甲子園のサイレンとは、甲子園球場で鳴るサイレンである。それ以外の球場でもサイレンが鳴ることがあり、特に高校野球で鳴らされることが多い。
試合開始・終了の2回鳴らされるのが有名。試合開始時には、審判の「プレイ」宣告後に鳴らされ、サイレンが鳴り始めた後のタイミングでピッチャーがボールを投げる。試合終了後には、審判が「ゲーム」を宣告したときで鳴らされ、サイレンが鳴っているときには両チームの選手が向かい合って礼をしている。他にも試合開始前のノック開始・ノック終了時に鳴らされ、8月15日の正午には終戦の黙祷のために鳴らされる。
1936年ごろにはすでにサイレンが鳴らされていたが、なぜサイレンが使われているのかは資料が残っておらず不明である。ただし空襲警報のサイレンより前から使われているので、戦争由来ではないと思われる。執筆者の推測だが、当時の技術で最も簡易的に音が大きく出せ、周囲に試合開始・終了を知らせる手段として適していたのが手回し式サイレンだったのではないかと思われる。
試合開始・終了を周囲の人にわかりやすく知らせる仕組みとして機能しているようで、次の試合の選手や関係者にとっては移動開始の目安となる。
人の声に聞こえることも多く、物真似もしやすい。柳沢慎吾の「ひとり甲子園」などが例。ウグイス嬢やおばさんの声と冗談で言われることもあるが、実際にはボタン操作でサイレンを鳴らしている。
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最終更新:2024/05/10(金) 05:00
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