牡丹華

牡丹華とは、七十二侯の一種である。

概要

「ぼたんばな」ではなく「ぼたんはなさく」と読む。
古代の中国で考案された、1年を24に分けた二十四節気をさらに初侯・次侯・末侯の3つに分けたものが七十二侯。牡丹華はその七十二侯のひとつで、二十四節気6番目の穀雨（4月20日頃から5月5日頃）の末侯（4月30日頃から5月4日頃）に相当する。
※定気法によって二十四節気を配置するため日数はその年によってずれが生じることがある

時期的に春の終わりごろで、日本ではちょうど春牡丹が開花するころである。
牡丹は中国では「百花の王」「花神」とも言われるほど美しい花である。

いくつか名所を挙げると、国の名勝に指定されている福島県須賀川市の須賀川牡丹園。牡丹の種類が日本最大級に豊富な埼玉県東松山市にある東松山ボタン園。およそ2000株の牡丹が咲き誇り、近場にある住吉神社で藤棚も楽しむことができる兵庫県明石市にある薬師院。また、3万輪の牡丹を池一面に浮かべるイベント"池泉牡丹"が有名な島根県松江市にある由志園などがある。

牡丹華はGWの期間とも重なっているので、見ごろの間に紅葉狩りならぬ牡丹狩りに行くのもよいかもしれない。

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