ロックマン7 宿命の対決! 単語


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ロックマンセブンシュクメイノタイケツ

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「ロックマン7 宿命の対決!」とは、1995年3月24日にカプコンから発売された、スーパーファミコン用アクションゲームである。ロックマンシリーズの第7作目である。

2014年8月6日よりWiiUのバーチャルコンソールにて待望の移植版が配信。以降は各バーチャルコンソールや『ロックマン クラシックスコレクション2』に収録され現在に至る。
ちなみに、その移植以前に海外のみで発売されたPS2/GC「メガマンアニバーサリーコレクション」で他の本家ロックマンシリーズと共に収録されていた。

公式的な物ではないが、ファン達がロックマン7をそれまでのファミコン風にリメイクした作品も存在する。

概要

シリーズ第7作目にして、本家シリーズで初めてスーパーファミコンで発売された作品。

機種をスーパーファミコンに移した事もあり、グラフィックは勿論のこと、BGMや効果音といった音響面も順当な進化を遂げている。ファミコン時代とは異なり、ロックマンや8ボスといったキャラクターも大きく表示される様になった。

一方で、基本性能が向上したハードでの発売という事もあり、ストーリー面に関しても前作からパワーアップ。
キャラクター側からの観点からも、ロックマンのライバルキャラ「フォルテ」やライト博士が開発した「ライトット」といった、以降のシリーズでもお馴染みになるキャラクターが初登場し物語を盛り上げる。

ストーリー

ワイリー博士の世界征服計画を、これまで何度も阻止してきたロックマン。

両者の戦いはワイリー博士の逮捕、という形で幕を閉じた。

・・・はずだった。

ワイリー博士の身に何かあった時のために密かに封印されていたロボット達が動き出し、街とワイリー博士が収監されてい刑務所が襲撃され、ワイリー博士はロックマン達の目前で脱獄した。

ロックマンはワイリー博士を追う途中、「フォルテ」と名乗る謎のロボットに戦いを挑まれる。

今作で新たに登場した要素について

  • シリーズ初のオープニングステージ
    前作まで無かったシステムで、まずXシリーズから逆輸入されたオープニングステージを攻略する。
    オープニングステージは最初に攻略するステージだけあって、プレイヤーが操作方法を覚えるのは勿論、物語の導入を描く事によって、ストーリーに対して没入させる役割もある。
    出版社へ配布・イベント展示で使われたと思われるサンプル版(体験版)では、オープニングステージが製品版より難易度が高く『地面が崩れて穴になる』といった仕掛けが施されていた。
  • ネジを用いてのアイテム購入
    ゲームボーイ『ロックマンワールド4』『同5』にて登場した「Pチップ」を本編シリーズに逆輸入した様な新システム。ステージ中に手に入る「ネジ」を集めて「E缶」等のアイテムを購入できるようになった。
    缶アイテムもワールドシリーズ初出のW缶とS間が逆輸入された。なお缶の上限はワールドシリーズ同様E缶とW缶が4個、S缶が1個のみ。
    特定のアイテムを取ると、購入できるアイテムが増え、アイテム購入に必要なネジの数が半分になる。
  • 今作の8ボスステージ
    前述のアイテム購入同様にワールドシリーズからの逆輸入要素。
    今作の8ボスステージについて、ワールドシリーズ同様8ボスのうち最初から選択できるのは特定の4体のみ。それら4体を倒すと中間ステージに当たる博物館ステージを挟んだ上で残りの4体を選べるようになる。
  • 特殊武器をボスに当てた際の挙動
    Xシリーズからの逆輸入要素。ファミコン版シリーズでは、各ボスに弱点武器で攻撃してもダメージが大きくなるだけだったが、今作では大半のボスに弱点武器を当てた場合、固有のやられグラフィックに変わった上で大きくのけぞったりするなど、大げさなアクションを行う様になった。
    また、8ボスによっては、特定の特殊武器を当てるとボスが一時的に無敵になる、体力を少し回復する者がいる。ちなみに、ボスの体力回復は過去作の『2』にもあった。
  • 特殊武器入手画面
    今作では特殊武器を入手すると、ライト博士、ロール、ライトット」のいずれかと会話する場面に切り替わる。武器毎に複数パターンが存在している。
    どれも武器の説明ではあるが、会話の際にボケやツッコミを繰り広げたりと、テキストを見ているだけでも面白い。
  • 特殊武器の需要の拡大
    チャージショットの威力が前作迄の3から2に弱体化。火力が求められる状況では特殊武器の必要性が増した。また、特定のステージでは特殊武器の使用で作動するギミックが存在していたりと、特殊武器の需要自体も過去作以上になっている。
  • パスワードについて
    パスワードはロックマンX2シリーズと同様のシステムになった為、前作までと比べ複雑。
    その事からなのか、Xシリーズにもあった『普通なら、あり得ない状態で始まる』パスワードも複数発見されている。ちなみに『ロックマン クラシックスコレクション2』収録版では削除されているものもあるので注意。
    なお、エンディング最後の画面には、意図的に用意されたパスワードがあるが…

8大ボス(セブンスナンバーズ)

  • DWN.049 フリーズマン
  • DWN.050 ジャンクマン
  • DWN.051 バーストマン
  • DWN.052 クラウドマン
  • DWN.053 スプリングマン
  • DWN.054 スラッシュマン
  • DWN.055 シェードマン:裏技により、登場BGM、道中のBGMを変更できる。
  • DWN.056 ターボマン

その他のボス

  • フォルテ
    OPステージのラストで戦うほか、ワイリーステージ1・2で中ボスとして登場。ワイリーステージ2ではゴスペルと合体する。詳細はフォルテ(ロックマン)の記事を参照。
  • マッシュ
    博物館ステージのボス。博物館を襲撃したワイリーが時間稼ぎにけしかけてくるロボット。
    設計ミスで頭がすぐに外れてしまうという欠点があり、少しの衝撃で外れてしまう。この頭が弱点となっている。
  • ガッツマンGグレート
    ワイリーステージ1のボス。博物館に展示されていたガッツマンの標本を盗んで改造したもの。
    オリジナル同様着地時の振動で巨大な岩を落として壁に叩きつけてくる他、ロックマンに急接近して左腕でつかみ、天井に放り投げてくる。
  • ガメライザー&スポタロ
    ワイリーステージ2のボス。物資輸送用のVTOLを改造した亀型メカ。火炎放射や頭部と四肢を収納した状態での突進攻撃を行うほか、腹部の格納庫からスポタロを3体召喚する。
    スポタロは格納庫に表示された数字によって行動パターンが異なる。デンジャーラップで包んでガメライザーにぶつければ大ダメージを与えることが出来る。
  • ハンニャNED2ネドネド
    ワイリーステージ3のボス。氷河に埋まっていた所をワイリーに助けられた恩義から彼に従っている巨大機動メカ。ミサイル、レーザー、爆弾などの内臓火器による攻撃を行う。
    戦闘中は常にスクロールしており、敵の追撃をかわしながら戦う事になる。
  • ワイリーマシーン7号&スカル・トン
    ワイリーステージ4のボス。3号の設計をベースに開発された。今までのワイリーマシーンと異なり遠距離攻撃手段を持っておらず、頭頂部から射出されるスカル・トン2機とのコンビネーション攻撃を仕掛けてくる。
    設計段階で変形機構が搭載されておらず、撃破すると即ワイリーカプセルとの戦闘に移行する。
  • ワイリーカプセルは追尾機能のある光弾を4個発射した後に、着地すると左右に分裂するプラズマ弾を投下する。
    追尾弾は炎、冷気、電撃の3種類がありどの種類になるかは1個毎にランダム。電撃はダメージを食らうだけだが、炎は追加ダメージを受け続け(レバガチャで軽減可能)、冷気はロックマンが凍結して一定時間身動きが取れず、ほぼ確実にプラズマ弾の餌食になる。この追尾弾が曲者で、アドリブで避けるのは容易ではなく回避のためのパターン構築が求められる。
    E缶ごり押しに関してもストック上限が4個(S缶を含めても5個)までなので難しい。
    おそらく歴代最強クラスのワイリーと言っても過言ではないだろう。

特殊武器

今作から特殊武器にはXシリーズからL/Rボタンによる武器チェンジが逆輸入された。
順番は右から順にロックバスター→フリーズ→サンダー→ジャンク→ホイール→スラッシュ→ノイズ→ラップ→コイル→ロックバスター…となっている。

  • フリーズクラッカー(フリーズマン)…消費EN1
    結晶化させた冷気の塊を発射する。
    ファラオショットやナイトクラッシャー同様に横及び斜めの6方向に撃ち分けが可能で、地形に当たると6方向に分裂する。『1』のアイススラッシャーの様にマグマや火柱を凍らせることも可能。
    従来の撃ち分け系武器より威力が低くサンダーストライクの様に敵に命中しても分裂は発生しないためこれを狙った追撃も出来ないので火力不足が目立つ。
    分裂ギミックに対するバランス調整なのかファラオショットやシャドーブレード同様連射が出来ないので、威力との兼ね合いでDPSが大きく低下している。実際に同じような感覚で使うとあっという間にENが減っていく事は必至なので、残念ながら先輩たちの様な使い勝手には期待できない。
  • ジャンクシールド(ジャンクマン)…消費EN3
    磁力によって引き寄せたスクラップ3個を周囲に回転させバリアとして使用する武器。
    スクラップは耐久力が1個毎に設定されており、敵に一定のダメージを与えることで消滅する。
    スカルバリアー等の様に1回敵に接触するたびに貼り直す必要が無い為、脆い雑魚の多い地帯ならこれを展開したまま駆け抜けることも可能。画面切り替えによって消滅することもないので継戦能力はかなり高い。
    ただし破壊不能な敵弾(メットールFXやキョローンが放つやつ)は防げないのと、無敵判定に対してはスクラップをはがされてしまう点には注意が必要。
    リーフシールドやスタークラッシュ同様展開中に武器ボタンをもう1度推すことで射出することも可能だが、方向は射出次点でのスクラップの位置によって決定するうえ回転速度が速いため、狙った方向に飛ばすのは難しい。あくまでもシールドを貼り直すための予備動作と捉え当たればラッキーという程度に割り切るのが賢明か。
  • デンジャーラップ(バーストマン)…消費EN2
    斜め上にシャボンで包んだ爆弾を発射する。軽量級の敵は泡に包むことが出来、一定時間経過で爆発する。
    バッコーンやメットールスイムといった無敵状態になれる敵も対象なのがミソ。
    また、ロックマンが接触することで吹き飛ばすこともでき、敵に接触した場合は爆発に巻き込む。本作のガビョール枠(スパイラルガビョール)を倒せるのはこの武器のみ。
    接地状態で十字キーを下に押しながら使用すると足元に直接爆弾を置くことが出来る。普通に発射してぶつけるよりもこちらの方がダメージが大きいが、この場合はスパイラルガビョールを倒せないので注意。
  • サンダーストライク(クラウドマン)…消費EN1
    電池1000個を充電できるほどの電力を凝縮した電気弾。
    敵に命中すると上下に分裂するので、これによる追加ダメージにも期待できる。
    特定の仕掛けを作動するほか、一瞬だが暗闇を照らす効果もある。
    連射性能はないが、単発で撃てるチャージショットのような感覚で使っていける。武器チェンジで隣に位置するジャンクシールドとは得手不得手がはっきりと分かれているので、あちらの短所をいい具合にカバーできる。
  • ワイルドコイル(スプリングマン)…消費EN1(チャージ版は2)、連射数2
    前後にバネを発射する。
    方向キーと同時押しすることで跳ねる高度を調節可能。
    チャージが可能だが、その場合のダメージは1.5倍なので通常時よりも費用対効果が悪化しているのは残念。
  • スラッシュクロー(スラッシュマン)…消費EN1
    宇宙船の小惑星破壊カッターを小型化したもの。
    近接用武器なので射程は短いが威力は高く、ロックバスターで数発かかる敵をいとも容易く切り裂く。
    ただしこの武器はダメージ判定発生個所の異なる攻撃が計10回発生するという処理になっているので、敵との位置関係によってダメージに斑が出る。
    攻撃のために接近する必要も考慮すると、接触リスクを恐れずに済むジャンクシールドとの競合になるのは痛い。
  • クラッシュノイズ(シェードマン)…消費EN1、連射数2
    壁に当たると反射する超音波を発射する。
    超音波にロックマンが当たるとチャージ状態になり、威力と当たり判定が強化された超音波を発射できる。
    一見壁が無いと真価を発揮できないかと思いきや、スライディングとの同時押しで壁に反射させずとも超音波に接触してチャージ状態にすることが出来る。そういった手間を踏まずとも同等の火力を出せるサンダーストライクの壁が厚いが、ターボマンステージの中ボス2種に対しては他の敵よりも大きなダメージを与えることが出来るのでこいつらを手早く処理したいなら。
  • バーニングホイール(ターボマン)…消費EN2
    地形に沿って走る炎の車輪。
    スラッシュマンステージの木を燃やしてデルスビーの巣を瞬殺したりシェードマンステージの燭台に点火することもできる。前作のウインドストーム同様斜め下の軌道で落ちるので崖下の敵を処理する事は出来ない。
    従来の地形移動系武器に比べ威力は上がっており貫通性能を持つ。しかし壁移動及び連射不可かつ消費EN2というウォーターウェーブと共通の問題が目立ち取り回しの悪さは相変わらずなので、上述のデルスビー戦以外では使いどころが難しいのが実情。発動時に若干のラグが発生するのも使い辛さを助長する要因となる。
    ボタン長押しで少しの間車輪を周囲に待機させることが出来るので疑似バリアとして使えるように見えるが、左右の攻撃しか防げないのでそんなことをする位なら素直にジャンクシールドを使用した方がいい。
  • ラッシュコイル…消費EN2
    『4』以来の登場。概ね仕様は同じ。
  • ラッシュジェット…消費EN1(操作中一定時間毎に消費)、ネジ120
    ジャンクマンステージで拾うかビッグエディーでの購入で入手。仕様は概ね5と同じ。
  • ラッシュサーチ…消費EN2、ネジ120
    フリーズマンステージで拾うかビッグエディーでの購入で入手。
    足元のアイテムを掘り出すほか、隠し通路を発見できる。但しハズレのガラクタを掘り当ててしまうこともあるのでバクチ要素が強い。
    特定の場所では本来ビッグエディーでの購入でなければ手に入らないアイテムを掘り出す。
  • スーパーロックマン
    前半4ステージに散らばっているRUSHプレートをすべて入手することで解禁される、ラッシュとの新たな合体形態。
    スライディングが出来なくなる代わりに斜め上に跳ぶ2段ジャンプが可能になり、チャージショットが『W5』のロックンアームを彷彿とさせるロケットバスターになる。
    ロケットバスターはターボマンステージに隠されている「ハイパーロケットバスター」(ビッグエディーで購入することもできるが、必要なネジが800と非常に多い)を入手することで射程が伸びるほか、追尾機能が追加される。
  • ブルースシールド
    ブルースが所持しているおなじみの盾。特定の条件で発生するブルース戦に勝利することで貸してもらえる。
    特定の弾を防御できるが、静止状態限定かつ方向も前方に限られ跳ね返す事も出来ない。敵によってはこれを使う事で安全に倒せるケースもあるが、わざわざ立ち止まって弾を防ぐ位なら基本的にさっさと敵を倒した方がよく、無理にこのアイテムを装備する必要はほとんどない。
    ボスの攻撃はワイリーカプセルの追尾弾に限って防いでくれる…のだが、危険度の低い電撃弾のみで肝心の火炎・冷気弾は防げないというオチがついているのでやっぱり使えない。せめて全種防げるなら評価は大幅に変わっていたかもしれないが…。

関連動画

関連項目

  • ロックマン
  • フォルテ
  • Dr.ワイリー
  • 超魔界村
  • ロックマン ザ・パワーバトル…今作とほぼ同時期にアーケードで稼働していたロックマンシリーズ作品。今作のグラフィックを流用している。
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