馬場皐輔とは (ババコウスケとは) [単語記事]

馬場皐輔（ばば　こうすけ、1995年 5月18日-）とは、宮城県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は読売ジャイアンツに所属。

概要

読売ジャイアンツ #36
馬場皐輔
基本情報
国籍	日本
出身地	宮城県塩竈市
生年月日	1995年 5月18日
身長体重	180 cm 92kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2017年ドラフト 1位
経歴
仙台育英学園高等学校仙台大学阪神タイガース(2018年-2023年) 読売ジャイアンツ(2024年-)
プロ野球選手テンプレート

高校は名門の仙台育英学園高等学校へ進学、同期には熊谷敬宥と上林誠知がいた。2年秋からベンチ入りし、チームの二枚看板として活躍。3年春・夏に甲子園大会に出場。夏の甲子園では選抜優勝校の浦和学院高校相手に好投し勝利に貢献している。この時のチームメイトに上林誠知と熊谷敬宥がいる。

大学は仙台大学に進学。1年春からリリーフとして登板機会を得る。2年春から先発投手として活躍し、4年秋にはエースとしてリーグ戦5勝を挙げ、ベストナインを受賞している。

2017年のドラフト会議で、阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスから外れ外れ1巡目で指名され、抽選の結果阪神が交渉権を獲得し入団。背番号は18。この時高校時代のチームメイトである熊谷も指名された。他に同期入団は高橋遥人、島田海吏、谷川昌希、牧丈一郎、石井将希。

2018年は春季キャンプを一軍で迎えたものの、動きが今ひとつだったことから途中から二軍へ。6月21日に一軍昇格しプロ初昇格、同日のオリックス・バファローズ戦で先発登板しプロ初出場。6回1失点と好投した。しかし続く試合で打ち込まれて二軍へ降格。この年はこの2試合の登板で1敗、防御率5.19だった。

2019年はほぼ二軍暮らしだった。一軍登板は2試合のみで、いずれも2失点と結果を残せなかった。

2020年 1月20日に結婚した。シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月となる。開幕は二軍で迎えたが6月30日に一軍に昇格すると、安定した投球内容でリリーフ陣を支えて勝ちパターンでも起用されたが、9月に新型コロナウイルスに感染しひと月ほど離脱した。7月14日の横浜DeNAベイスターズ戦ではプロ初ホールド、8月2日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げた。32試合の登板で、2勝1敗9ホールド、防御率2.08だった。

2021年は開幕二軍スタートだったが、4月20日に一軍昇格して以降はリリーフ陣の一角として年間通して活躍。自己最多の44試合に登板し、3勝10ホールド、防御率3.80だった。

2022年はオープン戦から調子が上がらず開幕を二軍で迎える。その後も結果を残せず、シーズン通してほぼ二軍生活となった。7試合の登板で1敗、防御率5.14だった。

2023年は19試合の登板で2勝1敗に留まった。

2023年 12月8日に行われた第2回現役ドラフトで読売ジャイアンツに移籍した。背番号は36。馬場の移籍により巨人の馬場姓が馬場正平（ジャイアント馬場）以来64年ぶりに復活することになり、ネット上で話題となった。また阪神から直接巨人に移籍するのは2004年のカツノリ以来19年ぶり、阪神ドラフト 1位選手の巨人への移籍は江川卓以来34年ぶりとだった。

出どころが見えにくいオーバースローから放たれるMAX 150km/hの直球に、縦に落ちるスライダー、カットボール、カーブを駆使して打者を打ち取る。アマチュア時代の最速は155km/h。本人曰く「自分は変化球投手」。

所謂劇場型リリーフ投手の側面があり、ランナーを抱えた場面での登板が比較的多い。ピンチを抑えた後のガッツポーズは彼の代名詞とも呼べ、一部のファンからは「馬場ガッツ」として親しまれている。

打者としてのポテンシャルも高いとされ、俊足であり、二軍戦では元オリックス・バファローズのK-鈴木からレフトスタンド中段に豪快な本塁打を放ったことがある。

目標としている選手は田中将大。