さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない! 単語

サスガシノウソンハカセダセンモンガイノシツモンニモドウジナイ

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さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない!」とは、「専門外の質問を投げかけられても冷静に的確な回答を行う科学者」をにした者が心中に抱いた感嘆である。

概要

インターネット上の日本語ユーザーの間で、漫画の一シーンを描いた画像が出回っている。そのシーン内に登場する言葉である。

シーン全体の台詞回しは以下のとおりである。学者(シンプソン博士)が講演を終えて、聴衆から質問を募るところから始まる。

壇上のシンプソン博士
「最後に質問がありましたら、どうぞ!」

会場内の聴衆の一人
シンプソン博士
 これは本日のテーマとは、違うのですが……」

シンプソン博士
「なんでしょう?」
質問者
「近年、チクチンや石化、あるいはハイレグ洗脳といった、一見ギャグにしか見えない性癖を散見しますが…
 これら一部の特殊性癖について、どうお考えで?

シンプソン博士
「本当に本日のテーマと、違う質問が来るとは思いませんでした…あの…これ一応、血液学の論説の会場なんですが……。
 せっかくなのでお答えしますけど、例えば二十年…あるいはもっと前の時代であれば、
 女の子が好きな女の子、いわゆる百合ですな。または女装した男子やケモなんてのは、全部ギャグの範疇として扱われてました。」

シンプソン博士
「ですがギャグとして扱われながらも、一部の本気の方々が尽した結果、現在ギャグではなくひとつのジャンルとして成熟を結ぶことになりました。
 このことから鑑みるに、現状ギャグにしか見えない性癖であっても将来的に普及し、市民権を得ることも十分考えられると言えるでしょう。」

会場の後方で腕組みしつつシンプソン博士を見つめる男
(さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない!)

シンプソン博士
ドラゴンカーセックス
 十年後には一般性癖!」

現代の日本人からすれば、上記の引用内容中の「ドラゴンカーセックスも 十年後には一般性癖」という箇所には違和感を感じるかもしれない。だが、これはこの画像が世に出回り始めた時代の背景を考慮する必要がある。

短文投稿コミュニケーションサイトTwitter」で「シンプソン博士」や「ドラゴンカーセックス一般性癖」で期間を定しつつ検索すると、この画像が大きく広まったのは2014年6月頃のことであったようだ。

現在とは異なりその当時はまだ、「ドラゴンカーセックスは一般的ではない特殊性癖」と捉えられていたのである。

元ネタ

この画像は「さいとう・たかを」氏(およびさいとうプロダクション)による著名な漫画作品『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)の一シーンである。

該当の話は、単行本の106巻に収録されている「血液サンプルG」。『ゴルゴ13』の主人公である一流暗殺者ゴルゴ13」が血液を採取され、その血液を分析することによって彼のルーツがどこにあるのかを探られる……というストーリーの話である。

そしてこの話の元のシーンでは、もちろん上記のような会話は行われていない。つまり問題の画像は、台詞変したものであるのだ。

元のシーン台詞回しは以下のとおりである。学者(シンプソン博士)が講演を終えて、聴衆から質問を募るところから始まる(なお、これは本記事の編集者電子書籍版の単行本106巻を購入して確認したもの。雑誌掲載時には異なる台詞回しであった可性もわずかにある)。

壇上のシンプソン博士
「最後に質問がありましたら、どうぞ!」

会場内の聴衆の一人
シンプソン博士
 これは本日のテーマとは、違うのですが……」

シンプソン博士
「なんでしょう?」
質問者
「最近、ABO式の血液型で性格を判断しようという話を聞きますが、
 これは可な事でしょうか?」

シンプソン博士
「それは……血液学的には、なんの根拠もありません。血液は、ABO式のほかにもGmはもちろん、
 MN式、Rh式、HLA式など多くのがあります……
 その中の一つに過ぎないABO式の血液型で、性格が決まるとは考えられません……」

シンプソン博士
「ただし、統計学的には別の見解があるようです……それに、人体を造っていると言ってもいい血液が、
 人の性格になんらかの作用をしている事は、充分に考えられますがね……」

会場の後方で腕組みしつつシンプソン博士を見つめる男
[※言。このコマには特にセリフモノローグも何も記載されていない]

シンプソン博士
「それでは……
 本日はこれで!」

この後方腕組みマンシンプソン博士から「Mr.レスリー」と呼ばれ、シンプソン博士ゴルゴ13血液を使用して彼の人種ルーツを探ることを依頼した人物。CIAの資提供した、という会話があるので、CIA人間であるようだ。

シンプソン博士が行っていたこの講演の演題名は「BLOOD TYPE TELLS YOU THE RACE」(血液型はあなたに人種を教えてくれる)というもので、「血液の血清中に含まれる抗体=ガンマグロブリンの血液型遺伝子を分析することで人種を識別できる」といった内容であった。つまり、この質問者の「血液型性格判断って可なの?」という質問は講演のテーマからは確かに外れている事がわかる。

よって、元の漫画でも「さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない!」という感想Mr.レスリーが抱くのはもっともなこと……あれ?

……おわかりいただけただろうか。いかにも「元の漫画にもこの台詞はありましたが何か?」と言わんばかりの済ましたモノローグさすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない!」であったが、元の漫画にはこんなモノローグは一切登場しないのである。

あなたが「ゴルゴ13の好きな台詞は?」と聞かれて、うっかり「私はやはりあの「さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない!」ですかね……」などと答えてしまったら、あなたがドラゴンカーセックス好きであることがばれてしまうかもしれない。注意されたい。

ちなみにこの台詞変画像を作成した人物については以下のようなツイートがなされているが、事実であるか未確認であるためツイート引用を掲載するにとどめる。

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