掘り師とは (ホリシとは) [単語記事]

掘り師とは、トレーディングカードを用いるアーケードゲームにおいてゲーム機から排出されるカードを極力短時間で大量に集めることを目的に周囲に迷惑をかけるプレイヤーのことである。

「彫り師(彫師)」と書いた場合は、入れ墨(刺青)を彫る職業の人物を指す。→入れ墨

概要

その性質上、ゲームで使えるカードを全て集めるのは長い時間を要する。他のプレイヤーとトレードするという方法が一般的ではあるが、財力にものを言わせてカードを大量に買い込むというスタイルを持つプレイヤーも存在する。

また、従来のゲームでは印刷済みのカードが筐体内にシャッフルなしで装填されており、ある程度規則的な並び方が存在していたことから、高レアカードの転売を目的に筐体を長時間占拠してカードを払い出し続けるプレイヤーもおり、その行動が筐体内のレアカードを掘り漁るように見えたことからこの名がついた。
キッズカードゲーム機の場合は建前上は自動販売機であり、ゲームをプレイせずカードのみ購入も可能なためカード装填から1〜2時間で筐体内のカードが全て掘られてしまったケースも存在する。

近年ではそのような迷惑プレイヤーを問題視し、ゲーム制作側もカードをその場で印刷するオンデマンド印刷方式に切り替えたり、IC カードと紐付けして払い出した本人以外が使用した場合何らかの制限がかかる（例として「パラメーターの大幅な低下」、「レベルアップができない」、「そもそもゲームで使用できない」といった）対応を取るゲームが増えてきている。