ゼノブレイド2とは (ゼノブレイドツーとは) [単語記事]

ゼノブレイド2(Xenoblade2)とは、2017年冬に任天堂より12月1日に発売が予定されているNintendo Switch専用RPGである。開発はモノリスソフト（任天堂との共同開発）。

概要

基本情報
Xenoblade2
ジャンル	RPG
対応機種	Nintendo Switch
開発元	モノリスソフト
発売元	任天堂
発売日	2017年12月1日
価格	通常版：7,980円（税別）コレクターズエディション：10,980円（税別）
対象年齢	CERO:C
ゲームソフトテンプレート

2017年1月13日に行われた「NintendoSwitchプレゼンテーション」内で発表されたタイトルである。

『ゼノブレイド』の正統続編として制作されており『ゼノブレイドクロス』で培われたノウハウの上に新しい『ゼノブレイド』を構築することが今作の軸足となっている。

ゲームで重要なのは探索要素という人も、ストーリーという人も、どちらにも楽しんでもらえる作品となっている。

あらすじ

――この世界ができる遙かな昔。
人は世界樹の上に住む創世の神と共に暮していたという。
人はそこを「楽園」と呼んでいた。

雲海に覆われた世界「アルスト」。
雲海の中には多数の生物が生息し、中でも一際巨大な生物のことを「巨神獣（アルス）」と呼んだ。

人がコアクリスタルに触れることで生まれる亜種生命体「ブレイド」。
ブレイドは武器と共に誕生し、生み出した人間の手となり足となり共に成長。戦況を切り開いていく。

ブレイドを生み出すことができる選ばれた人間「ドライバー」。
ドライバーはブレイドと同調することで、多種多様な力を行使することができる。

サルベージを生業としている正義感溢れる活発な少年・レックスは、天の聖杯のブレイドであるホムラと出会い、天の聖杯のドライバーとなり共に楽園をめざすことになる。

そして彼らは、世界の行く末に大きく関わっていくこととなる。

システム

マップ・世界観

本作の舞台は雲海に覆われた世界『アルスト』。
雲海には巨神獣『アルス』と呼ばれる生物が多数生息しており、世界の中心にそびえたつ世界樹の上には豊饒の大地が広がる理想郷、『楽園』があるとされている。作中では巨神獣『アルス』をフィールドとして冒険することになる。
シームレスマップだった『ゼノブレイドクロス』と異なりアルス間の移動にはロードが入るが、各アルスのフィールドはシームレスとのこと。
アルスにはそれぞれに様々な環境や景色があり、大草原やアルス体内のめぐる洞窟のような地形もある。
なお、高所からの落下した際は『ゼノブレイド』同様、ダメージが入るので探索する際は落下に注意。

そして、人々は巨神獣『アルス』の上で暮らしており、様々な国家・組織を作り上げている。
なお、各国家・組織の名前の由来は七つの大罪だと思われる。
2017年9月現在で判明しているものは以下の6つ。

インヴィディア烈王国
- 『インヴィディア』と呼ばれるアルスの体内を国土としており、発達したバイオ技術を持つ自然主義国家。
スペルビア帝国
- 優れた機械技術でアルスを操る軍事国家。高度に機械化された軍事技術を持っており、国土の荒廃と資源不足から他国への侵略を開始。インヴィディア烈王国との関係に緊張が高まっている。
グーラ領
- 自然豊かな地で、現在はスペルビアの支配下になっている。
アーケディア法王庁
- アルスを敬い、信奉している国家。ブレイドを生み出すコアクリスタルの管理・供給を掌握し、宗教国家でありながら軍事にも影響力を持っている。
アヴァリティア商会
- 大国間の緊張関係をよそに軍需物資の交易で潤う、したたかな商人の共同体。
イーラ
- ある目的のために雲海に潜み、暗躍する組織。
  なお、この組織のキャラクターデザインは野村哲也氏が担当しているとのこと。

戦闘関連

今回の戦闘は公式では『ブレイドスイッチバトル』と呼ばれている。
内容としては『ゼノブレイド』、『ゼノブレイドクロス』同様、フィールド上からシームレスに戦闘に突入し、自動で攻撃する「オートアタック」と状況や位置取りを見て任意で発動させる「アーツ」を織り交ぜながら戦うというものではあるが、以下のような変更・新要素が加えられている。

ドライバーとブレイド
- 本作の戦闘は前衛で敵と戦うドライバーと後方から戦いをサポートを行うブレイドの二人一組で戦闘を行い、一回の戦闘には最大3組の計6人が参加できる。
ドライバーアーツ
- 戦闘中にオートアタックを当てゲージが溜まり発動させると様々な効果を発揮する特殊攻撃。従来のアーツに相当するもの。
  今作ではブレイドごとにドライバーアーツ（以下アーツ）が設定されており、それらは後述の『必殺技』と共にコントローラー左側の4つのボタンに対応しており、条件を満たしていればそれらのボタンを押すことで発動できる。
ブレイドアーツ
- 戦闘中にブレイドがドライバーの攻撃力や命中率を上げる際に使う。
ブレイドスイッチ
- 上記にあるようにアーツはブレイド1人につきに3つまでであるが、戦闘中にブレイドを交換することができる。
  ドライバー1人につきセットできるブレイドは3人までなので、1人で最大9つのアーツを選ぶことができる。ただし、ホムラやビャッコといったペアが固定ブレイドは変更できないので注意。
  また、ブレイドは攻撃タイプ、防御タイプ、回復タイプなど得意な戦闘スタイルが分かれており、武器や属性、アーツの種類もそれに合わせて変化する。
  ブレイドスイッチはコントローラー右側の方向ボタンに対応しており、アーツと同じように対応するボタンを押せば交換できる。
必殺技
- アーツを当て続けると使えるようになる技。
  サポートに徹していたブレイド自身が敵に強力な攻撃を与えるようになる、四段階に分かれておりレベルが高くなるほど高威力で演出も派手になる。
  また、必殺技を当てた際には『ボタンチャレンジ』が発生し、タイミング良くボタンを押せばダメージがアップする。なお、成功した際には謎のナレーション（CV:利根健太朗）にもめちゃくちゃ褒めてもらえる。
ブレイド同調
- ドライバーがコアクリスタルに触れ、ブレイドを生み出すこと。これによってブレイドは仲間になり、ブレイドスイッチの選択肢が増えることになる。
  ブレイド同調をするにはコアクリスタルと呼ばれるアイテムが必要。コアクリスタルにはレア度があり、対応したレア度のブレイドが仲間になる。
  もっとも仲間にしやすい『コモンブレイド』は質素な見た目ではあるが姿（大柄な人型や女性型、獣型等）、能力、武器（剣、斧、槍、大型銃、ナックル、ボール等）、名前はランダムとなる模様。
  逆にめったに手に入らない特別なブレイドである『レアブレイド』になると個性的な姿になるが能力、武器、名前と共に固定となる模様。

登場人物

パーティキャラクター（2017年10月6日時点）

レックス　種族：不明　性別：男　CV：下野紘

本作の主人公。サルベージを生業としている生命力溢れる活発な少年。
ホムラと出会い、世界の行く末に大きく関わっていくこととなる。

ホムラ　種族：ブレイド　性別：女　CV：下地紫野

レックスのパートナーとなるブレイド。炎の力を行使する。
レックスと共に楽園をめざすことになる。
《天の聖杯》と呼ばれている特殊なブレイドである。そのためかブレイドは本来ドライバーが死なない限り不死身であるが、ホムラとレックスには何かしらの制約がある。

ニア　種族：不明　性別：女　CV：大和田仁美

サバサバした性格で、パーティーのツッコミ役。
レックスとはウマの合う喧嘩友達。
耳のように見える髪は本物の耳である。

ビャッコ　種族：ブレイド　性別：不明　CV：稲田徹

白い虎のような姿をしたニアのブレイドで人と同じ言葉を話すことができる。
幼い頃から一緒で執事のように付き従っており、ニアのことを「お嬢様」と呼んでいる事から二人はイイトコの子ではないかとの噂も…

トラ　種族：ノポン　性別：男　CV：野中藍

ドライバーに憧れるメカ好きのノポン族の男の子。レックスのオトモ…ダチらしく、『アニキ』と呼んで慕っている。ドライバーへの憧れがある彼は素質が無くともあきらめず、ヒミツの切り札としてあるものを作り上げる…

ハナ　種族：人工ブレイド　性別：不明　CV：久野美咲

ドライバーの素質がないトラが作り上げた人工ブレイド。ノポン語を完璧に使いこなせるのはもちろん、ドリルのついた「ハナシールド」と呼ばれる武器とパワフルなメタリックボディにはオトコノコのユメがたっぷりと詰まっている模様。

サブキャラクター

セイリュウ　種族：アルス　性別：不明　CV：千葉繁

頭部に長い角を持つアルス。アルスの中では小さい方で、背中にはレックスの住む家とサルベージ用のクレーンで一杯になっている。
本人（？）いわくレックスの大家兼保護者のようなもので「じっちゃん」と呼ばれているとのこと。
また、姿を変えることも出来るらしく、その際はレックスのヘルメットの中に入るほどの大きさの薄桃色のマスコットキャラのような姿になる。

レアブレイド

イブキ　種族：ブレイド　性別：不明　CV：悠木碧

緑色の鳥人のような姿のブレイド。武器はハンマー。
2017年9月14日のニンテンドーダイレクトにて紹介。
とぼけた顔にやる気のない声を発するが、戦闘タイプは以外にも防御タイプの模様。
キャラクターデザインは田中久仁彦。

ヴァサラ　種族：ブレイド　性別：不明　CV：KENN

炎のような長い髪をもつ人型のブレイド。武器は剣。
2017年9月22日の公式ツイッターにて紹介。
怖そうな外見と「我に切れぬものは無し」と言う発言対し、声は意外と爽やか。左手にはひょうたんのようなものを持っている。
キャラクターデザインは鈴木康士。

ホタル　種族：ブレイド　性別：不明　CV：石原夏織

花を思わせる服装の少年、少女ともとれる中性顔のブレイド。武器はボール。
2017年9月29日の公式ツイッターにて紹介。
ボールを使って舞うように戦いながら癒しの力を使う。一方で、同調した際に「ちょろそうなドライバーでよかった～」と陰で呟いていることから、ウラオモテのある性格の模様。
キャラクターデザインはタイキ。

クビラ　種族：ブレイド　性別：不明　CV：宮野真守

男性貴族のような姿のブレイド。武器は斧だと思われる。
2017年10月6日の公式ツイッターにてアザミと共に紹介。
貴族を思わせる見た目のとおり高飛車な性格。同調シーンでは「頭が高いぞ下郎！」と言っているあたりドライバーにも高圧的な模様。
キャラクターデザインはhakus。

アザミ　種族：ブレイド　性別：不明　CV：斎藤千和

操り人形のような姿のブレイド。武器は大型銃。
2017年10月6日の公式ツイッターにてクビラと共に紹介。
操り人形のような動きをみせ、周囲には何やらオドロオドロシイものが憑いている。同調の際に「私はあなたのトリコ」、「ずっとそばにいさせて」等と呟き、意味深な笑い声をあげている。
キャラクターデザインはkakus。

名前のみ判明している人物

ヒカリ　種族：ブレイド　性別：女　CV：不明

金色の髪と瞳をした少女。ホムラと同じくブレイドであると思われる。

メツ　種族：不明　性別：男　CV：不明

一人称は俺。レックス達とともに行動している。

ヴァンダム　種族：不明　性別：男　CV：不明

ゼノシリーズに共通して登場している同姓同名の別人。

スタッフ

総監督・原案・構成・脚本	高橋哲哉
プロデューサー/ディレクター	小島幸
プロデューサー	山上仁志
ディレクター	横田弦記
メインキャラクターデザイン	齋藤将嗣
"イーラ"キャラクターデザイン	野村哲也
音楽	光田康典
	ACE（工藤ともり、CHiCO）
	平松建治
	清田愛未