罕とは、まれという意味の字である。
漢字として
- 意味
- 網、鳥網、旗、まれ、という意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は䍑で〔巻七下〕に「网なり」とある。〔玉篇〕に「旌旗なり」とある。
- 罕は〔五経文字〕に隷書で省略してこのような字に作るとある。〔玉篇〕には、罕は䍐の俗字とある。
- 字形
- 説文は干声の形声としている。ほかに全体で鳥さしの網の形の象形とする説がある。
- 音訓
- 音読みはカン(漢音、呉音)、訓読みは、あみ、まれ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
異体字
- 䍑は、〔説文〕の本字。目が☓になったロボットではない。
- 䍐は、〔玉篇〕や〔広韻〕が本字とする字。
- 𦉻は、〔字彙補〕に「亦、𦉻に作る」とある異体字。
- 𥤱は、漢の孫叔敖碑に見られる異体字。
- 𢆔は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𦋃は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
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最終更新:2024/04/24(水) 20:00
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