君は、刻の涙を見る……
『機動戦士Ζガンダム』とは、サンライズ制作のロボットアニメである。機動戦士ガンダムの続編にあたる。
総監督 | 富野由悠季 |
---|---|
キャラクター デザイン |
安彦良和 |
音楽 | 三枝成彰 |
制作 | 日本サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ 日本創通エージェンシー サンライズ |
話数 | 50話 |
TVシリーズは1985年から1986年にかけて放映され、2005年から2006年にTVシリーズの映像と新規カットから構成される劇場版三部作が公開された。「Ζ」は「2」の見立てでもある。
前作「機動戦士ガンダム(1st)」の放映から7年後に放映され、劇中でも1stの舞台となった1年戦争から7年後という設定で物語が描かれており、前作の登場人物が年をとって登場する。
戦場の兵士を中心に描かれていた「1st」に対して、政治的な駆け引きなどの要素が増している。特に「1st」の地球連邦vsジオンという単純な構図から「ティターンズ&ティターンズ派連邦軍」vs「エゥーゴ&協力組織」という複雑な内戦構造に加え、中盤以降は第三勢力アクシズも加わる三極構造となり、敵味方の区別が曖昧になっていく。加えて、各陣営が使用するモビルスーツ(MS)も纏まりがなく、ぱっと見での識別が困難になっている。
主人公カミーユを中心としつつ、どいつもこいつもエゴがむき出しなキャラクター達が繰り広げる人間模様を描く群像劇的なシナリオも癖が強い。特に制作時代を反映してか、序盤の10話くらいまでは毎週のように誰かが殴られたり殴ったりするシーンが入る。だが、その演出が癖になる人も。
戦闘シーンの作画は「1st」から比較にならないほどパワーアップしたが、反面演出はすこし冗長。特にやたらとMSで組み付きに行く点はネタにされる。時代を感じさせない素晴らしいデザインセンスのMSは今なおロボットアニメファンの間で評価が高い。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と同時期の公開となった劇場版三部作では、大まかなあらすじはTV版と変わりはないものの、結末が変更されている。TV版の旧作画と新規作画が混在しているが、新規作画のクオリティはぶっちぎりで高く、以降のスーパーロボット大戦シリーズなどでの客演時にはこの新訳版作画・デザインが元にされることが多い。
ちなみにこちらの結末だとTV版の続編「機動戦士ガンダムZZ」、ひいては「逆襲のシャア」には繋がらなくなるが、これについての公式声明は特に出されていない。
ジオン公国と地球連邦政府の「一年戦争」は、ジオンの敗北で幕を閉じた。連邦政府はスペースノイド(宇宙移民者)に対する支配を強め、地球連邦軍では治安維持のためエリート部隊「ティターンズ」が結成された。
旧ジオン軍の残党狩りから始まったティターンズの活動は過激化し、一般のスペースノイドへの武力行使も厭わないようになっていく。これを良しとしない親スペースノイド派の連邦軍人は、月や宇宙を拠点とする企業と協力し、旧ジオン残党をも取り込んだ反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成した。
一年戦争終戦から7年後の宇宙世紀0087。ティターンズはサイド7のコロニー「グリーン・ノア2」、通称「グリプス」の要塞化を進めると共に、新型機ガンダムMk-IIのテストを行っていた。
ティターンズ兵と暴行沙汰になり拘留されていた「グリーン・ノア1」の学生、カミーユ・ビダンは、エゥーゴのガンダムMk-II強奪作戦の混乱に乗じて脱走。墜落したMk-IIに衝動的に乗り込み、エゥーゴに協力する。
エゥーゴと共に各地を転戦することになったカミーユは、最新鋭機Zガンダムを受領してエースパイロットとして活躍していくが、熾烈な戦いの中で心をすり減らしていく。更にはザビ家の正当血統を掲げ、火星圏の向こうの小惑星帯に潜んでいたジオン軍残党「アクシズ」が地球圏に帰還し、エゥーゴとティターンズの戦闘に介入。沢山の生命が散って行く中、カミーユとZは宇宙を駆ける。
本作で初登場する機体のみ記載。
テレビ版ではプラモデル企画「MSV」の機体が、劇場版では「0083」の機体がゲスト出演している。
エゥーゴ地球連邦正規軍 |
ティターンズ |
アクシズ |
ガンダムシリーズ(映像作品) |
---|
1st - Z - ZZ - V - G - W - X - ∀ - 種 - SDGF - 種運命 - 00 - 三国伝 - AGE - BF - Gレコ - BFT - 鉄血 - BD - BDR - 創傑伝 - SDWH - 水星 |
CCA - F91 - 0080 - 0083 - 08 - G-SAVIOUR - EVOLVE - IGLOO - STARGAZER - UC - GPB - ORIGIN - サンダーボルト - Twilight AXIS - NT - 閃ハサ - ククルス・ドアンの島 - 種自由 |
▶もっと見る
掲示板
556 ななしのよっしん
2024/11/15(金) 23:07:15 ID: HKxKbkLXs3
分かりやすく奇声あげたり、顔芸や怖い顔したりみたいな狂気でなく
Ζガンダムの狂気って、描かれ方が静的で自然かなと思う
よく見るとどいつもこいつもヤベーことしてんの。そして誰もその異常さにツッコまない
557 ななしのよっしん
2024/11/23(土) 00:24:06 ID: alY1IOzUIp
そういえば「君は刻の涙を見る」ってどういうことなの?
ララァが言ってた「刻が見える」って言葉と何かしら関係があるんだろうか
物語の顛末を踏まえるとどう考えてもポジティブな意味合いではないんだろうけど
558 ななしのよっしん
2024/11/26(火) 00:55:52 ID: HKxKbkLXs3
「ニュータイプになったところで、それだけで人は分かりあえるだろうか?」
みたいなのと、ニュータイプという希望を否定する悲哀を孕んだ言葉ではないか?と今考えた
カミーユ達や、あとカツの話みるとゼータってある意味1stで書いたNTの神性や希望を否定する部分あると思うし
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/11(水) 05:00
最終更新:2024/12/11(水) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。