ウマ娘血統繁殖馬 単語

ウマムスメケットウハンショクバ

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この記事では、ウマ娘血統を持つ繁殖馬について解説する。

概要

自分でウマ娘血統を発見する際、今ならネットで簡単に血統表が見られるが、それでも馬柱を見て両親欄からその更に上の血統を発見するのは難しい。そこで、馬柱にこの馬が載っていれば2代以上の血統も追加でわかるような一覧を作成する。

ただし、レイパパレやナランフレグの例などを見ても分かるとおり、ウマ娘のモデルとなった馬自身の産駒成績がよろしくなく、孫・曾孫が無名の状態で突如G1馬になることも起こりうる。

本記事では、現在まで血統が残っており、自身がウマ娘血統を持つ繁殖馬。要は馬柱に名前が載っており、遡ればさらにウマ娘血統を発掘できる可能性があるものに絞って解説する。

5代血統表に載る可能性を考慮し、現役かどうかは問わない。

緑字は、繁殖入り後の新規ウマ娘追加によって持つことになった血統。

ウマ娘登場済み

自身がウマ娘血統を持つ者に限る。

  • 種牡馬
    • ウイニングチケット
    • キタサンブラック
    • ゴールドシップ
    • スペシャルウィーク
    • トウカイテイオー
  • 繁殖牝馬
    • ウオッカ
    • カレンチャン
    • カワカミプリンセス
    • ダイワスカーレット

ウイニングチケット

  • マルゼンスキー(母父)

産駒成績自体は振るわなかったが、曾孫のレイパパレが無敗で大阪杯を制覇。子孫初のG1馬となった。
マルゼンスキーの子孫であるウマ娘化済み競走馬は5頭と最多だが、G1馬が子孫にいるのはスペシャルウィークと本馬のみ。

  • 主な子孫
    • オイスターチケット
      • シェルズレイ
        • レイパパレ 2017生 大阪杯

キタサンブラック

  • サクラバクシンオー(母父)

言わずもがなの賞金王。ウマ娘化している競走馬の中ではサトノダイヤモンドに次いで2番目に若く、産駒は2021年にデビューしたばかり。

イクイノックスが東京スポーツ杯2歳ステークスを勝利し、産駒初の重賞勝利馬となった。

  • 主な子孫
    • イクイノックス 2019年生 東スポ杯2歳S

ゴールドシップ

  • メジロマックイーン(母父)

実馬もウマ娘としても絶大な人気を誇り、産駒も大勢走っている。オークス馬ユーバーレーベンは言わずもがな、2021年目黒記念で「ウインウインだ!」のワンツーフィニッシュを決めたウインキートスも彼の娘。

  • 主な産駒
    • ブラックホール(競走馬) 2017生 札幌2歳ステークス
    • ウインキートス 2017生 目黒記念
    • ユーバーレーベン 2018生 オークス

スペシャルウィーク

  • マルゼンスキー(母父)

自身が大種牡馬となり、シーザリオ・ブエナビスタという名牝に恵まれた。牡系もトーホウジャッカルやリーチザクラウンが継いでいる。シーザリオ産駒エピファネイアが下記の通り人気種牡馬となっているため、今後は彼を通じて血統が多く残っていくと思われる。

  • 主な子孫
    • シーザリオ 2002生 オークス、アメリカンオークス
      • エピファネイア 2010生 菊花賞 ジャパンカップ
    • リーチザクラウン 2006生 読売マイラーズカップ
    • ブエナビスタ  2006生 G1 6勝
    • トーホウジャッカル 2011生 菊花賞

トウカイテイオー

  • シンボリルドルフ(父)

大種牡馬シンボリルドルフの子であるが、自身の産駒からの活躍馬は多くが騸馬か乗馬になったため、特に牡系の存続に苦心しているのは有名。

牡系に限らなければまだ子孫は残っている。
ジャスタウェイとセットで『銀魂』から名前を取られたオツウも母父トウカイテイオーであり、1番仔マジカルステージが現役。
孫のブレイブスマッシュは豪G1を制しそのまま向こうで種牡馬となったため、オーストラリアにも彼の血統が残る可能性がある。

  • 主な子孫
    • ヤマニンシュクル 2001生 阪神JF
    • デライトポイント 2003生 未勝利
      • オツウ 2010生 中央5勝
        • マジカルステージ 2018生 中央1勝
    • トーセンスマッシュ 2004生 中央1勝
      • ブレイブスマッシュ 2013生 サウジアラビアRC 豪フューチュリティステークス
    • クワイトファイン 2010生 地方6勝
    • キセキノテイオー 2014生 乗馬→門別

ウオッカ

  • タニノギムレット(父)

ご存じ、64年振りの牝馬ダービー制覇を成し遂げ、G1を7勝した名牝。父タニノギムレットがウマ娘化したことで、この項目に追加されることになった。

産駒に目立った活躍馬がいないまま世を去ってしまったが、産駒タニノフランケルが種牡馬入りしているため、孫の活躍に期待しよう。

  • 主な子孫
    • タニノフランケル 2015年生 大原ステークス

カレンチャン

  • マルゼンスキー(母母父)

唯一、曾祖父がウマ娘化しているウマ娘化競走馬。
代表産駒は上記の通りカレンモエ。

  • 主な産駒
    • カレンモエ 2016生 長篠ステークス

カワカミプリンセス

  • キングヘイロー(父)

ウマ娘でも仲睦まじいキングヘイローの娘。

2021年は母父キングヘイローが大活躍した年だったが、カワカミプリンセス産駒からは特に活躍馬は出ていない。

ダイワスカーレット

  • アグネスタキオン(父)

アグネスタキオン産駒でウマ娘になっているのは彼女のみ。

産駒に活躍馬はまだいないが、10番仔まですべて牝馬なのは有名なエピソード。11番仔が初の牡馬である。彼女のおかげでスカーレット一族の血統はしばらく安泰といえる。

2022年には孫のスカーレットテイルがウオッカの子タニノフランケルと交配したことが報じられており、生まれてくればかつてのライバル双方が血統表に載る。

  • 主な子孫
    • ダイワレジェンド 2011生 中央4勝
      • スカーレットテイル 2018生 門別1勝
    • アンブレラデート 2018生 中央2勝

ウマ娘未登場(2021年末まで)

  • 種牡馬
    • イスラボニータ
    • エピファネイア
    • オルフェーヴル
    • キタサンミカヅキ
    • キンシャサノキセキ
    • グランプリボス
    • ゴールドアクター
    • サートゥルナーリア
    • ジョーカプチーノ
    • スクリーンヒーロー
    • タニノフランケル
    • ドゥラメンテ
    • ドリームジャーニー
    • パドトロワ
    • ビッグアーサー
    • モーリス
    • リーチザクラウン
    • リオンディーズ
    • ルーラーシップ
    • ローレルゲレイロ
  • 繁殖牝馬
    • アドマイヤグルーヴ
    • エイジアンウインズ
    • カレンモエ
    • キストゥヘヴン
    • シーザリオ
    • シュシュブリーズ
    • ニシノヒナギク
    • ニシノマナムスメ
    • ブエナビスタ
    • ブルーメンブラット
    • メジロオードリー
    • メジロシャレード
    • レーヌドブリエ
    • ルトロヴァイユ

イスラボニータ

  • フジキセキ(父)

2014年の皐月賞馬。産駒は2021年デビュー。キンシャサノキセキとともにフジキセキの後継として期待される。

  • 主な産駒
    • プルパレイ 2019年生 ファルコンS

エピファネイア

  • シンボリクリスエス(父)
  • スペシャルウィーク(母父)
  • マルゼンスキー(母父母父)

「ジャパニーズスーパースター」シーザリオが産んだG1馬3頭のうちの1頭目。
シンボリクリスエスがウマ娘化したことで血統が1頭追加されており、彼の子孫に影響が出ている。

G1を2勝という成績もさることながら、母父スペシャルウィークということは3代父にサンデーサイレンスがいるためクロスを作りやすく、人気種牡馬となった。

初年度産駒デアリングタクトがいきなり牝馬三冠、次年度も「撃墜王」エフフォーリアが皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念を3歳にして制するなど、早くも複数のG1馬を輩出している。

上述の通り、藤田晋が3頭産駒を有しており、その中からウマ娘化の可能性もあるか。

  • 主な産駒
    • デアリングタクト 2017生 牝馬三冠
    • エフフォーリア 2018生 皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念

オルフェーヴル

  • メジロマックイーン(母父)

ステマ配合の一角。クラシック三冠を初めとするG1 6勝を挙げた金色の暴君。
種牡馬としても順調で、G1馬のみならず、メロディーレーンのような個性派も輩出している。

  • 主な産駒
    • エポカドーロ 2015生 皐月賞
    • ラッキーライラック 2015生 G1 4勝
    • マルシュロレーヌ 2016生 BCディスタフ
    • メロディーレーン 2016生 古都S

キタサンミカヅキ

  • キングヘイロー(父)
  • サクラバクシンオー(母父)

中央ではオープン入りはしたものの重賞未勝利に終わったが、南関東に移籍したところ覚醒。Jpn2東京盃を2連覇する快挙を成し遂げた。獲得賞金3億6524万円。賞金王キタサンブラック(18億7000万円)とは比べるべくもないが、それでも大野商事所有馬の中では2位。

引退後は優駿スタリオンステーションにて堂々の種牡馬入り。上記の通り2頭のウマ娘血統を持ち、種付け数は少ないもののキングヘイローの後継種牡馬の一頭である。

なお、4代母にウマ娘公式アンバサダーと同じ名前の「タケユタカ」がいるが、これもウマ娘血統に入れていいのだろうか…?

  • 主な産駒
    • 2023年にデビュー予定

キンシャサノキセキ

  • フジキセキ(父)

高松宮記念連覇など重賞7勝を挙げた名スプリンター。種牡馬としても人気で、フジキセキの後継として短距離戦線でよく産駒が走っている。

  • 主な産駒
    • シュウジ 2013年生 阪神C
    • サクセスエナジー 2014年生 さきたま杯、東京盃

グランプリボス

  • サクラバクシンオー(父)

2010年の朝日杯FS、2011年のNHKマイルカップなど重賞5勝を挙げたバクシンオーの代表産駒。

産駒は2018年からデビュー。初年度産駒が初勝利まで105連敗と振るわず種付け数は激減してしまったが、グランプリボスの馬主である㈱グランプリと、「モズ」冠名を使用する㈱キャピタル・システムの代表が親子であるため、モズ冠名の牝馬と積極的に交配しており、そこから小倉記念(芝2000m)を勝ったモズナガレボシが出た。モズスーパーフレアの初年度の交配相手に選ばれたという話もあり、ここから逆転の大物が出てくるかもしれない。

  • 主な産駒
    • モズナガレボシ 2017年生 小倉記念
    • リュウノシンゲン 2018年生 岩手10勝

ゴールドアクター

  • グラスワンダー(父父)

スクリーンヒーロー産駒で、2015年の有馬記念を8番人気で勝った伏兵。産駒は2022年からデビューする。

  • 主な産駒
    • 2022年デビュー

サートゥルナーリア

  • スペシャルウィーク(母父)
  • スペシャルウィーク(母父母父)

シーザリオ産駒G1馬3頭の3頭目(父ロードカナロア)。2018年ホープフルステークス、2019年皐月賞の勝ち馬。

2021年から種牡馬入り。初年度から即満口と人気を集めている。初年度産駒のデビューは2024年になる。

  • 主な産駒
    • 2024年デビュー

ジョーカプチーノ

  • マンハッタンカフェ(父)

2009年のNHKマイルカップ覇者。リーディングサイアーにも輝いたマンハッタンカフェだが、超大物は出ず、ヒルノダムールも種牡馬引退してしまったため、カフェのサイアーラインは彼にかかっている。

  • 主な産駒
    • ジョーストリクトリ 2014年生 ニュージーランドトロフィー
    • ナムラリコリス 2019年生 函館2歳S

スクリーンヒーロー

  • グラスワンダー(父)

2008年のジャパンカップを9番人気で勝ったグラスワンダーの代表産駒。

種牡馬入り当初は「格安の良血馬」というポジションだったが、初年度産駒からモーリスとゴールドアクターが出て一気に大人気種牡馬に。既に代表産駒2頭も種牡馬入りしているが、自身もまだまだ種牡馬として現役である。

  • 主な産駒
    • モーリス 2011年生 GI6勝
    • ゴールドアクター 2011年生 有馬記念

タニノフランケル

  • ウオッカ(母)
  • タニノギムレット(母父)

貴重なウオッカ産駒の1頭。自身は重賞未勝利であるが、ウオッカの血をつなぐという使命を負って種牡馬入り。

初の種付けはスカーレットテイルで、ダイワスカーレットの孫である。受胎すれば競馬ファン垂涎の良血馬が生まれる可能性があり、産駒はかのスカーレット一族にも名を連ねることになる。ウマ娘抜きにしても夢の配合である。

  • 主な産駒
    • なし

ドゥラメンテ

  • エアグルーヴ(母母)

皐月賞では外ラチに逸走しながらも勝利、「これほどまでに強いのか!」と言わしめた二冠馬。キタサンブラックを二度も破りながら、リベンジの機会を与えず引退してしまったことでも有名。

2021年8月に若くして急死。父の無念を晴らすかのように、初年度産駒のタイトルホルダーが父の回避した菊花賞を制覇した。2022年には2年目の産駒からスターズオンアースが桜花賞を制覇。

  • 主な産駒
    • タイトルホルダー 2018生 菊花賞
    • スターズオンアース 2019年生 桜花賞

ドリームジャーニー

  • メジロマックイーン(母父)

小さな体でG1を3勝したステマ配合の一番槍。

同配合のオルフェーヴルやゴールドシップが種牡馬として順調な滑り出しである一方、こちらは種付けがあまりうまくなく、体が小さいこともあって苦戦している模様。

重賞勝ち産駒のミライヘノツバサは、現在東京競馬場の誘導馬を務める。

  • 主な産駒
    • ミライヘノツバサ 2013生 ダイヤモンドS 誘導馬

パドトロワ

  • フジキセキ(母父)

2012年のアイビスサマーダッシュなど短距離G3を3勝したスプリンター。父*スウェプトオーヴァーボードの後継として種牡馬入り。

種付け数は少ないものの、2016年産のダンシングプリンスが地方出戻りから海外重賞制覇まで駆け上がり中。

  • 主な産駒
    • ダンシングプリンス 2016生 リヤドダートスプリント

ビッグアーサー

  • サクラバクシンオー(父)

2016年のG1高松宮記念を現在まで残るレコード勝ちしたスプリンターだが、同年のスプリンターズステークスでの「前が壁!」事件の方が有名。キングヘイローの日本ダービーと並ぶ福永祐一の黒歴史。

産駒は2021年から続々とデビュー。サンデーサイレンスが1滴も入ってないからか100頭を超える繁殖牝馬を集めており、テスコボーイ系とサクラバクシンオーのサイアーラインを守るため奔走中。

  • 主な産駒
    • トウシンマカオ 2019生 クロッカスS

モーリス

  • グラスワンダー(父父)

父譲りの豪脚で日香G1を計6勝したマイル・中距離の精鋭。
人気種牡馬であり、2021年スプリンターズS勝者ピクシーナイトをはじめ、馬柱でもよく見かける名である。

  • 主な産駒
    • ピクシーナイト 2018生 スプリンターズS
    • シゲルピンクルビー 2018生 フィリーズレビュー
    • モーメントキャッチ 2020生 2022年デビュー予定

リーチザクラウン

  • スペシャルウィーク(父)
  • スペシャルウィーク(父母父)

父と同じ臼田オーナーの所有で、2009年日本ダービー2着。気性難もあって勝ち鞍はG2読売マイラーズカップが最高だが、臼田オーナーが馬主業を退いた際に権利を引き継いだ西山オーナー(セイウンスカイ・ニシノフラワーの馬主)の尽力で種牡馬入り。

2019年産のクラウンプライドが2022年のUAEダービーを制し、日本ダービー馬の血を引く馬として初めてケンタッキーダービーに挑む。

  • 主な産駒
    • クラウンプライド 2019生 UAEダービー

リオンディーズ

  • スペシャルウィーク(母父)
  • マルゼンスキー(母父母父)

シーザリオ産駒G1馬の2頭目。2015年の朝日杯FS勝ち馬。

2020年から産駒がデビュー。初年度産駒からさっそく重賞馬を複数出しており、キングカメハメハの後継としても期待がかけられている。

  • 主な産駒
    • テーオーロイヤル 2018年生 ダイヤモンドS
    • アナザーリリック 2018年生 福島牝馬S
    • ピンクカメハメハ 2018年生 サウジダービー

ルーラーシップ

  • エアグルーヴ(母)

誰が呼んだか「エアグルーヴのバカ息子」。G1クイーンエリザベス2世カップをはじめとした重賞5勝を飾った陰で出遅れ癖に悩まされ、勝ったり負けたりを繰り返した。特に2012年有馬記念の立ち上がりっぷりは伝説となっている。

産駒は菊花賞馬キセキをはじめ重賞勝ち馬を多数輩出しているが、揃いも揃ってゲート難に悩まされているのが困りもの。

ルーラーシップ自身はウマ娘になっていないが、エイシンフラッシュ・トーセンジョーダンのシナリオでは母エアグルーヴが「ゲート難」持ちで代役を務める。

  • 主な産駒
    • キセキ 2014生 菊花賞
    • ホウオウイクセル 2018生 フラワーカップ
    • クリーンスイープ 2018生 3勝クラス

ローレルゲレイロ

  • キングヘイロー(父)

2009年の高松宮記念とスプリンターズステークスを制したJRA賞最優秀短距離馬。前述のカワカミプリンセスと並ぶキングヘイローの代表産駒。

父と同じ牧場で種牡馬入りしたが、成績は振るわず現在は故郷の牧場でプライベート種牡馬をしている。

  • 主な産駒
    • アイライン 2012年生 門別3勝 中央4勝
    • アイオライト 2017年生 ベテルギウスS 全日本2歳優駿2着

アドマイヤグルーヴ

  • エアグルーヴ(母)

エリザベス女王杯2連覇の名牝。
繁殖牝馬としても二冠馬ドゥラメンテを輩出するなど優秀であったが、12歳で世を去ってしまう。

  • 主な産駒
    • ドゥラメンテ 2012生 皐月賞 日本ダービー

エイジアンウインズ

  • フジキセキ(父)

2008年のヴィクトリアマイルを制し、府中マイルでウオッカに勝った唯一の馬。「今クルーンピンチだけど赤松ゲッツーで終わりだから」の逆神のあのレースの勝ち馬、と言えば一部の人にはわかりやすいかもしれない。

馬主がウイニングチケットと同じ人なので、今後ウオッカ・ダイワスカーレット世代の物語が描かれる際にはライバルとしてウマ娘化される可能性あり。

  • 主な産駒
    • メジェールスー 2015年生 中央4勝
    • ワールドウインズ 2017年生 関門橋S

カレンモエ

  • カレンチャン(母)
  • マルゼンスキー(母母母父)

カレンチャンとロードカナロアの娘という夢のスプリンター配合が注目されていたが、カレンブーケドールと揃ってシルバーコレクターぶりを発揮してしまい、重賞未勝利のまま繁殖入り。

言わずもがなの良血なので、産駒から重賞勝利馬が登場することを期待したい。

キストゥヘヴン

  • アドマイヤベガ(父)

2006年の桜花賞馬。同じアドマイヤベガ産駒のブルーメンブラットとは同期でもある。

第8仔タイムトゥヘヴンが2022年のG3ダービー卿CTを制した。

  • 主な産駒
    • タイムトゥヘヴン 2018年生 ダービー卿CT

シーザリオ

  • スペシャルウィーク(父)
  • マルゼンスキー(父母父)

日米オークスを制覇したジャパニーズスーパースター。繁殖牝馬としても優秀であり、前述の通り3頭のG1馬を世に送り出し、スペシャルウィークの血統を広めるのに貢献した。

  • 主な産駒
    • エピファネイア 2010生 菊花賞 JC
    • リオンディーズ 2013生 朝日杯FS
    • サートゥルナーリア 2016生 ホープフルS 皐月賞

シュシュブリーズ

  • フジキセキ(父)
  • シンボリクリスエス(母父)

現役時代は特に語ることのない成績で、ウマ娘血統も当初フジキセキのみだった繁殖牝馬。しかし、本馬はリアルダビスタ企画の対象馬となっており、産駒の様子を産まれた瞬間から配信で見ることができる。馬産の様子を観察できるまたとない機会が設けられているという意味で注目すべき一頭である。

2番仔クールフォルテは、現在南関東で活躍中。

3番仔モーメントキャッチは2022年デビュー予定で、父モーリスのためグラスワンダーも血統に入っている。

  • 主な産駒
    • クールフォルテ 2019生 東京2歳優駿牝馬3着
    • モーメントキャッチ 2020生 2022年デビュー予定
    • シュシュブリーズの2021(雷太) 2021生 2023年デビュー予定
    • シュシュブリーズの2022(吹雪) 2022生 2024年デビュー予定

ニシノヒナギク

  • アグネスタキオン(父)
  • セイウンスカイ(母父)
  • ニシノフラワー(母母)

西山茂行オーナーがセイウンスカイの血統を繋ぐべく配合を重ねた繁殖牝馬。ニシノデイジーが初重賞制覇となり、オーナーの夢の実現に貢献した。現在も現役である。

  • 主な産駒
    • ニシノデイジー 2016生 東スポ杯2歳S

ニシノマナムスメ

  • アグネスタキオン(父)
  • ニシノフラワー(母)

同じくニシノフラワーの血統。父アグネスタキオンも『ウマ娘』で元にしたエピソードがあるほか、ウオッカとの対戦経験があるため、第1期にモブウマ娘として登場している。

  • 主な産駒
    • ニシノカツナリ 2016生 4歳以上2勝クラス

ブエナビスタ

  • スペシャルウィーク(父)
  • マルゼンスキー(父母父)

G1を6勝したスペシャルウィークの最高傑作。産駒にまだ重賞勝ち馬はいない。

  • 主な産駒
    • ソシアルクラブ 2015生 うずしおS
    • タンタラス 2016生 六甲アイランドS

ブルーメンブラット

  • アドマイヤベガ(父)

5歳で2008年のマイルCSを勝って引退した遅咲きの名牝。アドマイヤベガの代表産駒で、前述の通り桜花賞馬キストゥヘヴンと同期。

2019年産のフォラブリューテが2022年の桜花賞に出走を果たしている。

  • 主な産駒
    • フォラブリューテ 2019生 紅梅S

メジロオードリー

  • スペシャルウィーク(父)
  • メジロドーベル(母)
  • メジロライアン(母父)
  • マルゼンスキー(父母父)

ホウオウイクセル・ブレイクボーイの項で述べたとおり、彼女1頭でウマ娘血統を4頭持つ繁殖牝馬。
配合相手にウマ娘血統がいればもっと増えるが、実際には輸入馬や、ウマ娘になっていないキングカメハメハ産駒との配合が多くなかなかそうはいかない。メジロオードリーが母方にいる競走馬でウマ娘血統最多は、ホウオウイクセル(父方エアグルーヴ)とキタノドーベル(父方エイシンフラッシュ)の5頭。

  • 主な産駒
    • フェアチャイルド 2014生 未勝利 繁殖牝馬 キタノドーベルは本馬の仔
    • ホウオウイクセル 2018生 フラワーカップ
    • ブレイクボーイ 2020生 2022年デビュー予定

メジロシャレード

  • マンハッタンカフェ(父)
  • メジロドーベル(母)
  • メジロライアン(母父)

父ウマ娘のメジロドーベル産駒の繁殖牝馬その2。父マンハッタンカフェ。

エピファネイア産駒が2頭おり、メジロオードリーと同様ウマ娘血統5頭の記録を持っていた。
後日シンボリクリスエスが追加されたことでエピファネイア産駒にもう1頭追加され、メジロオードリーを抜き6頭となる。

  • 主な産駒
    • ショウナンラグーン 2011生 青葉賞
    • ヴァントシルム 2014生 緑風S

レーヌドブリエ

  • ゼンノロブロイ(父)
  • メジロドーベル(母)
  • メジロライアン(母父)

父ウマ娘のメジロドーベル産駒の繁殖牝馬その3。わりと貴重な父ゼンノロブロイ。

初仔のロマンドブリエは父モーリスなのでグラスワンダーの血統である。

  • 主な産駒
    • ロマンドブリエ 2019年生 未勝利

ルトロヴァイユ

  • シンボリクリスエス(父父)
  • スペシャルウィーク(父母父)
  • マルゼンスキー(父母父母父)
  • マンハッタンカフェ(母父)
  • メジロドーベル(母母)
  • メジロライアン(母母父)

メジロシャレードとエピファネイアの子。シンボリクリスエス追加によりウマ娘血統6頭を持つことになった。現在は繁殖入りしているので、メジロオードリーに次ぐウマ娘血統のカギになるだろう。

  • 主な産駒
    • なし

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関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ウマ娘の関連項目一覧
  • ウマ娘血統
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