その昔
「たとえどんな体になっても心に翼があればどこにでも飛んで行ける」
って言った人がいたの
その「心」とは? 今でも色々言われてるけど……
当時 本当にそれを実行に移した人がいたのよ あるガンダムを作ってねェ
そのガンダムの名は……
ガンダムTR-6[インレ](RX-124IL)とは、機動戦士Ζガンダムの公式外伝『ADVANCE OF Ζ』シリーズに登場する戦略兵器である。
インレには以下の意味も含まれる。
1.インレの黒ウサギ - 児童文学『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』に登場。本機の名称の元ネタであり、ウサギたちの死と暗黒の象徴。
2.インレ(アダルトゲームブランド) - 同人サークル『れいんどっぐ』を前身とするアダルトゲームブランド。
ティターンズの主力量産機「ガンダムTR-6」の決戦仕様であり戦略兵器。
TR計画の真の目的である「トライステラー計画」における“翼”と形容される存在。
ファイバーⅡとダンディライアンⅡという2機の大型機が合体しており、全長(全高)は「100m」を超え、さらに専用の巨大なオプション装備も予定されていた。もはや一種の小規模な移動要塞のようである。
“外惑星への侵攻と地球圏の盤石な支配”を目的としており、宇宙ステーション「SSD(スターシップダウン)」や専用母艦となるアスワン改等を含めたコスト度外視の運用計画が構築されている。
元々インレの素体はウーンドウォートではなくヘイズル・フレア(TR-S)だったが、規格統一を目的とした機種統合計画の立案からヘイズル・フレアでの運用プラン自体も白紙になった。
しかし、計画で開発された最新鋭の兵器体系「ガンダムTR-6」のロールアウト・完成は、ティターンズの敗北が決定的となったグリプス2攻防戦の直前まで遅れてしまった。
当初の予定通りTR-Sを量産しインレも早期投入されていた場合、ティターンズは確実にエゥーゴに勝利していたとの事である。
両陣営が泥沼の戦局に陥ることを恐れた者達は極秘にTR-6の破壊命令を下した。TR-6の実質的な廃棄処分が行われて開発・配備計画は頓挫したかと思われたが、AOZ第3作目「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ くろうさぎの見た夢」において、計画が再始動していた事が判明。
U.C.0088。トライステラーを推進するトリスタン一派は、先の戦乱で投入を控えさせたTR-6を持ち逃げし、アリシア・ザビ率いる火星のギレン派残党(後のレジオン)と合流。建国戦争に於いて、TR-6インレの力の一端(ファイバーⅡ)を使ってジオンマーズを壊滅させ、レジオンを勝利に導く。
U.C.0091。アリシア・ザビ指導下の火星にてインレの再建造が進行していた。
TR計画の真の目的。始動時期はU.C.0001よりも前だが、同計画の支持者や主要研究者のクローン達が計画を引き継ぎ、0091年においても存続している。
人は宇宙に出て もうひとつの大地ともうひとつの体を手に入れて
人は宇宙という世界の中で もう一度生まれ変わる
進化した新しい人類は 地球を離れ 新しい世界へ 旅立たねばならない
輝ける星へ
僕たち3人は その使命のために 何度でも生まれ変わる
たとえ 体がどうなろうと 心に翼があれば どこへでも行ける
そのための翼がインレであり トライステラー(TR)計画
この計画の支柱は宇宙世紀への改暦と共にあった「宇宙移民思想」である。現時点では外宇宙環境への進出、万能化換装システム、クローン技術、人格の再現と憑依(作中ではシャア・アズナブルの人格を再現し、搭乗者に「憑依ロールプレイ」させた)との関係性が示唆されている。
インレにはテラフォーミングの特性、サイコミュ系オプションによる「刻」を感じさせる力などが備わっている他、人間の「メモリー」(人格データ?)が蓄積されている。
トライステラーの支持者は「輝ける星」を掴むという目的を持って行動する。この輝ける星も抽象的な概念であるが、「理想」「夢」「新天地」のようなもの(あるいはそれを実現させた自分)と推察できる。
宇宙世紀とアナザーの遥か未来である『∀ガンダム』の失われた高度文明期には、他の恒星系への移民を達成していた事が判明しており、「超空間交通システム」なるものを用いて交流していたようである(これは「超空間擾乱」とやらで妨害されていた時期もあったらしい)。
また、非公式ではあるが漫画『機動戦士Vガンダム外伝』ではU.C.0653年にプロキシマ・ケンタウリへの入植を達成、漫画『強化人間物語-MAD WANG 1160』では新暦1160年に太陽系連邦と外宇宙連邦が存在する程度には人類の生活圏が広がっている。
インレはコアMS×2と搭載機×6、計8機分のガンダム系MSと複数の航宙機で構成される複合形態である。
ガンダムTR-6自体があらゆる連邦・ティターンズ系MSの設計を統合した兵器運用体系のコードの為、現時点での集約点・最高到達点と呼べる機体となっている。
合体後に2機のコア・ユニットは役割を与えられ、インレの下半身を構成するダンディライアンⅡ側が機体操舵、上半身のファイバーⅡ側が火器管制を担当する。
2機の大型MSのコアがガンダムTR-6[ハイゼンスレイⅡ・ラー]の場合、インレの最大搭乗員は6名以上にも及ぶ(後述)。
ファイバーⅡ側のバインダーにはガンダムTR-6[キハールⅡ]という円盤状の小型可変MSを6機搭載する。キハールⅡの展開に配慮した射出形態への変形パターンも用意されている。
大気圏の単独離突入(弾道軌道での超音速進攻)、兵器搭載母艦の役割、重力下での浮遊推進などTR-6の重装形態は当時の水準を大きく上回っており、戦艦の領域に足を踏み入れていた。
TR-6の重装形態は、いずれも攻防を司る部隊の中核的存在だが、その究極形と呼べる存在がインレなのである。
インレ自体を量産する構想もあり、専用の宇宙ステーション「SSD」を建造し、地球のあらゆる場所にスムーズに展開する予定だった。
また、先述したように人類の外宇宙環境への進出までインレに託していたようで、[フリス]と呼ばれる外付けの大型機器の存在も判明している。
インレはMS/MAの枠組みを超えた「戦略兵器」であり、戦術レベルでの対MS戦の勝利は当然としても、戦争の趨勢を決める以外の局地的な戦闘へ投入されること自体が極めて稀な例らしい。
強力すぎる故に費用対効果が見合わない場面が多く、さらに政治にまで影響を及ぼす事も考えられるため、投入には慎重な判断が必要とされている(これは旧世紀から続く戦略核の扱いに近い)。
局地戦ではインレの下位モデル「クインリィ」が代替機となる。このクインリィはかつてのデンドロビウムの後継機となる事実上のデンドロビウムⅡ形態でもあった。クインリィ形態の時点で「機動兵器の最上クラス」と言われており、その上位モデルであるインレが「MS/MAの枠を超えた存在」とされるのも不思議ではない。
インレはトライステラー(TR)計画に於いて、人類を新たな天地に運ぶための「翼」でもある。トライステラーの支持者たちはTR-6という無限の拡張性を備えたハードに何らかの「夢」を託していたのである。
インレ形態でもダンディライアンⅡとファイバーⅡの機能・武装を扱えるのは勿論、拡張性も高い。インレ専用のウェポン・カーゴが用意されていた他、EWACレドーム案や外惑星進出装備、核兵器、サイコミュ装備(サイコ・インレ)などまさに狂気と形容するに相応しい専用プランも確認されている。
インレの発展プランは終わりを見せなかった。開発陣はサイコミュシステムや追加武装を施し、当初の構想ではオールドタイプが扱うはずだったガンダムTR-6を強化人間、ニュータイプ専用機に変更したのである。
追加武装案・・・
プラズマ・リーダー、BC兵器、核ミサイル、ビット、リフレクター・ビット、巡航ミサイル、モビルビット(シールド・ブースター型)×4、ギガンティック・ユニット。
一年戦争時ならば南極条約違反のNBC兵器を搭載する案などからも、TR-6の開発プランは次第にティターンズの狂気に染まっていった事が分かる。
インレ頭部ユニットをサイコミュ搭載型に換装し、複雑な火器管制をサイコミュを介した思考制御で行う(TR-6系が標準で搭載している強化人間人格OSも併用される)。
搭乗者は自ずとNTか強化人間に限られ、当初の非NTが扱う量産機というコンセプトに反するのは言うまでもない。
またサイコミュ構想だとTR-6通常形態用の主兵装「コンポジット・シールド・ブースター」は一部をサイコミュ受信装置に換装しており、モビルビットとして無線遠隔操作が出来る。
機体は禍々しい姿へと変貌し、一般的な「ガンダム」からも大きく逸脱している。
以下がインレを構成する機体・パーツである。
『AOZ』は『ウォーターシップダウンのうさぎたち』から多くの用語・名称を引用しているが、このインレも同作におけるウサギの神話上の存在である。
複雑な構造と巨大さゆえに立体化は極めて困難だったが、ホビーマガジン2014年9月号、AOZ3にて重要な枠割を占めるであろう[インレ]の初となる立体化プロジェクトが始動した。
電撃ホビーマガジン休刊後は不透明だが、電撃ホビーweb上でAOZの企画自体を引き継いでいる。
そして三年後の2018年9月、プレミアムバンダイ限定でモビルスーツアンサンブルとしてついに商品化を果たす。色はテスト機カラー。
ガシャポン商品としてある程度デフォルメされながらも、その大きさなんと26cm(MS形態)。付属するビグウィグキャノンⅡだけでも19cmに達するという前代未聞の商品である(ガシャポンとは一体...)。お値段16,200円(税込み、送料/手数料別)。
特徴的な頭部アンテナや可変/分離機構、格納されたたくさんのキハールⅡ、そしてハイゼンスレイⅡと、これまでかと再現されたこの商品にアースノイドたちは輝ける星を見出し、一次受注はものの数時間で完売した。
余談だが、ここ数年『AOΖ』を含めたグリプス戦役のMSに商品化のスポットが当たることが多く、プレミアムバンダイではMG「ヘイズル」や「フルドド」、HG「ウーンドウォート」、モビルスーツアンサンブル「ダンディライアンⅡ」などを商品展開していた。これらのフラグから「インレも商品化して欲しい」という冗談染みた期待もされていたのだが、まさか本当に販売すると誰が予想しただろうか...。
なお、以前発売したダンディライアンⅡと組み合わせられるようにファイバーⅡ単品で販売しようとしていたが、いざ商品化を検討するとダンディライアンⅡそのままでは強度が足りず、泣く泣くインレとして再設計したうえでの販売を余儀なくされたという。
PS4/vita用ゲーム『Gジェネレーションジェネシス』にDLCで追加参戦が決定。
XXLサイズのユニットで、同サイズでは数少ない宇宙・空中適性の両方が備わったマスターユニット向きの汎用機。高い火力、近~遠距離をカバー出来る武装に加えてIフィールド、移動用の巡航形態(変形機能)も完備。大型のガンダム系ユニットではデンドロビウムやディープストライカー以上の性能を誇る。そのためゲーム開始直後に追加しようものならバランスブレイカーと化す事は必至である。
パージ&脱出機能も有り、コアMSのハイゼンスレイⅡ(女神アンテナ仕様)が現れるはずだがパージ後は何故か通常のウーンドウォートが出現する。そして戦艦に搭載すれば元通りになる。
欠点は燃費の悪さ。何も考えずに一斉射撃や核ミサイルをバカスカ撃ってるとすぐEN切れに陥る。継戦能力を重視するなら火力・射程・消費面で優れる巡航形態の拡散ビーム砲、MS形態のキハールⅡ射出、両形態で使えるビグウィグキャノンⅡで戦っていくことになると思われる。
またインレ実装翌月にはEN消費0・チャンスステップ回数が無限になるオプションパーツ「インフィニティユニット」の実装も予定されており、装着候補の筆頭に挙がる。ただバランスは確実に崩壊するが…。
設定画通りバインダーにキハールⅡ(×6)を搭載しているがジェネシスでは武装扱いのため、単体ユニットとしては使用不可能。その分、戦闘アニメーションはかなり力が入っている。
アニメ23話に「ご注文はINLEですか」という小ネタが仕込まれている。おそらくはウサギと絡めたネタなのだろう。
掲示板
258 ななしのよっしん
2024/01/06(土) 16:03:22 ID: HbMujg9KWr
そういう小回りの効く相手をカバーするために、わざわざキハールⅡを6機も格納してるんだと思う
259 ななしのよっしん
2024/01/07(日) 21:05:38 ID: QMD9H5irVu
260 ななしのよっしん
2024/01/08(月) 08:13:26 ID: N+UMEa0gj+
インレといえどもカミーユやジュドー、ハマーンにマシュマーなどオカルトパワーを操れる連中に対抗するためには、インレのパイロットにも彼らと同等のオカルトパワーが必要だろう
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
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