デストロイオールヒューマンズ!とは、PS2で2007年に発売された日本のバカゲーである。
舞台は1950年代のアメリカ。フュロン星から地球に来たUFOが墜落し、フュロン星人「クリプトスポリジウム136」がアメリカ政府に回収された。主人公であるフュロン星人「クリプトスポリジウム137」とその上司の科学者「オルソポックス13」はクリプトスポリジウム136を救出するため、そしてDNA(日本語版ではDNAではなくエンドルフィン)を集めるために、米軍や米政府の秘密組織マジェスティックトゥエルヴなどと戦い地球人をブチ殺していく・・・
・・・というストーリー。
元は、アメリカのゲーム会社THQが、2005年に『Destroy All Humans!』としてPS2やXboxで発売したTPSゲーム。だが、グロさ故THQジャパンではローカライズされなかった。それを、セガの小堤正人氏が監督を務めてなんとか2年後にCERO-Cまで抑えて販売にこぎつけた製品である。
このローカライズに際し、グロさを隠すためにとった方法は、”馬鹿に走る”である。その為に、こんなネタに詳しい山本弘氏らも引き込んで、ネタを考えた。これに、山口勝平や大塚芳忠、富田耕生や青野武などの豪華声優陣を引き込み、究極のバカゲーを作り上げたのである。
(ちなみに主人公クリプト達は関西弁を喋るが、山口氏や大塚氏は関西人ではないので関西人の方々から見るとイントネーションがどこかおかしいのだとか。最も関西弁を喋らせる事により、味のあるいかがわしさを演出しているようだ)
作品中にちりばめられたネタには有名な特撮・アニメ作品や山本弘氏らの著書「トンデモ本シリーズ」など夥しい数にのぼり、全てのネタを理解できる人はまずいないだろう。だがその元ネタを探すのもまた楽し。
もっとも、ゲーム自体の難易度はそこそこ高いので油断するとすぐに死亡してしまう。
以下はクリプトがなにかんがえてるのテレパシーで一般人や兵士など、相手の思考を読んだ時に出てくる台詞。何気に脇役までフルボイス。
解る人だけ笑ってください。ちなみにこれでもほんの一例。
なお、発想が「ビーストウォーズリターンズ」と同じなのは気にしない。
この話の舞台裏・ネタの一部を閲覧したい方は下記の関連リンクを参照。
ローカライズ前の『Destroy All Humans!』はなかなかの人気を得たらしく、海外ではシリーズ化して続編も数作出ている。しかし2作目が出たハードであるPS2・Xboxは双方ともに既に前世代ハードとなってしまっており、日本ローカライズ版の発売は望み薄である。
「Destroy All Humans! Crypto Does Vegas」という2007年に配信された携帯電話アプリもある。オルソポックスがフュロン本星に送るはずだったDNAが何者かに盗まれた。クリプトはそれを補填するため、地球人を殺しまくってDNAを集めることになる。
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最終更新:2025/12/13(土) 16:00
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