こちら葛飾区亀有公園前派出所とは、秋本治による、週刊少年ジャンプに連載中の漫画作品である。
概要
亀有公園前派出所に勤務する警察官・両津勘吉とその周囲の様子を描いたギャグ漫画作品。
ゴルゴ13と並ぶ長寿連載漫画。略称・こち亀。1976年に連載を開始し、2008年7月現在、単行本は160巻以下続刊中。1996年から2004年までフジテレビ系にてアニメも放映され、インド、台湾などでの人気も高い。
2006年に連載30周年を迎え、『週刊少年ジャンプ』誌上で「こち亀30周年企画」が行われた。
また、同年には「超こち亀」という30周年記念書籍が発売された。
2009年8月1日午後8時からTBSでドラマ版が放送。両津勘吉役は香取慎吾。
ちなみに亀有公園は葛飾区に実在するものの、公園前派出所は架空の存在である。
こち亀30周年記念企画
2006年に週刊少年ジャンプで行われた特別企画。
42号では『両さんを探せ!』というタイトルで、この刊に連載された全ての作品に両津が登場した。
46号では「亀祭り第2部」というタイトルで、42号に連載された作品から全83種の人物・アイテムがこち亀に登場した。
参加作品は以下の通り。
- アイシールド21
- エム×ゼロ
- OVER TIME
- 家庭教師ヒットマンREBORN!
- 銀魂
- 斬
- 真説ボボボーボ・ボーボボ
- 太臓もて王サーガ
- D.Gray-man
- テニスの王子様
- To Loveる -とらぶる-
- 謎の村雨くん
- NARUTO -ナルト-
- ピューっと吹く!ジャガー
- BLEACH
- 魔人探偵脳噛ネウロ
- みえるひと
- ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
- メゾン・ド・ペンギン
- ONE PIECE
また、同じ時期に漫画家の大暮維人が週刊少年マガジンで連載中の「エア・ギア」内で両津を堂々と登場させており、その後ジャンプの作者コメントで秋本氏から感謝のメッセージが送られていた。
登場人物
CVはアニメ版で演じた人、演はドラマ版で演じた人。
派出所メンバー
- 両津勘吉(りょうつ かんきち)
- CV:ラサール石井 演:香取慎吾
- 主人公。階級は巡査長。制服の袖を捲り、素足に便所サンダルといった格好のゴリラのような男。
繋がり眉毛が特徴的で、よくロゴなどに使用される。下町出身の江戸っ子で、人類の域を超えた身体能力の持ち主。
趣味はギャンブル・ブラモ製作・ゲーム全般。金に対し病的なほどの執着を持ち、特に勝負事と絡むと勝つための手段を選ばなくなる。優れた商才を持ち奇抜なアイデアと強引な商売でどんなジャンルの商売でも多額の利益を得るが強引な商売が仇となったり、欲張り過ぎたせいで結局失敗に終わる。警察官なのに犯罪まがいの行為をすることも。
- 大原大次郎(おおはら だいじろう)
- CV:菱谷紘二→佐山陽規 演:伊武雅刀
- 両津の上司であり、階級は巡査部長。頑固で厳しく、両津が恐れる存在である。
しかし根は優しく、誰よりも両津を心配している。趣味は盆栽や囲碁・将棋など純和風で、剣道・柔道の有段者である。
悪事を行った両津にキツイお仕置きを行うのが主な役目となのだが、両津に振り回されギャグ要員となることもある。
自宅は千葉の秘境と呼ばれるド田舎だったが最近は派出所の裏に引っ越してきている(亀有公園の敷地内に自宅をそのまま持ってきている)。
- 中川圭一(なかがわ けいいち)
- CV:宮本充 演:速水もこみち
- 世界でもトップレベルの大企業「中川コンツェルン」の御曹司で、いくつかの関連会社の社長にも就任している。
徹底した英才教育の下で育ったなんでもこなす実力者であるが、世間知らずな部分がある。
派出所の勤務を経て、イケメンで頭が良く気配りができる好青年となり、婦警からの人気も高まっている。
・・・が両津が原因でたまに暴走することも。
- 秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと カトリーヌ れいこ)
- CV:森尾由美 演:香里奈
- 中川コンツェルンと並ぶ大企業「秋本貿易」の令嬢でもある婦警。日本人の父とフランス人の母の間に生まれたハーフ。
容姿端麗でありながらも男勝りの強さを持つ。両津を殴れる数少ない女性の一人。
- 男性から何度も交際を申し込まれているが、全て断っている。
中川とは互いにセレブの美男美女同士で、ベストカップルと評される程であるが、恋愛描写はない。
両津との関係はまんざらでもないようで、中川は麗子は両津に気があると思っている。
- 寺井洋一(てらい よういち)
- CV:森尾由美 演:香里奈
- 公園前派出所に勤務する警官。地味で平凡な警官。既婚者で息子が2人いる。成人病予備軍。
その平凡すぎる性格のため、両津の気紛れの標的となることが多く、酷い仕打ちを受けている。
特に原作では「丸井ヤング館」という意味不明な名前に改名させられてしまう。
しかし、改名後は宝くじが当たる・家の土地が高額買収されるなど運気が上昇している様子。
- 麻里 愛(あさと あい)
- 通称「マリア」。元キックボクサーで、植木流翻堕羅拳の総帥・麻里晩を父に持つ。とても美人であるが性別は男。
両津を溺愛しており、アプローチをするが「男だから結婚できない」と告げられ、女性になろうとする。
当初は美女の姿をしているだけであったが、原作では魔法で本当に性別が変わってしまった。
- 日暮熟睡男(ひぐらし ねるお)
- 4年に一度、オリンピックの年にしか登場しない警官。オリンピックの開催期間以外はすべて寝ている。
超能力の使い手で、数々の難事件を解決してきたが、胡散臭いという理由で一度リストラされてしまっている。
しかし、次の登場時には寝ている間の給料を出さないという条件で、再就職している。
弟の日暮起男は4年に1度しか寝ない一流企業の課長であり、やはり超能力を使える。
新葛飾署
- 屯田五目須(とんだ ごめす)
- 新葛飾署の署長。階級は警視正。かつての直属の部下である大原とは仲が良い。
姓名判断により、「亀森鶴吉」から現在の名前に改名している。
署長としての威厳はあまり無く、両津や女性署員の言いなりになってしまう。
- 本田速人(ほんだ はやと)
- 交通機動課の男性。普段は軟弱で優しいが、バイクに乗ると一変して、「ニ輪の悪魔」と称される凶暴な性格になる。
実家は「本田輪業」というバイク屋で、アニメでは母親を除く家族全員が本田と同じ2面性の持ち主である。
恋愛は苦手らしいが、原作・アニメでは後輩の乙姫菜々と交際することになる。
- 擬宝珠纏(ぎぼし まとい)
- 交通課に所属する男勝りな性格の婦警。両津とはいつも張り合っているが、縁談が持ち上がったこともある。
祖母の夏春都が「いい加減」という理由で両津家の男を嫌っていたため、破談になる。
実家は「超神田寿司」という老舗の寿司屋で、両津とは又従妹の関係にある。
- ボルボ西郷(ボルボ さいごう)
- かつてアメリカで傭兵をしていた警官。傭兵時代の経験から様々な武器を装備している(丸腰だと外も出歩けないほどの臆病な男なのだが)。
男ばかりの社会で生活してきたため、女性に対して免疫が無い。元上官である爆竜大佐の娘・ジョディと交際している。
実家は鹿児島で忍者の家系である。趣味はサバイバルゲーム。
- 左近寺竜之介(さこんじ たつのすけ)
- あらゆる格闘技を得意とするガチムチ体型の警官。その体型からガチホモと勘違いされたこともある。
「どきどきメモリアル」のヒロイン・早乙女沙織にハマったことをきっかけにギャルゲーマニアになる。
アニメの影響もあって、最近ではボルボとセットで登場することが多い。
関連動画
関連商品

![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
関連コミュニティ
。
関連項目
- こち亀BGM万能説
- 秋本治
- 週刊少年ジャンプ
- 漫画作品一覧
- アニメ作品一覧
- 日暮熟睡男