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ゼノギアス

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ゼノギアスロゴ ゼノギアス
ジャンル RPG
対応機種 プレイステーション
発売元 スクウェア
開発 スクウェア
発売日 1998年2月11日
価格(通常版) 6,800円(税込)
CERO:D 17歳以上対
その他 監督・脚本・演出:高橋哲哉
企画加藤正人
キャラクターデザイン田中久仁
コンポーザー:光田康

ゼノギアス』(Xenogears) とは、1998年スクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたプレイステーション用のRPGである。
現在2020年7月時点)はPlayStation Storeゲームアーカイブスにて628円(税込)で販売中。

概要

ゆ(絵師)掲示板よりファイナルファンタジーVII』とほぼ同時期に開発スタートし、プリレンリングCGを多く用いた『FFVII』とは違い、背景ポリゴンキャラクターを2Dのドットアニメーションで表現した作品となっている。

監督・脚本はクロノトリガーグラフィックディレクターであり、後に『ゼノサーガ』や『ゼノブレイド』を生み出す高橋哲哉音楽は『クロノトリガー』に続いて光田康典キャラクターデザインは『一撃殺虫!!ホイホイさん』の田中久仁。演出はクロノ・トリガーラジカル・ドリーマーズシナリオを手掛けた加藤正人が務めている。

もともとは高橋哲哉FFVII企画案として考えたストーリーが原案である。坂口博信FFとは別の作品として作る事を勧められ、既に発足していた「クロノトリガー2」チーム(後の「ゼノギアス」チーム)によって開発された。ゼノギアス開発終了後に加藤正人によってチームは再編成され、『クロノクロス』が開発された。その為、『クロノクロス』と開発メンバーがほとんど同じとなっている。

RPGとしての評価はかなり高い。週刊ファミ通読者が選ぶアンケートランキングでも数年間上位を維持、文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケートでも選択項に本作品がないにも関わらず自由記入欄投票で3位という結果を残しており、非常にファンの多い作品であるといえる。電撃オンラインでの調も、リメイクして欲しいゲーム2位exit、続編が出て欲しいゲーム1位exitとなった(ファミ通での調は5位)。BGMに関しても、前述の通り旧スクウェアの三大巨匠と呼称される光田康典が担当しており、発売してから20年以上もの日が経った今でも人気が高い。

複雑で難解な設定・ストーリー、設定資料集

しかしながらストーリーとそのバックグラウンドが非常に複雑で難解であり、1度クリアする程度では理解することは容易ではない。またDisc 2はサウンドノベルに近い形式でストーリーが進行し、操作シーンが少ないため不満も多い(これは開発メンバーが『FF開発に異動させられたためとも開発期間の縛りがあったとも言われている)。

ストーリーや用語などを詳しく知りたい方は、公式設定資料集である「Xenogears PERFECT WORKS the Real thing -スクウェア公式ゼノギアス設定資料集(本作のファンたちからは略して「パーフェクトワークス」、「PW」等と表記されることも多い)」を読むとさらに楽しめるかもしれない。オープニングムービーや<原初の刻>やソラリス戦役の時代に何があったのかなど、プレイしただけでは掴みづらい内容が解説されており把握しやすい。

ただしデジキューブから出版されたオリジナル版は、デジキューブ倒産したこともあって現在では絶版となっている。定価は3500円であるがプレミアがつき、ヤフーオークションや一部書店では1万円以上で取引されることもしくなく、おいそれと購入できる物ではなくなっていた。

しかし、2014年1月2000票近い得票数を得たことで復刊ドットコムにおいて復刊が決定し、2014年4月10日に復刻版が発売されたexit。価格は税抜き5000円オリジナル版より高い設定になってはいるが、プレミアの付いていたオリジナル版よりは格段に入手しやすくなった。ちなみに、復刊ドットコムの社長のブログexitによると売れ行きはかなり好調らしい。今となってはそちらも売したため結局プレミアが付いてるのだが

現在は有志により、設定集を元にした解説動画投稿されている。

バグ

さほどバグが多いゲームではないが、やや深刻なバグが一つ確認されている。

ゲーム後半に入った頃、敵に占領された「ニサン」というに侵入するイベントで発生するバグである。このイベントは本来、「の中で敵と触れると戦闘に入り、これを繰り返して敵を全滅させるとゲームを進めることができる」というシステムになっている。しかしイベント中に建物内に入ってしまうと、そこから出ても以後はなぜか一切敵が出現しなくなり、イベントを終了させることができず詰んでしまう。

悪いことにこの「ニサン」の建物内にセーブポイントがある。このバグを知らずに「念のためにセーブしておこう」とイベント中に建物内に入って上書きセーブしてしまうと、詰んだ状態が記録されてしまう。つまりそのセーブデータでは以後ゲームを進めることが全くできなくなる。よって、新しいセーブデータで最初からゲームプレイしなおす以外に復帰方法がなくなる

登場キャラクター

 フェイ : ウォン・フェイフォン (CV:緑川光)

エリィ : エレハイム・ヴァン・ホーテン (CV:冬馬由美)

シタン : シタン・ウヅキ (CV:田中秀幸)

     _, ,_  しょおー
    ( ◎д◎)
      ⊂☆)´)

バルト : バルトロメイ・ファティマ (CV:関智一)

リコ : リカルド・バンデラス (CV:麦人)

ビリー : ビリー・リー・ブラック (CV:うえだゆうじ)

チュチュ (CV:渡辺久美子)

マリア : マリア・バルタザール (CV:スクウェアの女性スタッフ?)

エメラダ (CV:根谷美智子)

カーラン・ラムサス塵<ごみ>

グラーフ

  • 仮面の男。「力の者」らしい。
  • フェイの行く先々に現れては、敵をけしかけてきたり、せっかく倒しかけていた敵に力を与えて復活強化させたりと、事態を悪化させて去ってゆく。フェイの過去を知っているようだが・・・?
  • 力を与える相手がことごとく禿頭のおっさんなので、ゲームファンたちの一部からは「ハゲ専」などと言われている。
  • 戦闘力においては作中最強レベル。生身でギアをなぎ倒す。某アジアと被るとか言うな!

他のゼノシリーズとの関係

ゼノサーガシリーズは『ゼノギアス』の製作メンバーモノリスソフトを立ち上げ製作したものであるが、権利関係の問題などから『ゼノギアス』と直接的な関係がある作品ではなく、時系列は断たれている(ゾハル地球、波動存在の扱いが大きく異なる)。世界観や用語も共通するものが多い(前述のPERFECT WORKSでのEpisode Iについての記述との較)が、違いも多く同一の役割ではない。語弊を恐れずに言うのなら、ゼノサーガはゼノギアスを設定ごとリメイクしたと言うのが近い表現になる。

ちなみに、『ゼノギアス』自体は計6エピソードで構成されていたはずであり、本編舞台となる時代はEpisode Vにあたり、ゼノサーガシリーズEpisode Iの設定を再構築した作品となる。

同じくゼノタイトルをもつ『ゼノブレイド』以降のシリーズについては、世界観・ストーリー共に関連性はないとされている。
ただし、こちらはストーリーの各所にゼノギアスとの類似点が存在している。

スクウェアの他作品との関係

物語のあちこちで、スクウェアの別作品との微妙なつながりを連想させるキャラや表現などが出てくる。以下、その例。

逆パターン

上記と逆に、スクウェアスクウェア・エニックス)の別のゲームで本作とのつながりが示されたケースや、本作とのコラボレーション企画

お絵カキコ

エメラダトロネセラフィータドミニアケルビナイドマルーフェイとエリィフェイキング

関連静画

関連動画

プレイ動画

関連生放送

関連コミュニティ

ニコニコQ

関連項目

記事のある楽曲

関連リンク

脚注

  1. *例えば聖剣伝説2 SECRET of MANAの公式サイトのコラムexitで、聖剣伝説2の宣伝担当だった「渡邉典子」氏が同作に関する業務の思い出を語っている。
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