RF端子(RF connector)とは、主にテレビ放送の受信装置に採用されているコネクタである。
RFはradio frequencyの略で、高周波(3 kHz - 300 GHz)を指す。
RF端子は同軸ケーブル(coaxial cable)を採用するものが大半であることから同軸RF端子(coaxial RF connector)とも呼ばれており、そのコネクタ形状は様々だがいずれも丸型のものに中心を一本のピンが立っているタイプとなっている。
テレビとアンテナ側を結ぶ端子として最も普及しているのがF型コネクタ(Fコネクタ; F connector)で、テレビ端子、アンテナ線などと呼ばれている。F型コネクタにはネジ切りが付いているタイプと付いていないタイプのものがあり(相互接続可)、テレビやコンセントに備え付けられているターミナルは基本的にネジ切りタイプで統一されているのに対し、ケーブルはネジ切りなしのタイプもよく使われている。
またF型端子は通常の直伸タイプと、接続部が90度屈曲しているタイプがある。後者はアンテナプラグと呼ばれており、差込口の壁面に沿ってケーブルを回せるようになっているので配線に便利な時がある。
名前の由来については諸説あるが定かではない。同じくRFコネクタの一種であるCコネクタやNコネクタは発案者の名前を取って名付けられているが(CはConcelman、NはNeill)、Fコネクタの開発者として知られるEric E. WinstonにFの字は含まれておらず、口金を意味するferruleから来ているという説もある。
80年代ではコンポジット入力を備えていないモデルのテレビがまだ家庭用で広く使われていたため※、それらとゲーム機などを繋ぐ場合はアンテナと同様RF端子を利用する他無かった。そのためファミコンなどのレトロ機種はRF出力端子を備えており、またRF接続を持たない機種の多くが別売で変換装置(RFモジュレータ、RFコンバータなどと呼ばれる)を発売していた。
初代ファミリーコンピュータは83年当時ビデオ入力用のRCA端子を備えているテレビがまだそれほど普及していなかったためコンポジット出力の搭載を見送っており(93年のリファインモデルでは搭載)、出力先[1ch / 2ch]を切替できるRFスイッチが標準で付属しており、接続順はコンソール→RFスイッチ→テレビという形であった。
※古いモデルでは同軸RF端子を持たず、平行フィーダーでUHF、VHFそれぞれを接続しているものも多かった。
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最終更新:2024/10/08(火) 13:00
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