中島裕之 単語


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ナカジマヒロユキ

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中島裕之(なかじま ひろゆき)とは、

  1. 兵庫県伊丹市出身のプロ野球選手(遊撃手)
  2. 小説家『中島らも』の本名、中島裕之(ゆうし)

である。本記事は1.について説明する。


概要

読売ジャイアンツ #5
中島宏之
基本情報
国籍 日本日本
出身地 兵庫県伊舟市
生年月日 1982年7月31日
身長
体重
180cm
84kg
選手情報
投球・打撃 右投右打
守備位置 遊撃手、三塁手、一塁手
プロ入り 2000年ドラフト5位
経歴
  • 兵庫県立伊丹北高等学校
  • 西武ライオンズ
    埼玉西武ライオンズ(2001年-2012年)
  • オリックス・バファローズ(2015年-2018年)
  • 読売ジャイアンツ(2019年-)
国際大会
代表チーム 日本日本
五輪 2008年
WBC 2009年
プロ野球選手テンプレート

愛称は「ナカジ」。

伊丹北高校では1年からレギュラーに定着。3年夏には1番投手として出場したが、兵庫大会4回戦で敗退。甲子園出場はなかった。その後ドラフト5位で西武ライオンズへ入団。背番号は56。野球では無名の公立校からの入団だった。

西武時代

2004年(4年目)、背番号を3に変更。FAでメジャー移籍した松井稼頭央の代役として高卒4年目の弱冠21歳にして常勝ライオンズのショートに抜擢される。
いきなりの一軍レギュラーはキツいだろうと思われていたがフルイニング出場し打率.287、27本塁打、90打点、18盗塁と松井の抜けた穴を見事に埋め、リーグ優勝と日本一に貢献した。


2005年は前年の成績を下回り、ショートとしてリーグ最多の10失策を記録した。


2006年は打率3割をマークしたが、エラーがリーグ最多の16に増えてしまった。


2008年は打率.331で首位打者に僅か7毛差で2位ながら四死球67を選び最高出塁率のタイトルを獲得。守備も向上し、ゴールデングラブ賞を初受賞。


2009年は第2回WBC日本代表に選出され、チームトップの打率.364、出塁率.516、7打点を記録し、二連覇に貢献。


2010年はチームリーダーとしてチームを牽引したが、リーグ優勝に僅かに届かなかった。


2011年は後半戦からキャプテンに任命される。統一球に苦しみ、6年ぶりに打率が3割を下回ったが、シーズン100打点をマークした。
オフにポスティングシステムでのMLB挑戦を表明し、ニューヨーク・ヤンキースが交渉権を獲得したが、契約合意に至らず残留。ユニフォームに寄せ書きを書かれ、胴上げまでされて残留となったため、「おかえりくん」とネタにされることに。


2012年6月には、11年目にして初の月間MVPを獲得。首位打者を狙っていたが、腰の状態が悪化した事から試合に出場できず、角中勝也に首位打者の座を譲った。オフ、FA宣言して再びMLB挑戦を表明し、オークランド・アスレチックスと2年契約で合意した。背番号は3。会見でGMビリー・ビーンのジョークを飛ばす。

MLB挑戦

2013年、オープン戦で打撃不振に加え天然芝による守備不振に陥り、さらに左太ももを負傷し開幕を故障者リスト(DL)で迎える。5月3日マイナーリーグAAAサクラメント・リバーキャッツに出場するも痛みが再発。23日に25人枠除外。その後はマイナーで調整を続けていたが、8月16日には40人枠から除外。。


2014年シーズン開幕前に40人枠入り。6日後に40人枠除外。その後サクラメントでも打てず、AA級のミッドランドに降格。しかもプレーオフに左手首を骨折。獲得したビリー・ビーンからボロクソに言われつつ、こうして中島のアメリカ生活は幕を閉じた。12月5日にオリックス・バファローズに入団した。背番号は1

オリックス時代

中島裕之2015年は開幕を4番一塁手で迎える。4月1日の福岡ソフトバンクホークス戦(福岡 ヤフオクドーム)で移籍後初ホームランを放ったが、4月22日に右太腿肉離れで二軍に降格した。二軍での調整が1試合しかなかったまま5月8日に一軍に昇格したが、今度は5月26日の横浜遠征の際にギックリ腰を発症し、二度目の二軍降格。6月8日に一軍に復帰し、6月11日の東京ヤクルトスワローズ戦でようやく本拠地初ホームランを打った。9月22日の西武戦でホームランを記録し、これにより全球団から本塁打を達成した。最終的に117試合の出場で打率.240、10本塁打、46打点に終わり、通算打率も3割を切った。オフには登録名を「中島宏之」に変更することを発表した。


2016年は安達了一が潰瘍性大腸炎にかかったため、西武時代以来の遊撃手で開幕を迎えるが、この年も故障に苦しむ。5月24日に戦線復帰し、5月28日の西武戦で通算1500本安打を達成すると、6月5日に東京ヤクルトスワローズ戦でようやくホームランを放った。その後二軍調整を経て三塁手のレギュラーに定着。8月に打率.330をマークするなど打撃が復調した。


2017年は開幕を一軍で迎え、指名打者で出場していたが、クリス・マレーロが入団してからは代打で出場することも多くなる。7月9日のロッテ戦前の練習中に鉄パイプが落下し右腰から首の辺りに直撃。病院で診断を受けたが幸い打撲で済んだ。7月28日の楽天戦で6年ぶりの満塁ホームランを記録。8月は月間打率.342、4本塁打、17打点をマークした。鉄パイプによるトラブルがあったものの、移籍後初めて1年間一軍に帯同した。オフにオリックスと契約を延長した。


2018年は代打のため出場機会を得られず、6月末に左太もも裏を負傷して戦線離脱し、8月に復帰して以降は5番での出場が多くなる。9月1日の西武戦でプロ入り初のサヨナラホームランを記録した。77試合の出場で打率.289、5本塁打、34打点に留まったが、2度のサヨナラ打を記録する勝負強さを発揮した。オフに制限を超える減棒を断って退団し、自由契約となった。

巨人時代

2018年11月22日に読売ジャイアンツへの入団が発表された。背番号は5


2019年は開幕を一軍で迎えたが、打率.171と結果を残せず、5月31日に二軍に降格。6月19日に一軍に復帰すると、その日のオリックス戦では代打で移籍後初ホームランを記録した。2003年8月11日の大阪近鉄バファローズ戦以来16年ぶりの代打本塁打で、福留孝介に並ぶ最長ブランクとなった。

その他

  • 高校時代、打撃練習の時に打球が左翼後方のテニスコートやプールに飛び込むことが多かったらしく、監督に「危ないから右に打て」と指示されて右方向へのバッティングに取り組んだエピソードは度々スポーツ中継で紹介される。
  • かつて長嶋茂雄から打撃指導を受けたことがあり、他の選手が?を浮かべる中、「長嶋さんの理論が分かった」と述べていた。
  • シーズンオフには同僚の外人選手の出身地を一人旅することもあった(2008年ベネズエラ、2009年プエルトリコ)。
  • 西武時代の選手登場テーマ曲は一部例外を除き2008年からGreeeeN『キセキ』。サビに合わせファンも一体化、テーマ曲が流れ終わると応援席からのナカジコールが特に大きくなっていた。
  • 西武時代はファンから愛情を含めて一部からやらかし守備とも呼ばれるていたが、2008年にゴールデングラブ賞を受賞。2010年には守備率リーグ2位だった。2015年からは一塁手を守っている。
  • 夏場に打撃の調子を上げてくる。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
西武 応援歌のピコカキコ一覧#13 8154
8154
オリックス 応援歌のピコカキコ一覧#1417 14411
14411
巨人 セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#111 17691
17691

成績

  • (2018年終了時点)
  • はリーグ最高、はリーグワースト。

年度別打撃成績









































2002年 西武 4 7 7 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 .143 .143
2003年 44 98 89 12 23 3 1 4 11 1 0 0 5 4 22 0 .258 .327
2004年 133 559 502 70 144 22 3 27 90 18 3 4 39 11 108 7 .287 .349
2005年 118 444 405 56 111 21 2 11 60 11 3 3 22 11 67 17 .274 .327
2006年 105 459 412 76 126 22 1 16 63 14 0 4 30 13 66 12 .306 .368
2007年 143 593 533 68 160 28 5 12 74 9 1 5 41 13 134 15 .300 .361
2008年 124 556 486 75 161 32 0 21 81 25 0 3 55 12 96 15 .331 .410
2009年 144 648 560 100 173 31 3 22 92 20 0 3 75 10 113 17 .309 .398
2010年 130 579 503 80 158 33 3 20 93 15 0 11 52 13 97 20 .314 .385
2011年 144 633 566 82 168 27 1 16 100 21 0 11 44 12 93 11 .297 .354
2012年 136 567 499 69 155 29 1 13 74 7 1 6 52 9 76 10 .311 .382
2015年 オリックス 117 483 417 43 100 10 0 10 46 1 0 1 53 12 93 10 .240 .342
2016年 96 347 314 24 91 23 0 8 47 1 0 4 26 3 54 7 .290 .346
2017年 124 489 431 36 123 19 0 9 49 0 0 5 46 7 93 11 .285 .360
2018年 77 251 225 13 65 7 0 5 34 0 0 1 21 3 38 8 .289 .356
NPB:15年 1639 6713 5949 804 1759 316 20 194 914 143 8 61 561 133 1152 161 .296 .366

年度別守備成績



















2002年 西武 三塁手 1 1 1 0 0 1.000
2003年 三塁手 20 8 20 3 2 .903
遊撃手 2 2 2 0 0 1.000
2004年 遊撃手 133 235 363 17 73 .972
2005年 112 158 267 10 45 .977
2006年 99 162 241 16 44 .962
2007年 140 209 393 20 73 .968
2008年 遊撃手 122 204 359 12 79 .979
三塁手 4 0 1 0 0 1.000
2009年 遊撃手 144 212 446 12 89 .982
2010年 129 182 365 11 72 .980
2011年 144 222 444 10 99 .985
2012年 134 236 357 18 69 .971
2015年 オリックス 三塁手 38 21 50 4 2 .947
遊撃手 2 2 3 0 1 1.000
一塁手 82 611 44 6 56 .991
2016年 三塁手 40 14 47 7 0 .897
遊撃手 5 5 13 1 2 .947
一塁手 9 83 6 0 3 1.000
2017年 三塁手 9 1 9 1 0 .909
一塁手 39 319 14 3 19 .991
2018年 三塁手 34 202 5 1 14 .995
一塁手 13 7 14 0 2 1.000
NPB 三塁手 125 52 142 15 6 .929
遊撃手 1166 1829 3253 127 646 .976
一塁手 143 1020 78 9 80 .992

タイトル・表彰

タイトル
最高出塁率 2回 2008年、2009年
最多安打 1回 2009年
表彰
ベストナイン 4回 2008年、2009年、2011年、2012年
ゴールデングラブ賞 3回 2008年、2011年、2012年
月間MVP 1回 2012年6月
その他
全球団から本塁打 - 2015年9月22日

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西武時代

オリックス時代

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関連項目

  • プロ野球選手一覧
  • MLB(メジャーリーグベースボール)
    • オークランド・アスレチックス
  • NPB(日本プロ野球)
    • 読売ジャイアンツ / オリックス・バファローズ / 埼玉西武ライオンズ
    • 山崎勝己(幼馴染み)

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