昭和45年(1970年)に安来市出身の実業家、足立全康(あだちぜんこう)によって創設された。足立は14歳で仕事につき、財を成した後に幼少時から興味のあった日本画の収集を始め、71歳のときに地元への恩返しとして足立美術館を創設した。
約120点に及ぶ横山大観のコレクションが質・量ともに充実していることから「大観美術館」とも呼ばれ、
常時20点余りが展示されている。その他川合玉堂や平山郁夫など近代から現代の日本画約1,500点及び、陶芸家北大路魯山人の作品などを収蔵。
また足立全康の考える『一幅の絵画のような』美しい日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」において、2017年まで庭園ランキング15年連続日本一に選ばれた。広大な庭園の隅々まで維持管理がゆきとどき、「現在鑑賞できる日本庭園としていかに優れているか」という点が評価されたのである。
枯山水庭・苔庭・白砂青松庭など計6つの庭園は四季折々の表情を見せ、館内の絵画と共に訪れる人を楽しませている。館内から庭園を絵画に見立てて鑑賞できる「生の額絵」や「生の掛軸」などの工夫もまた粋である。
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最終更新:2024/03/29(金) 00:00
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