村上宗隆(むらかみ むねたか、2000年2月2日-)とは、熊本県出身のプロ野球選手(内野手)である。現在は東京ヤクルトスワローズに所属。
東京ヤクルトスワローズ #55 | |
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村上宗隆 | |
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 熊本県熊本市 |
生年月日 | 2000年2月2日 |
身長 体重 |
188cm 97kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 三塁手、一塁手 |
プロ入り | 2017年ドラフト1位 |
経歴 | |
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国際大会 | |
代表チーム | ![]() |
五輪 | 2021年 |
WBC | 2023年 |
プロ野球選手テンプレート |
5歳から野球を始め、小学校4年から本格的に取り組む。中学校ではシニアに所属した。
九州学院高等学校では1年から4番一塁手のレギュラーに定着し、九州大会初戦では初打席で満塁ホームランを記録した。夏に甲子園に出場したが、初戦では無安打に終わって敗退した。1年秋からは捕手に転向。2年秋から主将となったが、県大会準決勝で敗退。3年は準決勝で敗退し、1年以来の甲子園出場はならなかった。高校通算52本塁打。
2017年ドラフト会議で、清宮幸太郎を外した東京ヤクルトスワローズから外れ1位で指名された。背番号は55。打撃を生かすために三塁手に転向した。
2018年、3月18日の福岡ソフトバンクホークス戦(オープン戦)でホームランを記録。英才教育のために開幕から二軍で迎え、4月は打率.311、3本塁打、20打点を記録。5月は19打席無安打と打撃不振に陥りながらも、菊池雄星(埼玉西武ライオンズ)、内海哲也(読売ジャイアンツ)、唐川侑己(千葉ロッテマリーンズ)からホームランを打った。6月は全試合で4番を担当し、打率.315、6本塁打、15打点と活躍し、ファーム月間MVPを受賞。7月12日にはフレッシュオールスターに出場した。9月16日に一軍に昇格し、その日の広島東洋カープ戦では6番三塁手で一軍デビュー。初打席で初ホームランを記録した。最終的にイースタン・リーグの優秀選手賞・新人賞・努力賞を受賞している。
フェニックスリーグでは歴代最多となる10本塁打を記録。オフには台湾WLに派遣され、最多本塁打タイ(4本)と最多打点(15打点)の好成績を残した。
2019年は開幕スタメンを勝ち取る。当初はサードでのスタメンが主だったが、守備難&正一塁手・坂口智隆の離脱により、以降はファーストをメインに守る。守備での負担が軽減されたためか、打撃成績を伸ばし、7月にはオールスターゲームへの出場を果たす。
最終的に、高卒2年目以内の最多打点記録、10代での最多本塁打記録、史上最年少でのサヨナラ本塁打など、数々の最年少記録を打ち立てた。なお三振数184と、2004年に岩村明憲が記録した173を上回りセリーグ最多記録を更新、歴代でもシーズン4位を記録した。これらの実績が評価され、オフには最優秀新人賞(新人王)を受賞している。高卒2年目野手の新人王獲得は村上が初である。
2020年は全120試合で4番での出場を果たす。6・7月には月間MVPを受賞し、球団最年少記録を更新した。また11月5日の阪神タイガース戦では1回の出塁で二盗・三盗・本盗を決める1イニング3盗塁を記録。NPBでは41年ぶりの記録となった。
シーズン通算でも三振数では2年連続でリーグワーストだったが、打率は3割、本塁打と打点でリーグ2位を記録。出塁率ではチームメイトの青木宣親を抑えて1位となり、自身初タイトルとなる最高出塁率を獲得した。87四球、12敬遠、得点圏打率.352、そしてOPS1.012もリーグ1位と、20歳にしてもはやリーグトップの強打者と言っていい成績を残した。
2021年1月7日に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出たことが報道された。
東京オリンピック2020の野球日本代表に選出され、全5試合を8番・サードで先発出場。決勝のアメリカ戦では先制・決勝点となるソロホームランを放つなど活躍し、チームの金メダル獲得に貢献した。
9月19日の広島戦ではNPB通算100号本塁打を記録。清原和博の21歳9ヶ月を抜き、史上最年少記録(21歳7ヶ月)を更新。また9月26日の中日ドラゴンズ戦では自身初のシーズン100打点を記録。岡本和真の22歳3ヶ月を抜き、こちらも史上初最年少記録(21歳7ヶ月)での達成となった。リーグ1位の39本塁打を記録し、岡本和真と共に最多本塁打のタイトルを獲得し、リーグ優勝に貢献した。日本シリーズでもホームランを記録したが、打った試合は敗戦していた。2年連続でベストナイン、さらに12月15日にはMVPを受賞したことが発表された。
2022年は7月31日の阪神戦から8月2日の中日戦までNPB史上初となる5打席連続本塁打を記録した。開幕から4番で出場を重ねていたが、8月6日に倦怠感を訴えたため、「特例2022」で一軍登録を抹消され、2020年6月19日から継続していた連続試合出場が503試合で途切れた。しかしPCR検査で陰性判定が出たためすぐに復帰。8月11日の広島戦で自身初、NPB史上最年少(22歳)で40本塁打に到達。9月2日の中日戦で平成生まれ史上初の50本塁打を記録すると、9月13日の巨人戦で54号、55号本塁打を記録したことで王貞治が所持していた日本人選手シーズン最多本塁打記録に並んだ。その後は重圧だったのか次の本塁打を数試合打てない状況が続いたが、リーグ最終戦となった10月3日のDeNA戦でついに56号本塁打を記録。さらに打率も1位となったため、史上最年少で三冠王(令和初)を受賞した。オフにはNPB史上7人目となる、満票での最優秀選手(MVP)を受賞している。
2023年はWBC日本代表(侍ジャパン)に選出。1次ラウンドは4番を任されたが、極度の打撃不振に苦しみ、準々決勝からは5番に降格。準決勝のメキシコ戦の際はバントをしようかと頭がよぎったが、栗山英樹監督から「宗に任せた、行ってこい」と言われたことで腹をくくってスイングし、打球がフェンスに直撃し大谷翔平と周東佑京がホームインしたことでサヨナラタイムリーとなり、決勝進出に貢献した。決勝戦は4番に戻るプランがあったが、宿題があった方がいいよねと話し、5番での出場になったことを栗山は後に明かした。決勝のアメリカ戦では2回裏に同点ホームランを放ち、チームの3大会ぶりの優勝に貢献した。
シーズンでは打撃不振に陥り、前半戦は打率.242、16本塁打、49打点に留まった。後半戦から徐々に復調し、9月16日のDeNA戦で3年連続の30本塁打に到達した。140試合の出場で打率.256、31本塁打、84打点だった。
2024年5月15日の広島戦で通算200本塁打を達成。24歳3ヶ月での達成は史上最年少記録となった。全143試合の出場で打率.244、33本塁打、86打点を記録し、2年ぶりに最多本塁打、細田打点のタイトルを獲得した一方で、リーグワーストの180三振を喫した。
球団 | レス | No | プレイヤー |
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ヤクルト | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#96 | 17622 | ![]() |
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2018年 | ヤクルト | 6 | 14 | 12 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | .083 | .214 |
2019年 | 143 | 593 | 511 | 76 | 118 | 20 | 0 | 36 | 96 | 5 | 0 | 3 | 74 | 5 | 184 | 9 | .231 | .332 | |
2020年 | 120 | 515 | 424 | 70 | 130 | 30 | 2 | 28 | 86 | 11 | 0 | 1 | 87 | 3 | 115 | 8 | .307 | .427 | |
2021年 | 143 | 615 | 500 | 82 | 139 | 27 | 0 | 39 | 112 | 12 | 0 | 3 | 106 | 6 | 133 | 12 | .278 | .408 | |
2022年 | 141 | 612 | 487 | 114 | 155 | 21 | 1 | 56 | 134 | 12 | 0 | 0 | 118 | 7 | 128 | 7 | .318 | .458 | |
2023年 | 140 | 597 | 496 | 76 | 127 | 28 | 0 | 31 | 84 | 5 | 0 | 4 | 90 | 7 | 168 | 6 | .256 | .375 | |
2024年 | 143 | 610 | 500 | 82 | 122 | 13 | 1 | 33 | 86 | 10 | 0 | 1 | 105 | 4 | 180 | 6 | .244 | .379 | |
NPB:7年 | 836 | 3556 | 2930 | 501 | 792 | 139 | 4 | 224 | 600 | 55 | 0 | 12 | 582 | 32 | 913 | 48 | .270 | .395 |
年 度 |
球 団 |
一塁手 | 三塁手 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
||
2018年 | ヤクルト | - | 3 | 0 | 7 | 1 | 2 | .875 | |||||
2019年 | 124 | 949 | 60 | 5 | 92 | .995 | 28 | 18 | 42 | 10 | 3 | .857 | |
2020年 | 94 | 640 | 51 | 6 | 49 | .991 | 54 | 30 | 84 | 8 | 7 | .934 | |
2021年 | 19 | 75 | 8 | 0 | 7 | 1.000 | 137 | 96 | 196 | 13 | 17 | .957 | |
2022年 | - | 141 | 93 | 232 | 15 | 19 | .956 | ||||||
2023年 | 3 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 139 | 115 | 213 | 22 | 22 | .937 | |
2024年 | 15 | 24 | 1 | 0 | 4 | 1.000 | 141 | 83 | 212 | 15 | 20 | .952 | |
通算 | 255 | 1692 | 121 | 11 | 152 | .994 | 643 | 435 | 996 | 84 | 90 | .945 |
タイトル | ||
---|---|---|
最高出塁率 | 2回 | 2020年、2022年 |
最多本塁打 | 3回 | 2021年、2022年、2024年 |
首位打者 | 1回 | 2022年 |
最多打点 | 2回 | 2022年、2024年 |
表彰 | ||
新人王 | 1回 | 2019年 |
月間MVP | 4回 | 2020年6・7月、2022年6月-8月 |
ベストナイン | 4回 | 2020年、2021年、2022年、2024年 |
MVP | 2回 | 2021年、2022年 |
セ・パ交流戦 最優秀選手賞 | 1回 | 2022年 |
オールスターゲーム 敢闘選手賞 | 1回 | 2022年 |
正力松太郎賞 特別賞 | 1回 | 2022年 |
コミッショナー特別表彰 | 1回 | 2022年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 3回 | 2019年、2021年、2022年 |
初打席本塁打 | - | 2018年9月16日(NPB史上64人目) |
5打席連続ホームラン(NPB記録) | - | 2022年7月31日-8月1日 |
三冠王 | 1回 | 2022年 |
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最終更新:2025/02/19(水) 09:00
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