若干とは、はっきりとはしないが、さほど多くない数量を表す言葉である。
また、ジャパネットたかたのCMにて、「あなた、親戚の前で若干をわかせんと読みましたね。母は恥をかきました」ということで、若干が読めないことで恥をかいたとして、電子辞書をすすめるといったものもあった。
若干の「干」を「十」と「一」に分解し、「一の若く(ごとく)、十の若し」となる。つまり、「一のようであり、十のようでもある」という意味になることから、はっきりしないが、あまり多くない数を表すようになった。わずかな人数を表す「若干名」といった用法は、中国古代の思想書『墨子』でも「若干人」の形で見られる。
年が若いことを意味する「じゃっかん」は、「若」がつくことから「若干」と表記されることもあるが、年が若い意味の「じゃっかん」は「弱冠」なので注意が必要である。
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最終更新:2024/12/04(水) 01:00
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