ブラウン管とは、映像表示機器の一種である。
「バカかてめえ。俺が愛してんのは綯とブラウン管だけなんだよ」
─────あるブラウン管専門店店主の発言
電気信号を像に変換して出力する装置で、テレビやパソコンのモニタなどに利用されている。ブラウンというのは茶色という意味ではなく、発明者であるドイツの物理学者カール・フィルデナント・ブラウンに由来する。また、構造からCRT(Cathode Ray Tube、陰極線管)とも呼ばれる。
19世紀末に発明され、20世紀初めには現在のディスプレイの原型が開発された。その後、テレビ放映の始まりと共に一般家庭にも広く普及する。テレビをはじめとして、ディスプレイ/モニタと名前のつくものはほとんどがブラウン管だった時期もあった。
しかし、2000年頃からテレビやパソコンのモニタは液晶やプラズマへ徐々に置き換えられるかたちとなり、2010年には国内メーカーによる生産が終了した。世界的に見てもブラウン管の生産数はわずかになっている。もっとも、生産終了からそれほど経っていないため、いまだに現役で使用されているブラウン管は多い。
また、よくある誤解だがブラウン管テレビ=アナログテレビではない。世代交代の時期が偶然にも重複しているが、あくまでブラウン管というのはモニターの種類であって、放送規格とは無関係である。過渡期のテレビ受像機としてデジタルハイビジョンのブラウン管テレビも発売されていた時期があった(メーカーはソニーなど)。
原理を簡略に説明すると、背面にある電子銃から電子ビーム(陰極線)を発射し、それを電磁石で曲げて、前面のガラスに塗られた蛍光物質に照射して発光させる。このビームは左から右へ、上から下へと走査線状に走り、一画面の描画にかかる時間はおよそ1/60〜1/30秒である。
カラーディスプレイは蛍光物質に赤、青、緑の三原色を用い、各色に対応した電子銃を配置することで実現している。
掲示板
64 ななしのよっしん
2023/06/23(金) 19:16:49 ID: MPvWlIhXrZ
骨董品としてブラウン管テレビがほしくなった。形だけのなんちゃってブラウンじゃない本物の新品売ってないかな?
65 ななしのよっしん
2024/09/11(水) 22:31:39 ID: 6ErjFqsBF6
>>64
・そもそもブラウン管自体が重すぎ高すぎデリケート過ぎ(くっそデカいガラス玉だと考えればわかるはず)
・内部に高電圧回路があって絶縁やメンテナンスがめんどくさい
・ブラウン管のガラスには鉛が入っているから環境面で危険が危ない(鉛を入れないとテレビの前の人にX線が豪快に降り注ぐ)
今じゃこういう難点ばかりで作る理由が無いんだぞ、言うなれば「反応が早い以外に利点がない」みたいなもんだし
66 ななしのよっしん
2024/10/07(月) 14:07:33 ID: rOgGHuKY4H
この前久しぶりに田舎のゲームコーナー行ったらブラウン管まだ生きててびっくりした
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最終更新:2024/12/27(金) 12:00
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