噭

噭とは、叫ぶというような意味の漢字である。

漢字として

噭

Unicode

U+566D

JIS X 0213

2-4-41

部首

口部

画数

16画

意味

叫ぶ、呼ぶ、大きな声を上げて泣く、口、という意味がある。〔説文解字・巻二〕には「吼ゆるなり」「一に曰く呼ぶなり」とある。

字形

形声で声符は敫。

白川静は、敫は死体を打って呪詛とする儀式を表す字であり、噭はそのときに上げる大きな声だという。

音訓

音読みはキョウ（漢音）、訓読みは、ほえる、よぶ、なく、さけぶ。

規格・区分

常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第四水準。

語彙

• 噭応 - 大声で応える。
• 噭然 - 大声を上げるさま。　〔春秋公羊伝〕昭公、是において噭然として哭く

異体字

• 叫の異体とされることもある。〔字彙〕に「叫と同じ」とある。
• キツと読み、喫の異体とされることもある。〔集韻〕などに喫、或いは噭に作るとある。