犯罪の捜査というのは突き詰めれば犯人を逮捕することである。犯行現場に監視カメラがあって顔が映っていれば対象の人物を捜すことができるが、いつも監視カメラがあるとは限らないし、あっても顔が映っているとは限らない。目撃者がいれば、その証言から容疑者の特徴を得て捜索することができる。
このとき容疑者の顔を作成する方法には「モンタージュ写真」と「捜査用似顔絵」の2つがある。モンタージュ写真は顔のパーツを組み合わせて容疑者の写真を作るもので、目撃者に似ているパーツを示してもらい合成することで作成される。この方法の欠点はモンタージュ用のパーツをたくさん見ているうちに目撃者のイメージもあいまいになっていってしまうことである。たとえ特徴的な顔だったとしてもモンタージュを作成するためにたくさんのパーツを見ているとぼやけてしまう。そのため近年では作られなくなった。
そこで登場するのが捜査用似顔絵である。捜査員がその場で目撃者から聞いた特徴を元に似顔絵を作成していくため、特徴を捉えた顔になり目撃者のイメージもぼやけにくい。また、写真よりも個性的になるためインパクトがあり記憶に残りやすいという利点もある。
日本では捜査用似顔絵の効果が評価され、似顔絵捜査官というものが創設されている。これは警察官自身が希望して捜査用似顔絵の講習による訓練を受けることで得られる資格のようなものである。
似顔絵を書く専門になっている警察官もいれば、普段は通常勤務をしていて事件発生時に似顔絵捜査官として出動する警察官もいる。
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最終更新:2025/12/22(月) 23:00
最終更新:2025/12/22(月) 22:00
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