手回し式とは (テマワシシキとは) [単語記事]

手回し式とは、歯車もしくは特定の板に対してハンドルが付属し、人力によって回転する機構の事である。

有名な物では…

電話 - ハンドルを回すことによって発電し、交換局のベルを鳴らす。その後繋いでもらう
操舵 - ハンドルを回して船の方向を決定する
懐中電灯 - 非常用など
ガトリング砲 - 電力がない戦闘地域に特化した砲(銃)、回すと同時に装填と発砲される
新井式廻轉抽籤器 - ガラガラと回してぽんとでるあの抽選器

等がある。

かつて、2007年後に普及していた携帯電話(フィーチャーフォン≠スマートフォン)の一部(主にauの機種)では、Flash Lite2.0のアーキテクチャが搭載され、ボタン操作の度に通信をすると言う機構があった。そのため一部では手回しと表現していた。そのためかこの記事も当初はauへのリダイレクトとなっていた。

概要

「手回し式」というのは、主に「人力」の中で「手・腕(肩)」による力を利用して回す物である。

回転する物は、歯車もしくは円を為す動きによって行われ、たとえ溝が四角であってもその上に歯車などを工夫すると、円もしくは楕円を描いて回転する。この円を描く動力は「電力・磁力・水力・風力・馬力」などが上げられ、それらを利用する事で威力も回転力も高い物が得られる。

しかし、状況や製造品によってはこれらの動力を得られない、もしくはそんな大きな力を必要としないことがありつつも、回転する動力を得なければならない。この時、一番近くにある動力が『人力』である。人力は人が健康であれば得られる動力であるため一番手軽で利用しやすい。

基本的に、人力を利用し回転する機構の歯車を回すには、「歯車をつまむ」もしくは「両サイドからつかんで回す」「足で歯車を回す」のが一番手っ取り早い。しかし、「つまめる部分が少なかったり」、「グリスが手に付着する」「歯車の歯が鋭利でけがをする」「歯車に巻き込まれる」といった、「人力で必要な動力が得られない事」や「安全を危惧する事」が少なからず存在する。これらの対策として回転部のある一部分にハンドルという持ちやすい部分が設置され片手もしくは両手の力を合わせ回すことが出来る。