京急新1000形 単語


ニコニコ動画で京急新1000形の動画を見に行く

ケイキュウシンセンガタ

3.3千文字の記事
これはリビジョン 2541195 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

京急新1000形とは、京浜急行電鉄(京急)が保有する通勤型電車である。京急新1000形アルミ車 前面

概要

優等の快特から普通車、そして都営・京成・北総・スカイアクセス各線への乗り入れまで何でもこなす3扉車。最新形式であり、乗り入れ先の各線でもよく見られることから京急の顔とも言える。

M2ucM1uM1sM2scMuc1Tpu1Tps1Msc1

老朽化した旧1000形700形800形の置き換えとして生まれ、現在も引き続き製造されている。
なお正式な形式名は1000形であるが、かつて1959年登場の1000形が同時に存在したことから便宜上新1000形やN1000形と呼ばれている。

外観や初期車のVVVFサウンドからも分かるようにクロスシート車2100形をベースとしているが、3扉ロングシートや18mちょうどの車両全長などは都営浅草線乗り入れ協定にきっちり準拠したものである。前面は引き続き600形来のバルーン顔であるが、ワイパーカバー(ステンレス車では省略されるが当該位置は白く塗られている)には「1000 」の文字を入れ認識性を高めている。

車内には赤・ピンク系の色のモケット・袖仕切りと妻壁を採用し、2100形とは一転して暖かみを感じさせるものとなっている。ロングシートは非常に座り心地の良い(こだわりの物らしい)バケットタイプの片持ち式となった。

バリエーション

特筆事項として新1000形というグループの中に非常に多くの、そして大規模な仕様変更が存在することが挙げられる。以下にそれぞれの特徴を簡単にまとめるが、共通事項に関しては上記の「概要」段落を参照されたし。

アルミ車

MucTpuTuMuMsTsTpsMsc

最初に登場し2006年までの製造分。8連と4連があり、2100形生き写しのアルミ製の車体(全身赤で窓周りがクリーム)を持つ。

車端部に2100形と同形状モケット違いのボックスシートと補助席を設置、ドアには化粧板を貼付している。落成時期によって窓ガラスはグリーン着色かスモーク着色、行先表示機は幕かLEDといった小さな違いが存在する。

主制御機のVVVFインバーターは全てが独シーメンス製であるが、増備途中でインバータの素子がGTOからIGBTへと切り替えられた。前者は発車時に音階を奏でる「ドレミファインバーター」で、搭載車は2100形と共に強い人気を誇っている。
編成は8連と4連が存在するが、組み換えで6両を組成できる構成としたため、どちらもMT比は同じである。「歌う電車」の初期車では2100形と同じく1:1であったが、雨天時の走行特性に難があったため、インバータ素子がIGBTに変更された後期車では3:1に変更されている。

なお遅いペースではあるがこちらも走行機器(主制御装置・主電動機)の国産品への換装が進んでおり、現状4連は東芝製、8連は三菱製に換わっている。

シーメンス製GTO

8連:1009~1040 3編成
4連:1407~1416 2編成

シーメンス製IGBT

8連:1041~1072 6編成
4連:1417~1448 8編成

東芝製IGBT

4連:1401~1408 2編成

三菱製MOSFET(フルSiC適用)

8連:1001~1008 1編成

ステンレス車

M2ucM1uTuM1u'M2sTsM1sM2sc

京急新1000形ステンレス車 前面これまでの製造分とは全く異なる外観で、JR東日本E231系ばりのステンレス車体を持つ。現在製造されているのはこのグループである。新1000形でもステンレス車だけを指し「銀千」「S1000」「銀様」と呼ぶことも。

前面以外は未塗装だが、腰板を覆う赤く1条の白帯入りの広いフィルムが幕帯と共に京急車であることを強く主張している。前面は従来のものを元に、より丸っこくかわいい顔つきとなった。ワイパーカバーが省略された輪郭について、いつもの人曰く「このわずかなふくらみが(ry

走行機器は1500形のVVVF化改造車と同じ機器を搭載したため、600形以来の国産品の採用となった。
また2010年度増備車からは運転台の配置を見直し、京成線で使用される装置を追加。これらの編成は600形と共に成田スカイアクセスへの乗り入れを開始した。同時にドア鴨居部には車内情報装置(LCD)が取り付けられている。

外観だけでなくドアや窓周りなどもE231系の造りとなったり、車端のボックスシートがロングシートへ切り替わるなど質の低下も取り沙汰されるが、こだわりのふかふかロングシートは存置され引き続き好評を得ている。また鉄道ファンの間では運転室直後の展望席が無くなったと嘆く声も・・・

車体のステンレス地が剥き出しなことから「銀千」とも呼ばれるステンレス車だが、2016年3月に運用を開始した1800番台から、側面のフィルムがアルミ車と同じ赤と白の塗分けに変更され、剥き出しの部分が少なくなった。また、2016年度製造分から6連と8連では内装の変更を中心としたマイナーチェンジが行われ、車端部のボックスシートが復活した。さらに、ボックスシートの窓側には無料で使えるコンセントも設置されている。

8連

ステンレス車として最初に登場。走行機器は1500形のVVVF化改造車と同じ三菱製で、6M2Tを組む。なお2017年に登場したマイナーチェンジ車(1177~1192の2編成)では走行機器が変更され、フルSiC適用MOSFET素子を使用したインバータ装置と全密閉外扇式の主電動機(ともに三菱製)を搭載している。

6連

800形の置き換え用として2011年に登場。ステンレス車の4連と同じ走行機器で4M2Tの編成を組むが、電流値上限を上げることで同等の走行性能を確保している。なおマイナーチェンジ前の最終増備車となった2015年12月登場の1367編成のみ、走行機器が東芝製のPMSMとIGBT-VVVFの組み合わせになっている。試験搭載の一環と思われるが詳細は不明。

4連

2008年に登場。走行機器は1500形のVVVF改造車と同じ東洋電機製で、制御電動車の規則に則りつつ2両1ユニット構成の機器を搭載したため、今時珍しい全車電動車構成となったが、電流値上限は抑えられている。

2016年からは、先頭車前面に貫通扉を設けた編成が1800番台として3本製造されている。この1800番台同士で8連を組んだ場合には、幌を繋ぐことで車両間の通り抜けが可能になるため、都営線への乗り入れも可能になる。

運用

編成は8連・6連・4連が存在する。8連・4連では新1000形同士のほか、2000形1500形600形2100形とも連結可能(最大12両編成)であるため、様々な組み合わせが見られる。

8連

都営線方面への乗り入れが可能で、京急線内で普通車になることができない。そのため京急線内では都営線方面直通のSH快特(列車番号末尾がSH、快特のほか特急・急行もある)に使用されることが多く、都営・京成・北総でもドレミファインバーターが聞けるようになった。
都営・京成・北総・スカイアクセス各線においては列車番号末尾がHの列車の一部に使用される。

なお、アクセス特急運用には基本的に600形と新1000形ステンレス車(2010年度新造車のみ)が入る。

6連

直通運用には使用されず、京急線内で普通車や一部のエアポート急行として使用されている。

4連

直通運用には使用されず、京急線内で普通車と快特・特急への連結・増結車、4+4の8連で京急線内のエアポート急行として使用されている。また、4連を3本繋いで編成される優等列車も存在し当然そこにも入る。

いずれの編成も他形式と区別無く使用されるため、時刻表の上や過去の記録・動画だけで新1000形が使用される列車を特定するのは困難である。どうしても特定の車両を狙いたいのならば、当日ひたすら待つしかない。上記の全電動車編成を狙うのなら待つ忍耐とともに運も必要になってくるだろう。

関連動画

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連項目

  • 鉄道
  • 京急
  • KQクオリティ
  • 変態加速
  • 京急2100形 同車の設計の元であり多くの共通点を持つ
  • 鉄道車両一覧
  • 京急の車両
  • VVVF
  • VVVFハーモニー楽団
  • 4+4+4+2
京急保有の現役車両
800形2000形1500形600形2100形新1000形

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/13(土) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/13(土) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP