傍とは、すぐ近くのことである。
漢字として
- 意味
- すぐ近く、かたわら、別の、主流でない、接近する、よりそう、という意味がある。旁と通じる。
- 〔説文解字・巻八〕には「近きなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は旁(㫄)。旁には、かたわらやあまねくの意があり、かたわらの意味に限定させたのが傍の字。
- 音訓
- 音読みはホウ(漢音)、ボウ(呉音)、訓読みは、そば、かたわら、そう、わき。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 傍観・傍訓・傍系・傍徨・傍若無人・傍証・傍線・傍達・傍注・傍聴・傍流
異体字
- 𠊓は、〔説文〕の本字。
- 䧛は、〔玉篇〕に「附䧛なり。本は傍に作る」とある異体字。また𨍩の異体字。また並と通じる。
- 徬は、傍と通じる字。
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