村上宗隆 単語


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村上宗隆(むらかみ むねたか、2000年2月2日-)とは、熊本県出身のプロ野球選手内野手)である。現在東京ヤクルトスワローズに所属。

概要

5歳から野球を始め、小学校4年から本格的に取り組む。中学校ではシニアに所属した。

九州学院高等学校では1年から4番一塁手レギュラーに定着し、九州大会初戦では初打席満塁ホームラン記録した。甲子園に出場したが、初戦では安打に終わって敗退した。1年からは捕手に転向。2年から将となったが、県大会準決勝で敗退。3年は準決勝で敗退し、1年以来の甲子園出場はならなかった。高校通算52本塁打

2017年ドラフト会議で、清宮幸太郎を外した東京ヤクルトスワローズから外れ1位名された。背番号55。打撃を生かすために三塁手に転向した。

ヤクルト時代

2018年3月18日福岡ソフトバンクホークス戦(オープン戦)でホームラン記録教育のために開幕から二軍で迎え、4月打率.311、3本塁打、20打点記録5月は19打席安打と打撃不振に陥りながらも、菊池雄星埼玉西武ライオンズ)、内海哲也読売ジャイアンツ)、唐川侑己千葉ロッテマリーンズ)からホームランを打った。6月は全試合で4番を担当し、打率.315、6本塁打、15打点と活躍し、ファームMVPを受賞。7月12日にはフレッシュオールスターに出場した。9月16日に一軍に昇格し、その日の広島東洋カープ戦では6番三塁手で一軍デビュー。初打席で初ホームラン記録した。最終的にイースタン・リーグの優秀選手賞・新人賞・努力賞を受賞している。

フェニックスリーグでは歴代最多となる10本塁打記録オフには台湾WL派遣され、最多本塁打タイ(4本)と最多打点(15打点)の好成績を残した。


2019年は開幕スタメンを勝ち取る。当初はサードでのスタメンがだったが、守備難&正一塁手坂口智隆の離脱により、以降はファーストメインに守る。守備での負担が軽減されたためか、打撃成績を伸ばし、7月にはオールスターゲームへの出場を果たす。
最終的に、高卒2年以内の最多打点記録、10代での最多本塁打記録、史上最年少でのサヨナラ本塁打など、数々の最年少記録を打ち立てた。なお三振184と、2004年岩村明憲記録した173を上回りセリーグ最多記録更新、歴代でもシーズン4位を記録した。これらの実績が評価され、オフには最優秀新人賞(新人王)を受賞している。高卒2年野手の新人王獲得は村上が初である。


2020年は全120試合で4番での出場を果たす。6・7月にはMVPを受賞し、球団最年少記録更新した。また11月5日阪神タイガース戦では1回の出塁で二盗・三盗・本盗を決める1イニング3盗塁記録NPBでは41年ぶりの記録となった。
シーズン通算でも三振数では2年連続でリーグワーストだったが、打率は3割、本塁打打点リーグ2位記録出塁率ではチームメイト青木宣親を抑えて1位となり、自身初タイトルとなる最高出塁率を獲得した。87四球、12敬遠得点打率.352、そしてOPS1.012リーグ1位と、20歳にしてもはやリーグトップの強打者と言っていい成績を残した。


2021年1月7日新型コロナウイルスPCRで陽性反応が出たことが報道された。
東京オリンピック2020野球日本代表に選出され、全5試合を8番・サード先発出場。決勝のアメリカ戦では先制・決勝点となるソロホームランを放つなど活躍し、チーム金メダル獲得に貢献した。
9月19日広島戦ではNPB通算100本塁打記録清原和博の21歳9ヶを抜き、史上最年少記録(21歳7ヶ)を更新。また9月26日中日ドラゴンズ戦では自身初のシーズン100打点記録岡本和真の22歳3ヶを抜き、こちらも史上初最年少記録(21歳7ヶ)での達成となった。リーグ1位の39本塁打記録し、岡本和真と共に最多本塁打タイトルを獲得し、リーグ優勝に貢献した。日本シリーズでもホームラン記録したが、打った試合は敗戦していた。2年連続でベストナイン、さらに12月15日にはMVPを受賞したことが発表された。


2022年7月31日阪神戦から8月2日中日戦までNPB史上初となる5打席連続本塁打記録した。開幕から4番で出場を重ねていたが、8月6日に倦怠感を訴えたため、「特例2022」で一軍登録を抹消され、2020年6月19日から継続していた連続試合出場が503試合で途切れた。しかしPCRで陰性判定が出たためすぐに復帰。8月11日広島戦で自身初、NPB史上最年少(22歳)で40本塁打に到達。9月2日中日戦で平成生まれ史上初の50本塁打記録すると、9月13日巨人戦で54号、55号本塁打記録したことで王貞治が所持していた日本人選手シーズン最多本塁打記録に並んだ。その後は重圧だったのか次の本塁打を数試合打てない状況が続いたが、リーグ終戦となった10月3日DeNA戦でついに56号本塁打記録。さらに打率1位となったため、史上最年少で三冠王令和初)を受賞した。オフにはNPB史上7人となる、満票での最優秀選手MVP)を受賞している。


2023年WBC日本代表侍ジャパン)に選出。1次ラウンドは4番を任されたが、極度の打撃不振に苦しみ、準々決勝からは5番に降格。準決勝のメキシコ戦の際はバントをしようかと頭がよぎったが、栗山英樹監督から「宗に任せた、行ってこい」と言われたことでをくくってスイングし、打球がフェンスに直撃し大谷翔平周東佑京ホームインしたことでサヨナラタイムリーとなり、決勝進出に貢献した。決勝戦は4番に戻るプランがあったが、宿題があった方がいいよねと話し、5番での出場になったことを栗山は後に明かした。決勝のアメリカ戦では2回裏に同点ホームランを放ち、チームの3大会ぶりの優勝に貢献した。
シーズンでは打撃不振に陥り、前半戦は打率.242、16本塁打、49打点に留まった。後半戦から徐々に復調し、9月16日DeNA戦で3年連続の30本塁打に到達した。140試合の出場で打率.256、31本塁打、84打点だった。


2024年5月15日広島戦で通算200本塁打を達成。24歳3ヶでの達成は史上最年少記録となった。全143試合の出場で打率.244、33本塁打、86打点記録し、2年ぶりに最多本塁打細田打点タイトルを獲得した一方で、リーグワーストの180三振を喫した。


2025年は上半身のコンディション不良で開幕を二軍で迎え、4月17日阪神戦で4番右翼手で初出場したが、9回裏の第4打席で2球フルスイングした際に故障が再発。シーズンホームランが出たのは7月29日DeNA戦だった。8月だけでも12本塁打22打点記録し、8月MVPを受賞した。56試合の出場で打率.273、22本塁打、47打点だった。

プレースタイル・人物

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ヤクルト セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#96 17622
17622

成績

年度別打撃成績









































2018年 ヤクルト 6 14 12 1 1 0 0 1 2 0 0 0 2 0 5 0 .083 .214
2019年 143 593 511 76 118 20 0 36 96 5 0 3 74 5 184 9 .231 .332
2020年 120 515 424 70 130 30 2 28 86 11 0 1 87 3 115 8 .307 .427
2021年 143 615 500 82 139 27 0 39 112 12 0 3 106 6 133 12 .278 .408
2022年 141 612 487 114 155 21 1 56 134 12 0 0 118 7 128 7 .318 .458
2023年 140 597 496 76 127 28 0 31 84 5 0 4 90 7 168 6 .256 .375
2024年 143 610 500 82 122 13 1 33 86 10 0 1 105 4 180 6 .244 .379
2025年 56 224 187 34 51 7 0 22 47 4 0 3 32 2 64 1 .273 .379
NPB:8年 892 3780 3117 535 843 146 4 246 647 59 0 15 614 34 977 49 .270 .394

年度別守備成績





一塁手 三塁手 外野手




































2018年 ヤクルト - 3 0 7 1 2 .875 -
2019年 124 949 60 5 92 .995 28 18 42 10 3 .857 -
2020年 94 640 51 6 49 .991 54 30 84 8 7 .934 -
2021年 19 75 8 0 7 1.000 137 96 196 13 17 .957 -
2022年 - 141 93 232 15 19 .956 -
2023年 3 4 1 0 0 1.000 139 115 213 22 22 .937 -
2024年 15 24 1 0 4 1.000 141 83 212 15 20 .952 -
2025年 8 22 0 0 0 1.000 53 38 61 5 4 .952 1 4 0 0 0 1.000
通算 263 1714 121 11 152 .994 696 473 1047 89 94 .945 1 4 0 0 0 1.000

タイトル・表彰・その他

タイトル
最高出塁率 2回 2020年2022年
最多本塁打 3回 2021年2022年2024年
首位打者 1回 2022年
最多打点 2回 2022年2024年
新人王 1回 2019年
MVP 5回 2020年6・7月2022年6月-8月2025年8月
ベストナイン 4回 2020年2021年2022年2024年
MVP 2回 2021年2022年
セ・パ交流戦 最優秀選手 1回 2022年
オールスターゲーム 敢闘選手賞 1回 2022年
正力太郎賞 特別賞 1回 2022年
コミッショナー特別表 1回 2022年
その他
オールスターゲーム出場 3回 2019年2021年2022年
初打席本塁打 - 2018年9月16日NPB史上64人
5打席連続ホームランNPB記録 - 2022年7月31日-8月1日
三冠王 1回 2022年

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