかし肉体は魔力の不安定さで力加減ができず物を破壊)。
しかしシャミ子にとっては闇堕ちしてきた経緯に加え、驚異のダブル属性に腹出しとその尽くが琴線に触れまくっており、お腹をさすろうとしてきたりスカートをズリ下げようとしてきたりと珍しく別の意味で積極的になる。
後に桃がフレッシュピーチから新しいフォームに変更することになったが、その際にはしおんのアドバイスによりこのダークネスピーチを採用することになった。闇堕ち時のフォームを再現しているだけなので、頭の謎パーツは闇堕ちした時と異なり普段の桃と同じ形。
スマホゲーム『きららファンタジア』においてアニメ2期での登場に合わせて行われた「闇落ちしてきたキャンペーン」で、闇落ちフォームが原作衣装そのままに実装(属性も陽から月に)。
さらにこちらには進化版もあり、衣装はホットパンツに網タイツとロングブーツ、ハートをあしらった片マントと裏地にハートの腰マントになる、あとお腹は少ししか出ない。謎パーツはなくなり代わりに二本の角が生え、髪のポニーテールもロングになる。
後に桃がシャミ子に合わせたフォームに変更することになった際に、桃が自分で考えた機動力重視のコスチューム。紺色を基調としており、デタッチドスリーブで首からはマフラーが生えている。膝には保護パーツがあり、靴ではなくローラースケートを履いている。機動力重視と自称していたがそのスピードは本物で、魔力を推進力に変換することで500mを約10秒(約180km/h)で駆け抜けられるほど。
ミカンやリリスからはダサいと否定され(通称クソダサフォーム)、シャミ子からもローラースケートがちょっと違うと言われたためにお蔵入りになった…と思いきや、後に崩壊する結界からの脱出時にまさかの復活。唯一しおんからは好評で、分析によればローラースケートが摩擦係数を時にはマイナスにしていることで機動力を発揮しているらしい。
なお、このフォームに変身している状態だと謎の挿入歌が流れる。
ダメ出しを食らった上記のセカンドフォームの代わりに、リリスが考案したフォーム。
大火力の技の放出を重視し、排熱性能とスピードを優先。高いレベルでまとまったフォームである。
更にリミッターを解除した「デビル桃・第弐形態」になると、ヘソに刻んだハートフルタトゥーがゲーミングカラーに発光するらしい。
…と、性能面は申し分ないのだが、猫耳・猫シッポ・網タイツに申し訳程度の胸布、スレスレのエグいハイレグパンツに淫紋と危機管理フォーム以上に危険な格好であり、キレた桃は闇堕ちした。
曰く「あの格好で戦うくらいなら死を選ぶ」。
ニコニコ静画にもイラストがあるが、ここに載せるには少し憚られるレベル。
桃の飼い猫。CV(鳴き声)は七瀬彩夏。シャミ子の尻尾がお気に入りでよくガジガジしている。
実は光の一族の遣いが憑依した猫であり魔法少女の案内役、いわゆるマスコット的存在である。
昔はナビゲーターとして桃のアシストをしていたが、桃が長年やる気を失っていた事と、憑依先である猫が年寄りになってしまったため、現在はほぼただの猫として余生を過ごしている。
今でも機嫌が良いと「時は来た(CV:仲野裕)」という神託を渋イケボで授けてくれる……のだが、最近はボケも来ているのか言葉はコレしか口にせず、宅配の人や獣医さんにまで言いふらしているらしい。
とある理由でシャミ子が桃の夢に潜り込んだ時にも登場。
その際は可愛らしい猫の姿ではなく、36万5000の目が一と名乗る天使の衣を纏い頭だけが猫になった筋肉モリモリマッチョマンの変態(要はアニメOPの怪物大集合の中にいるアイツ)としてシャミ子の前に立ちふさがった。
その正体は契約の天使メタトロンの化身。この状態では光の使徒らしく荘厳で物々しい喋り方となる。またこの際、かつては桃の姉である千代田桜に仕えていた事が本人の口から語られた。
尚、あくまで動物に憑依しているという状態であるためか猫としての意識も存在はしており、何かメタ子の興味が惹かれる様な出来事が起こった場合(例:美味そうな虫の出現)はそちら側の意識に取って代わられてしまう様子。
桃の姉であり、かつて魔法少女としてせいいき桜ヶ丘を守護していた人物。現在失踪中。
厳密には義理の姉。桃は元々孤児であったのだが、魔法少女としての素質がある事が判明したため桜が引き取ったという経緯を持つ。
ミカンが言うには「奇麗で強くて大雑把」な人。結界や封印といった魔力干渉のスペシャリストであり、吉田家に結界を張ったのもミカンの呪いを緩和したのも彼女である。
また技術面のみに特化している訳ではなく、サクラメントキャノンという壁に大穴を開けるほどの技も使えるなど多彩な能力を持つ。どの辺りまでを指しているかは不明だが、作中においては「最強の魔法少女」と表されており、そのスペックは他の魔法少女と比べても特に抜きん出たものであった事が窺える。
同じく魔法少女となった桃と共に活動していたが、10年前に「天災みたいなの」が来るから気をつけてという言葉を残し消息を絶つ。姿を消した後も彼女が施した魔法の多くは今もせいいき桜ヶ丘で機能しており、桃とシャミ子は町のあちこちでその足跡を辿る事になる。
桃やシャミ子を始めとし、作中に登場する人物の殆どと根源レベルで関わりを持っており、桜が過去に何をし、彼女のいない今をどうすべきかが物語の鍵となっている。
掲示板
325 ななしのよっしん
2024/04/29(月) 05:13:25 ID: BAmV+dxXNA
シャミ子が大ピンチになってやむなくつよつよデビル桃フォームになる展開はたぶんあるんだろうけど、なんかその相手は誰何よりもやばい奴になりそうな気がする
326 ななしのよっしん
2024/04/30(火) 00:09:02 ID: UmakIppxB3
桃は何味のプロテインが好きなんだろう…
シャミ子が虹色プロテインの感想を言っていたね
「栄養って感じの味がします」…うむ!わからぬ!
327 ななしのよっしん
2024/08/24(土) 00:47:33 ID: VlMLKepK58
片手ダンプの時に軽く骨折してた桃
へんしんが久々過ぎてダメージコントロールミスってた可能性もあるかな
治癒力が高いからラフに振る舞えるのは確かだけれど
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最終更新:2024/11/09(土) 09:00
最終更新:2024/11/09(土) 09:00
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