『タッチ!カービィ』とは、2005年3月24日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。開発はHAL研究所、販売は任天堂。北米版のタイトルは「Kirby: Canvas Curse(カービィキャンバスカーズ)」で、欧米版のタイトルは「Kirby: Power Paintbrush(カービィパワーペイントブラッシュ)」。
タッチ!カービィ |
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ジャンル | ペンアクション | |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | HAL研究所 | |
発売日 | 2005年3月24日 | |
価格 | 4,800円(税込) |
ここは平和なプププランド。カービィは、今日ものんきに散歩中。
すると突然、目の前に怪しい魔女が現れ、あたり一面を絵に塗り替えてしまいます。
カービィに気づいた魔女は空に不思議な額縁を描き、その中へと逃げ込みました。
カービィが後を追った額縁の中には、絵画の世界が広がっていました。魔女は、立ち向かうカービィにボールの魔法をかけて飛び去ります。
魔女が落としていった、不思議な絵筆にカービィが触れると、絵筆は虹色の光を放ちつつあなたの手元へ……。
謎の魔女にボールに変えられ自力では動けないカービィを、タッチペンで引いた虹のラインでゴールまで導いていく。
独特の操作感覚を持つゆえはじめは思い通りに動かせないが、慣れてしまえばカービィを自由自在に走行させることが出来るので爽快感は高い。
コピー能力の数は少なく、基本操作はラインを引くか、カービィを突っつきダッシュさせるか、敵を突っつきシビレさせるかだけ。それだけでは単調になるが、敵の配置や多彩なギミック、よく練られたマップ構成のおかげで飽きることなくプレイすることが出来る。美麗な背景画像やBGMも評価が高い(BGMはラスボスを除きほぼ過去作のアレンジ。サブゲームに使用されたBGMは非常に大胆なアレンジ曲で、カービィファンなら驚くだろう)。
出来るだけラインを引かずにゴールするライントライアル、光速を目指すタイムトライアルなど、やりこみ要素も充実している。トライアルはストーリーモードでプレイした各ステージ内のどれか1マップを舞台とし、最終ステージ以外のすべてのステージに用意されているのでやりこみ派にも対応。
難易度は高め。奈落や強制スクロール、プレスギミックなどの即死要素が多く(自力で動けないカービィに奈落はきつい)、そもそも操作が難しいので初心者はよく死ぬ。その救済のためか、100集めると残機が増えるポイントスターが道中に多く配置されている。
サブゲームの難易度も高く、最高難度のレベル3はちょっと投げたくなるほど。しかしこの作品、百パーセントクリアの条件にレベル3での高スコアが含まれているので挑戦せざるを得ない(トライアルでの高スコアも条件に含まれる)。
だが無理ゲーと呼べるほどの難度ではなく、誰でも楽しめるゲームとなっているのだが、他のカービィ作品と比べやや知名度が低い。
この作品は、ラスト以外のボスとは直接戦闘を行わない。その代わりサブゲームで対決することになる。
サブゲームは全三種。プレイヤー側が選択可能。ストーリーモードでクリアしなければならないのは6回であり、各ゲームを二回ずつクリアすることになる(最初はレベル1、次はレベル2)。一度クリアすると、そのサブゲームのそのレベルは選択不可能になるが、レベル2をクリアするとスタートメニューのサブゲームで遊べるようになる。
画面に複数の点が表示される。ペイントローラーが見せるお手本どおりに、点と点を線で結び絵を描いていく。
途中、光るパネルをすばやくタッチする中ボス的な場面もある。
クリアのコツは正確さ重視。多少遅くてもミスしないほうが結果的には早い。
ジェネレーターを上下に動かし、牽引するカービィトロッコをゴールまで導く。一緒に走るデデデのトロッコより先にゴールすれば勝利。トロッコはコース上の食べ物アイテムを取ることで加速。2個同時取りだと最大スピードになるので出来るだけ同時に取りたい。
クリアのコツは、覚えること。コースもアイテムの配置も邪魔な敵キャラもすべて固定。
カービィがスタートラインに重なった瞬間、どこでもいいので画面をタッチするとスタートダッシュが出来る。ボーナスポイントも入るので必ず行おう。
ブロック崩しをアクションゲームにしたようなモノ。ラケットを描いてカービィを上手に弾きゴールを目指す。このゲームの中でのみ敵に触れてもダメージを受けずそのまま倒せる。トゲや電撃ブロックに触れるとHPが減り、なくなるとゲームオーバー。残り時間がゼロになってもアウト(時間は1エリアをクリアするごとに追加される)。
ステージの最後にはクラッコjr.かクラッコがボスとして待ち受けている。レベル3では、クラッコを倒してもゲームが終わらずエンドレスになる。クラッコは電撃を行うので注意。
クリアのコツはブロック破壊にあり。ブロックはタッチで耐久力を減らせる。ひび割れ状態になるまで減らすと、カービィがぶつかってもそのブロックを破壊しそのまま突き進むので、邪魔なブロックはどんどんタッチしていこう。ブロック密集地帯を突破するときは、ブロックのすぐ近くに何度も素早くラケットを引き、ブロックからの跳ね返りを利用して連続で体当たりをしたほうが効率がいい場合もある。状況によって使い分けよう。
一番大事なのは慌てないこと。ミスをして、慌てておかしな角度でラケットを引くとさらに困った状況になる。カービィが意図しない方向へ跳んだときは落ち着いてラケットを引き直そう。
カービィをボールにした魔女で、ラスボス。その正体はエンディングで明かされる。
他のボス戦と違い直接対決することになる。それまでとは異なる操作を求められるので、初見で倒すのは少々難しい。
可愛らしい容姿と可愛らしいヤラレ声を持つので、一部では大きな人気がある。だがそれは第一形態の話で、第二形態は……カービィのラスボスにはよくあることです。
専用BGMは第一形態と第二形態それぞれに用意されていて、そのどちらも評価が高い。
彼女との戦闘フィールドまでの道中の背景は、非常に美麗な油絵風のモノ。背景、BGM、すべてを合わせ、ドロシアには「HAL研の本気」が見える。
カービィが乗るラインの途中にループを描くと、そこを通ったカービィは強制的にダッシュ状態になる。通常のダッシュとは違い、ラインをそのまま引き伸ばしていけば途切れることなくダッシュし続ける。カービィに触れずにダッシュ状態を保てるので自由なライン操作が可能、通常では不可能な高速移動を実現できる(インクが続く限り)。このゲームはおまけ要素でカービィ以外のキャラクターも操作できるのだが、その中には通常ダッシュが行えない者もいる。しかしループを使えば彼らもダッシュすることが可能。
タイムトライアルには必須のテクニックで、ストーリーモードでも活躍の場は多いのだが、何故か説明書もチュートリアルもこのことは説明してくれない。公式サイトでは紹介されている。
クレジットタイトル時に現れる敵の絵画は、タッチペンで連打すると下へ落とすことが出来る。大きい敵やボスになると耐久度が上がり、多くの打ち込みが必要となる。
プレイヤーを退屈させないためのHAL研の配慮、もしくは遊び心だろう。
Reddy Land レッディ ランド
Aronge Valley アロンジ バレー
Ieras Adventure イエラス アドベンチャー
Neo Geneo ネオ ジェネオ
Buel Hills ブエル ヒルズ
Oltram Area オルトラム エリア
Wonder Vilet ワンダー バイレット
RAINBOW、虹となる。カービィシリーズに見られるステージ名ネタ。本作において虹は重要な要素である。
この「タッチ!カービィ」発売から約10年たった2015年1月22日、続編という形でWiiUより「タッチ!カービィ スーパーレインボー」が発売されることが発表された。
DSのタッチカービィとの雰囲気は一変、粘土でカービィ達やステージが表現されている。(そのため最初は毛糸のカービィのようなタイトルになったりするのではないかと噂をされていた。)
しかしカービィの操作はWiiUGamePadを使用しステージに虹色のロープを描くというDSタッチカービィそのもの。また今回はマルチプレイを実装しておりカービィの他にゲームに参加するプレイヤーはワドルディを操作。ワドルディはカービィを持ち運んでサポートする。
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最終更新:2024/11/23(土) 19:00
最終更新:2024/11/23(土) 19:00
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