平良海馬とは (タイラカイマとは) [単語記事]

平良海馬（たいら　かいま、1999年 11月15日-）とは、沖縄県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。

概要

小学校から捕手として野球を始める。

八重山商工高等学校では1年春から外野手兼投手としてベンチ入りし、2年秋からはエースとなる。沖縄県大会ベスト8が最高成績で、甲子園大会出場はなかった。

2018年は終始二軍で過ごし、10試合に登板したが、勝敗はつかなかった。

2019年は開幕を二軍で迎える。7月8日に一軍に昇格し、7月19日のオリックス・バファローズ戦では5番手でデビューし、1回無失点と好投。金子侑司が同点3ランホームラン、中村剛也がサヨナラホームランを記録したことで、3人でヒーローインタビューを受けた。その後は勝利の方程式の一人となり、西武の2連覇に貢献した。26試合に登板し、2勝1敗1セーブ6ホールドを挙げた。

2020年は開幕を一軍で迎え、7月17日まで実質ノーヒットノーランと好投を重ね、セットアッパーとなる。リーグ最多の54試合に登板し、33ホールドを挙げた。オフに新人王を受賞した。

2021年は開幕からセットアッパーを務めるが、一度も失点しないまま6月13日の中日ドラゴンズ戦で開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を更新。7月1日の福岡ソフトバンクホークス戦で39試合連続無失点の新記録を樹立した。7月6日の北海道日本ハムファイターズ戦でシーズン初失点を喫し、連続無失点記録は39回で止まった。増田達至が抑えで結果を残せなかったことから抑えを務め、10月14日の日本ハム戦で20セーブを記録し、パ・リーグ史上初の20セーブ20ホールドを達成した。10月15日に一軍登録を抹消された後、右足の関節鏡視下骨片除去術を受けた。

2023年は先発に転向。23試合の先発登板で11勝7敗、防御率2.40を記録した。

2024年は先発として起用されていたが、右腕前の張りで一軍登録を抹消される。8月に復帰して以降は中継ぎとして起用され、9月10日の日本ハム戦で通算100 ホールドを達成した。22試合の登板で3勝2敗9ホールドだった。

直球の最速は160km/h。変化球はカーブ、チェンジアップを投げる。2019年の自主トレでは沖縄で菊池雄星、高橋光成、佐野泰雄と共に行ったが、体幹の悪さとバランスの悪さに気付かされ、体幹とバランス感覚を鍛える練習を行ったことで制球力が向上した。

左打者としては飛距離 122mのホームランを放ったこともある。

趣味は釣りで、小さい頃から魚（特にアオブダイ）を好んでいる。

2022年 9月から開設したYouTubeのたいらげーむではゲーム実況を行っている。

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ \| ブ	ホ \| ルド	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率
2019年	西武	26	0	2	1	1	6	.667	24.0	29	2	9	3	23	3	13	9	3.38
2020年		54	0	1	0	1	33	1.000	53.0	22	2	29	8	62	5	11	11	1.87
2021年		62	0	3	4	20	21	.429	60.0	36	0	28	5	70	3	6	6	0.90
2022年		61	0	1	3	9	34	.250	57.2	36	2	18	2	75	3	15	10	1.56
2023年		23	23	11	7	0	0	.611	150.0	115	10	55	5	153	0	47	40	2.40
2024年		22	5	3	2	0	9	.600	48.2	44	1	21	5	43	1	11	9	1.66
2025年		54	0	4	2	31	8	.667	52.2	43	0	21	3	53	2	12	10	1.71
NPB：7年		302	28	25	19	62	111	.588	466.0	325	17	181	31	479	17	115	95	1.92

年度	代表	大会	登板	先発	勝利	敗戦	セーブ	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率
2021年	日本	五輪	2	0	0	0	0	1.1	1	1	1	0	2	0	2	2	13.50