牢

牢とは、牢屋のことである。

漢字として

牢

Unicode

U+7262

JIS X 0213

1-47-20

部首

牛部

画数

7画

意味

動物を閉じ込めておく囲い、罪人を閉じ込めておく場所、囲む、いけにえ、しっかりした、ゆるぎない、廩食、という意味がある。〔説文解字・巻二〕に「閑なり。牛馬を養ふ圈なり」とある。

字形

囲いの象形＋牛の会意。囲いに動物を入れておく意。囲いの部分が宀に変じている。甲骨文には、牛の代わりに羊となっている字もある。〔説文〕は「牛、冬の省に从ふ。其の四周を帀るを取るなり」と冬の上部＋牛の会意としているが、甲骨文の形は冬とは異なる。

音訓

音読みは、ロウ（漢音）、訓読みは、ひとや、かたい。

規格・区分

常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第一水準。

語彙

牢記・牢乎・牢固・牢獄・牢死・牢然・牢舎・牢番・牢籠

異体字

𡘠

Unicode

U+21620

部首

大部

画数

10画

𡕘

Unicode

U+21558

部首

夂部

画数

7画

窂

Unicode

U+7A82

JIS X 0213

2-83-13

JIS X 0212

49-51

部首

穴部

画数

9画

𥥑

Unicode

U+25951

部首

穴部

画数

10画

• 𡘠は、〔集韻〕にある古文。
• 𡕘は、〔字彙補〕にある古文。
• 窂は、〔干禄字書〕にある牢の俗字。〔竜龕手鑑〕には「養ふなり、堅固なり」とある。
• 𥥑は、〔竜龕手鑑〕にある窂の俗字。