Kirby's Avalancheとは (カービィズアバランチとは) [単語記事]

Kirby's Avalancheとは、海外版SFC、Super Nintendo Entertainment System用のテレビゲームである。

	Kirby's Avalanche
	ジャンル	パズル
	対応機種	SNES（海外版SFC）
	発売	任天堂
	開発	HAL研究所/コンパイル
	発売日	1995年 2月1日

概要

おなじみ「ぷよぷよ」を題材に作られたカービィ同人ゲーム…ではなくて任天堂より発売されたカービィシリーズの一作。「カービィ」シリーズを開発しているHAL研究所、「ぷよぷよ」シリーズを開発していたコンパイル開発である。ただし北米・ヨーロッパといった海外でのみの発売。
「Kirby's Avalanche」は北米版の題名であり、ヨーロッパでは「Kirby's Ghost Trap」といった名前で発売された。

内容はまさしくカービィ版ぷよぷよ。SFCの「す〜ぱ〜ぷよぷよ」をベースに作られている。一応ぷよぷよとのコラボ作品ともいえるかもしれないがBGMとキャラ出演以外はこれといったカービィ要素は無い。しかし海外ではVC配信また海外版カビコレにも記載されているほど（日本版には載っていない）の有名作品。多少コアなカービィファンなら是非プレイしてみたい一作でもある。
元々は単純にぷよぷよとして出す予定だったらしいが任天堂からの依頼により急遽カービィキャラが差し替えられたらしい。

他にカービィシリーズのパズルゲームとして「カービィのきらきらきっず」があるが全くの別物。

「Kirby's Avalanche」を日本語訳すると「カービィの雪崩」、「Kirby's Ghost Trap」だと「カービィのお化けの罠」。

内容紹介

内容的には「す〜ぱ〜ぷよぷよ」と同じ。違う所といえば出てくるキャラがカービィキャラであることとBGMが「夢の泉物語」および「ボウル」のアレンジとなっていること（多少オリジナル曲もあり）。ぷよぷよのキャラは差し替えになっているためぷよを除き出てこない。（アルル→カービィなど。ただしぷよ自体も説明書内ではぷよとは呼ばれていない）

ワドルドゥの泣き顔が何か異様だったり夢の泉にナイトメアらしき物が居座ってたりカービィがバリバリに喋ってたりそのセリフが違和感たっぷりだったりするがそこはご愛嬌。

モード紹介

COMPETITION ー「す〜ぱ〜ぷよぷよ」での「ひとりでぷよぷよ」。
イージー、ノーマル、ハードモード合わせて登場するキャラは16体。
順にワドルディ/ブロントバート/ワドルドゥ/ポピーブロスSr./ウィスピーウッズ/カブー/ブルームハッター/スクイッシー/ロロロ&ラララ/バグジー/ペイントローラー/ヘビーモール/Mr.ブライト&Mr.シャイン/クラッコ/メタナイト/デデデ大王。夢の泉からのキャラ出演。
1P VS. 2P ー「す〜ぱ〜ぷよぷよ」での「ふたりでぷよぷよ」。
その名の通り対戦モード。
PRACT ICE ー「す〜ぱ〜ぷよぷよ」での「とことんぷよぷよ」。
エンドレスでぷよぷよができる。
OPTIONS ー「す〜ぱ〜ぷよぷよ」での「おぷしょん」。
CPレベルなどおなじみの設定ができる。

日本で遊ぶためには

前述した通り日本では未発売。ネット通販ができる今、カセット輸入すればいいじゃん！といかないのが据え置きハード、SFCではSNESのカセットはささらない。それでもプレイしたい人にアドバイス！

SNESとカセットを買う
最もシンプル。現状遊ぶにはこれ一択しか方法がないに等しい。少々手間はかかるがもっと簡単にできる方法ができた。後述。
海外版Wiiを買う
このゲーム、海外にてVC配信はされている。その海外版VCを遊ぶ（DLする）には勿論海外版Wiiじゃなきゃダメ。これだとカセットを買う必要も無くなり、また海外 Wii ソフトも遊べる。
Wii版VCはサービス終了しました。
海外版WiiUを買う
WiiUでもなんとVC版が配信されているので海外版WiiUとそれで海外版VCを購入して遊ぶ。
さらにいうとVCの製品は日本版より安いというメリットがあるし、海外版のWiiU ソフトも遊べるようになる。
因みにWiiU コントローラーも海外製でないと動かせないので注意。
海外版WiiUのVCもサービス終了しました。
カセットをSFCにもささるように改造する
SNESのソフトがSFCでプレイ出来ない理由としては、GCやWiiのソフトのように本体とのリージョンが一致しない、つまりデータ自体に制限がかかっている訳ではなく、カセットの差し口の形状が違う（端子の形状自体は同じ）ためうまく挿入口にささらないということ。つまりこの形状を改造し日本のSFCにささるようにすれば十分にプレイできる。この改造自体もさほど難しく無い。また海外 SNESを日本 SFCでプレイするための周辺機器が公式非公認であるが存在する。こちらを使うのもいいかもしれない。
SFCをSNESのカセットもささるように改造する
上記とは逆の発想。カセットではなく、SFC本体を改造する。SNESのカセットは横幅が広いので、SFCの挿入口を削って無理矢理広げればカセットがささる。従来のSFC ソフトも変わらず遊べるし、「Avalanche」以外にもSNESのソフトを購入する予定があるのならいちいちカセットを改造しなくても済むこちらの手段もありだろう。
カセットのROM データを吸い出しエミュレーターで遊ぶ
レアなパターンであるが海外版SNESがなく、カセットがあるならこの方法もあり。
データの吸い出し方法はググれ。
ただしROM データの二次配布やダウンロードは犯罪なので絶対にしないように。
「す〜ぱ〜ぷよぷよ」で我慢する
前述した通り内容自体はSFC ソフト「す〜ぱ〜ぷよぷよ」と同じ。カービィこそ出てこないが我慢しよう。
「Dr.エッグマンのミーンビーンマシーン(Dr. Robot nik's Mean Bean Machine)」で我慢する
全く関係ないソフト……かと思いきやこれも「Avalanche」と同じく「ぷよぷよ（メガドライブ版）」のキャラをソニックシリーズのキャラに差し替えたもの。つまり内容はほとんど同じ！これだとプレイした気になれるかもしれない。ただしメガドライブのソフトでありまた海外ソフトで、これもまたVC含み海外限定でしか遊ぶことができなかったが、のちに「ソニックメガコレクション」に収録され、PS2,XboxおよびGCで発売され日本でも気軽に遊べるようになった。2010年にはSteamでも配信されたのでPCを持っているならこちらのほうが簡単。500円で買えるのもポイント。
カービィこそ出てこないが我慢しよう。
……ちなみに登場人物はエッグマン(海外アニメ仕様で外見が大きく異る。通称PIN GAS)とそのロボットだけで、ソニック及びテイルスやナックルズなどのソニックの味方キャラは一切登場しないので注意。
SFC版「カービィのきらきらきっず」で我慢する
海外でしか遊べないカービィソフトがあるなんて不公平じゃないか！というアナタに。
実は日本でしか発売されていないソフトがありそれがSFC版「きらきらきっず」。このソフトはVC配信も含め日本のみの発売。カビコレでのAvalancheの記載は日本ではこのきらきらきっずに差し替わっている。
海外のカービィファンはさぞかし遊びたいだろう。
3DS/WiiUでのVC配信を予測してあらかじめ買っておく
いままで海外のみ発売ソフトは基本VC配信されなかったがこのたび日本未発売 GB ソフト「Kid Icarus: Of Myths and Monsters」（パルテナの鏡2作目）が日本にてもVC配信された。もしかしたらあるかもしれない。
結局日本では配信されませんでした。
スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineでの配信を予測してNintendo Switch Onlineに加入する
3DS版およびWiiU版は無理だったので、次世代機であるNintendo Switchのスーパーファミコン Nintendo Switch Onlineでの配信に期待する。
……しかし2021年現在海外ではKirby's Avalancheが配信されておらず、逆に元ネタであるす〜ぱ〜ぷよぷよがSEGA AGES経由で配信されている。
それどころか次回作のぷよぷよ通も配信されており、そしてどちらもローカライズ化されている。
そのため日本どころか海外でもKirby's Avalancheは今後配信されない可能性が高い。
現地時間2022年 7月21日、ついに当ソフトが海外で配信された。Nintendo Switchはリージョンフリーなので、日本で発売された本体でも海外用のアカウントを作ればダウンロードすることは可能である。やり方は各自検索して調べよう。
現状、この方法が一番簡単かつ確実である。
海外の友達の家に遊びに行く
日本では遊べない→海外で遊べばいい
自分でハードを作る
海外版SNESを自分で作ってしまう。
自分でソフトを作る
↑と逆の発想。プログラミングやドット等のイラストを書く技術があれば選択に入る。
ただし訴えられたら最後なので注意。
任天堂にお願いする
お願いを聞いてくれる可能性があるかというと……
日本でもプレイ出来るように指示出来る立場に立つ
日本でずっと配信されない事を考えると……
あきらめる
現実は非情である。