バイザックTR-2［ビグウィグ］とは (ビグウィグとは) [単語記事]

バイザックTR-2［ビグウィグ］とは、ADVANCE OF Ζに登場するモビルスーツ。
名称は『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』の元・幹部（アウスラ）ウサギ「ビグウィグ」に由来する。

型式番号：YRMS-106＋BL-85X

概要

ティターンズが開発したTRシリーズ（トライアル・ナンバー）の試作2号機。MSやMAが装備可能な高出力なロングレンジ・ビーム・キャノンおよび、モビルスーツと一体となった推進機の運用試験を目的として開発された機体。

TR-2のベース機には、最新鋭機「ハイザック先行量産型」が選ばれた。ハイザックはユニット化が比較的進んでおり、パーツ交換や改造が容易なのである。
さらに旧ジオン系MSを模した露出した動力パイプによる繋ぎ替えや外部機器への出力が可能になるという利点もあった。

ジェネレーター積載のハイザック胴体部を背負い、事実上2機のハイザックをかけあわせている。これがバイ（BY）の由来である。TR-2は脚部スラスターユニットとロングレンジ・ビーム・キャノンの巨大な2つのユニットにわけられており、スラスターユニットはプロペラントタンクを兼ね、機体ロック用クローや着艦用ランディングギアを内蔵する。

この機体から得られたデータは強化型メガ・ランチャーに用いられたり、後にガンダムTR-6に本機の改良武装「ハイパー・ロングレンジ・ビームキャノン」（通称ビグウィグキャノンⅡ）が使われたりする。

メディア展開において、他のTR機と違って完全に影が薄いのが現状。
例えばTR-1からTR-5までは揃ってるGジェネ魂にガンダムTR-6を除くと唯一参戦しておらず、オーバーワールドでついにガンダムTR-6［ハイゼンスレイⅡ］のラー形態が参戦したなか唯一ハブられるという何とも不遇な存在。

「ロングレンジ・ビーム・キャノン」
メガ・ランチャーやTR-6のハイパー・ロングレンジ・ビームキャノンの開発に繋がるロングバレルのビーム砲。
高出力ビームのために高性能の冷却システムを内蔵し、巨大なシールドを装着。巨大な砲身は折りたたみ式で、その際のイメージとしてはでかい荷物を胸部の前で抱える形に近い。
「シールド」
側面に装備された専用シールド。姿勢制御バーニアやプロペラントタンクを装備。機能的に左右同一だが、左側のシールドは展開する際に砲身を通すため、中央部がそっくり抜き取られている。